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藤田進君
只今の点に
関連してですが、
政府、内閣を代表して、官房
長官から内閣の方針を承わり、公約をされたわけですが、その中で、所管大臣が了解を得ればというようなことについて、私は実は、厚生大臣が
議運の
理事会に御出席にな
つて、
事情は承わり、その中にも、今と同様なことが言われて、私は非常に異様な感に打たれたわけでありまして、内閣の代表として官房
長官が出さないと言われた以上、特にその後における
事情の変更等、止むに止まれない
事態が起きたならば、それは所管大臣という形ではなしに、やはり内閣として、
前回の約束と異
なつた
事情が説明せられて出されるべきであ
つて、如何にも内閣の責任ではない、所管大臣の責任であるかのごとき扱いは了解しがたかつたのであります。それらの手続的な点については、今後、かような
方法はとられるべきではないと私は思うのでありまするが、この点、若しそうであるならば、そのように御釈明が願いたいし、これらの点についてお伺いいたしたいと思います。
なお続いて、次の点をお伺いいたしますが、あのときも、
審議が非常に渋滞いたしておりまする理由数々の中に、
政府の出席が、所管大臣等の本
会議並びに殊に
委員会等の出席が非常に要求
通りに行われないために遅れているという点で、なかんずく具体的な事例を挙げては、例えば戸塚建設大臣が建設
委員会には、病気ではあろうけれ
ども、出て来れない。どうしても病気で出て来れないという場合には、これに代るべき人等について、内閣は
総理大臣として考慮さるべきではないか。これらについて官房
長官は、早速これは手を打ちたい。建設大臣については病気でもあるから、これに代るべき人等についても、何とか
一つ解決をしたいという意味の御答弁がありましたが、依然として、今日何らの措置もない。伝えられるところによると、近日、小澤
衆議院議員が新建設大臣に発令せられるやにも報じられておりますが、これをいつ認証式があり、
延長国会にどのように間に合うのか、この点も併せて御答弁願いたい。
更に第三の点は、
総理大臣は非常に議院の要求を無視して出席がなかつたり、
議長の非常な御努力等によ
つて当然に出席すべきものが、そのような過程を経てこの本
会議も日程が翌日に延ばされるという
事態さえ、極く近い過去においてあつたわけですが、これらについて、何とい
つても官房
長官は御努力なさらなければならん面も多いわけで、今後
延長国会に若しなるとするならば、その間の
総理出席について、如何ように措置せられようとされているのか。現在、実は
首相外遊について緊急
質問が更に出ております。過般の答弁がないために、出ておりますが、これも
総理の出席がないだろうかというようなことで、そういうただ理由で、保留せられたような今
事態にも
参議院は立
つております。こういうことでありますから、出席せられ、且つ出席されたならば
質問に対しては的確に答えられるのが至当だと思うのでありますが、この点をお伺いしたい。
若干の事例を付加えますると、過般月曜日の
総理出席がない理由は、未だその連絡がなかつた。登院して初めて、本
会議出席の要求を聞いたので、予定がなかつたから出席できない。内閣
委員会については、事前の連絡があ
つて出るようにしているから、これは出たい。こういう事実さえあ
つて、官房
長官のところでは、必ずしも、これが事実だとすれば、
首相に対して出席の連絡というものが、スムーズに機動的に行われていないと解せられるのでありまして、これらの事例を含めて、今後の御見解を承わ
つておきたいと思います。