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1952-12-15 第15回国会 参議院 郵政委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年十二月十五日(月曜日)    午前十時五十九分開会   —————————————    委員の異動 十二月三日委員河崎ナツ辞任につ き、その補欠として森崎隆君を議長に おいて指名した。 本日委員森崎隆辞任につき、その補 欠として千葉信君を議長において指名 した。   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     大島 定吉君    理事            城  義臣君            柏木 庫治君    委員            寺尾  豊君            野田 俊作君            千葉  信君   政府委員    郵政省郵務局長 松井 一郎君   事務局側    常任委員会専門    員       勝矢 和三君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○理事補欠選任の件 ○簡易郵便局法の一部を改正する法律  案(内閣提出衆議院送付)   —————————————
  2. 大島定吉

    委員長大島定吉君) 只今より委員会を開会いたします。  先ず理事補欠互選に関する件についてお諮りいたします。理事柏木庫治君が一時郵政委員辞任されたことがありましたが、そのとき以来理事一名欠員になつておりますので、この際従前の例によりまして、再び柏木庫治君に理事をお願いすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 大島定吉

    委員長大島定吉君) それでは柏木君を理事に指名いたします。   —————————————
  4. 大島定吉

    委員長大島定吉君) 次に簡易郵便局法の一部を改正する法律案について御審議を願います。本案はすでに衆議院を通過いたしまして、委員会本付託になつておる法案であります。本法案につきまして、前回に引続きまして質疑をいたしたいと存じます。
  5. 城義臣

    城義臣君 二万円の制限を廃止するという、その根拠について一つ簡単な御説明を承わりたいと思います。
  6. 松井一郎

    政府委員松井一郎君) 実は二万円の制限がどういう意味合いで付けられたのかという点については、当時の案に参画した人々に伺つて余りはつきりしたお答えは伺えないのですが、どうやらその当時司令部のほうで、そういう手数料を又たくさんやつてけつ抜けにするようなことになつては困るからというような形で持出されたというような説明もあるようでございます。まあ我々としても、一体二万円というものが如何なる意味合いで以て抑えられたかということ、まあ強いてその当時の事情を考えれば、三万円の数字的な根拠についても余りはつきりわからないのです。
  7. 城義臣

    城義臣君 まあそのくらいで結構です。更にもう一点、若し一件ごとの取扱費を値上げしたならば、その程度はどのくらいになりますか。
  8. 松井一郎

    政府委員松井一郎君) 私どもの現在とつております手数料は、大体当時一般の給与べースの六千三百円ベースですか、あの当時の給与というものを大体基準として手数料を算出した数字でございますから、当然今日の状況に照し合せますと、大体において現在の倍額程度にしたいと、かように考えております。
  9. 城義臣

    城義臣君 将来の支局の計画があるといたしましたならば、その概要についてこの際承わつておきたいと思います。
  10. 松井一郎

    政府委員松井一郎君) 私どもとしては郵便局の必要な場所にはできるだけ置いて行きたい。勿論かように考えております。併しこれには当然現在の特定局というような制度を持つて行きますと、そこに定員といつたものが形としては起きて来る。この定員というものがなかなかそう自由に得られない現状ということのほかに、やはり事業経営あり方としても極めて僅かしか事務量のないところに、定員だけは今の特定局運営という形を持つて行くのが果して事業合理的経営であるかどうかという点についても相当疑問が持たれます。そこで大体特定局設置の最低の要員の必要なような所には成るべく特定局を置いて行くが、まだ事務量のそこまでに達しないような僻地においては、やはり当分の間簡易郵便局というものを使つて行くということが事業経営の合理的なあり方ではないか、かように考えております。
  11. 大島定吉

    委員長大島定吉君) ほかに御質疑ありませんか。御発言もございませんようですから、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 大島定吉

    委員長大島定吉君) 御異議ないものと認めます。  それではこれより討論に入ります。御意見のおありのかたは、それぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います。別に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 大島定吉

    委員長大島定吉君) 御異議ないと認めます。  それではこれより採決に入ります。簡易郵便局法の一部を改正する法律案について採決いたします。本案を可とするかたは御挙手を願います。    〔賛成者挙手
  14. 大島定吉

    委員長大島定吉君) 多数でございます。よつて本案は原案通り可決すべきものと決定いたしました。  なお本会議における委員長口頭報告の内容については、先例によりまして委員長に御一任願つて異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 大島定吉

    委員長大島定吉君) 御異議ないものと認めます。  なお、本院規則第七十二條によりまして、委員長が議院に提出する報告書には多数意見書署名を附することになつておりますので、本案を可とするかたは順次御署名をお願いいたします。   多数意見者署名     柏木 庫治  城  義臣     野田 俊作  寺尾  豊
  16. 大島定吉

    委員長大島定吉君) 署名漏れはございませんか……。ないと認めます。  それではこれで散会いたします。    午前十一時十一分散会