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宮本説明員 先般の
給与特例法につきまして、いろいろその後これを実施するための準備に
相当の時間をとりまして、先般やつとこれを実施した次第でございます。これもせつかくの
給与の特例法ができました趣旨にかんがみまして、
法律が
施行になりました六月一日にさかのぼ
つて給与の是正を実施いたしました。その実施の状況でありますが、ごく大ざつぱに申し上げまして、結局公労法
適用者の
給与まで非
適用者を引上げたということになるのであります。大体二万名
程度の非
適用者につきまして、本俸において約一千円、諸手当を加えまして約一千四、五百円
程度になる推計でありますが、平均においてそのくらいなもので非
適用者の
給与が是正されまして、ここで
適用者、非
適用者の
給与がま
つたく同じ水準と申しますか、同一のものに
なつたということに相なる次第であります。その財源につきましてはただいま御
指摘になりました
通りに、当初二億五千万円
程度これを必要とするというふうに
考えられておりましたが、実際におきましては約三億近くこれを必要とすると、所要額が三億
程度に相な
つております。この財源
関係につきましては、結果においては本年度の
予算において、
補正予算を要求せずにまかなうことができるという見通しでございます。内容をちよつと申し上げますと、三億のうち約一億二千万円
程度はちようど
適用者の期末手当の分が非
適用者と若干食い違いがありますが、これは
給与もやはり一本になりますと同様に期末手当につきましても、非
適用者の分も
適用者と同じく見てもよいというふうに
考えまして、これから〇・二五月分の約一億二千万というものを捻出いたしまして、残りの約一億八千万というものは現在の
給与に関する
予算のやりくりによりまして、これを実施するというめどがつきました。結果におきましては二十九年度
予算の範囲内においてこれを処理することができる、こういうことにな
つております。