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1952-06-07 第13回国会 衆議院 議院運営委員会 第57号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年六月七日(土曜日)     午後零時三十三分開議  出席委員    委員長代理理事 倉石 忠雄君    理事 福永 健司君 理事 土井 直作君       飯塚 定輔君    岡延右エ門君       岡西 明貞君    押谷 富三君       鹿野 彦吉君    川本 末治君       菅家 喜六君    島田 末信君       高塩 三郎君    田中  元君       田渕 光一君    中川 俊思君      橋本登美三郎君    柳澤 義男君       石田 一松君    椎熊 三郎君       長谷川四郎君    松井 政吉君       梨木作次郎君    林  百郎君  委員外出席者         議     長 林  讓治君         副  議  長 岩本 信行君         議     員 青野 武一君         議     員 岡田 春夫君         事 務 総 長 大池  眞君     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  住宅金融公庫法の一部を改正する法律案撤回  につき承諾を求めるの件  回付案取扱いの件  決議案取扱いの件  緊急質問取扱いの件  請願紹介提出期限に関する件  本日の会議議事に関する件     ―――――――――――――
  2. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 本日は議院運営委員長病気欠席のため、私が代理を勤めますからよろしく願います。  これより本日の議院運営委員会を開会いたします。  まず第一に、住宅金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、政府から撤回をいたしたいという申入れがございますので、これをお諮りいたします。
  3. 椎熊三郎

    椎熊委員 今建設委員会にかかつておるものですか。
  4. 林百郎

    ○林(百)委員 これはすでに衆議院にかかつておるものですね。
  5. 大池眞

    大池事務総長 これは、今委員会審査中の法案でありますから、政府の方で黙つて撤回できませんので、「修正し、又は撤回するには、その院の承諾を要する。」という国会法第五十九条で撤回申入れをして参つたわけであります。従いまして撤回を許すことにたりますと、撤回をするには本会議承認がいりますので、その承認を得たい、こういうことでございます。
  6. 林百郎

    ○林(百)委員 これはどういう理由で撤回するかということがわからないとぐあいが悪い。たとえば予算的措置を必要とするので、その予算的措置ができないからというのでは、われわれはむしろ撤回反対しなければなり重心んので、本件次会に延ばしていただきたいと思います。
  7. 福永健司

    福永(健)委員 これは、私が説明するのはおかしいのですが、私ども国会対策委員会で、どういう事情か、政府から来てもらつて聞いたのです。それによりますと、五分五厘の利率を六分五厘に上げるということが主たる内容だそうです。ところが諸般の事情で、今7年一年は上げないでも、安いままでいいという事情になつたので、これを撤回するということです。それならけつこうだというので、私どもはそういう意味撤回を喜んで認めよう、こういうことであります。
  8. 椎熊三郎

    椎熊委員 これは、委員会を通じてこの法案審議の経過を多少私は知つておるのですが、今おつしやつた通りなんです。この法案に対して、民間保険業者反対なんですが、ただ反対運動をしただけではいけない。政府の考えておる法律案の方に正しさが多い。そこでこの法律をつくつてもらわない代償として、保険会社保険利率を上げないという、政府保険会社の隠密な妥協というふうに聞いておる。従つて本案撤回には反対です。そうして厳密にそういうことを委員会で究明してみなければならぬ。最近政府保険業者あるいは産業界等のはなはだ好ましからざるうわさを毎度耳にしたのですが、そういうことが事実ないということを究明するためにも、本案を爼上に載せて、大いに論議をした方がいいと思うので、撤回反対です。
  9. 林百郎

    ○林(百)委員 椎熊君の言うこともにわかに信じがたいけれども、(笑声)そうかといつて自由党の方は、先ほど福永さん言われるように、事前にその事情国会対策委員会で聞いたと言われたのですが、私の方では今突然なことですから、私の方の委員にも聞かなければならぬので、もしできますれば、次会まで保留していただきたい。
  10. 松井政吉

    松井(政)委員 本件は、きようの本会議上程せずに、次会に延ばしていただきたい。
  11. 椎熊三郎

    椎熊委員 それでは次会に延ばしてください。
  12. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは、本案については次会決定いたすことにして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 御異議がありませんから、さように決します。
  14. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 次に、回付案取扱いについて御協議申し上げます。第一は、公共事業令の一部を改正する法律案について、その取扱いを御協議願います。
  15. 福永健司

    福永(健)委員 これは、もうしばらく留保していただきたいと思います。
  16. 松井政吉

    松井(政)委員 いつまで留保なさるおつもりですか。
  17. 福永健司

    福永(健)委員 なるたけ早くします。
  18. 松井政吉

    松井(政)委員 なるたけ早くということは、前会も前々会も、なるたけ早くという希望がずつと続いておるのです。しかし、早くきまりをつけなければいかぬと思うのです。次会にはできますか。
  19. 福永健司

    福永(健)委員 必ず次会ということもできないのですが、今松井君のおつしやる御趣旨に従いまして、善処いたしたいと思います。
  20. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは本案は、次回の議院運営委員会で御相談することにいたします。  次に、水産資源保護法の一部を改正する法律案について、参議院から回付されたものがありますから、それについて御協議願います。
  21. 林百郎

    ○林(百)委員 これはこの前、あなたが説明された百メートルのものですか。
  22. 福永健司

    福永(健)委員 わが党は、本案についての参議院修正同意をいたします。
  23. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 他の各党はいかがですか。
  24. 椎熊三郎

    椎熊委員 同意いたします。
  25. 土井直作

    土井委員 同意です。
  26. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは、本日これを上程するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 御異議がありませんから、さよう決定いたします。
  28. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 次に、決議案取扱いについて御相談いたしたいと思います。領土に関する決議案は、本日は保留に決して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは保留いたします。  次に、木村法務総裁不信任決議案、これも本日保留で御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  30. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは保留に決します。  次に、公明選挙推進に関する決議案小澤佐重喜君外十名から出ております。これはほとんど各党賛成されて出されておりますが、事務総長から説明を願います。
  31. 大池眞

    大池事務総長 これは自由党、改進党、社会党から出ております。公明選挙推進に関する決議案としてお手元に案がまわつておりますが、提案者の方から、正誤の申出がございます。本文の一行目に、「悪質な事前運動」とあるのを、「悪質な」を削つていただきたい。終りから五行目にある「悪質なる」も削つていただきたいという申出がございます。それだけ申出がございますから、御報告申し上げておきます。
  32. 林百郎

    ○林(百)委員 私の方は、これに反対討論をいたします。私の方は、選挙法の改正を企図しておることに反対でだざいますし、選挙運動を制限することには反対でございます。その意味で、この前立花君から討論通告があつたのですが、議長の手元まで届いてないということで、実は討論を打切られた問題もありますので、そういう問題も兼ねて、これについて討論をいたしたいと思います。
  33. 福永健司

    福永(健)委員 本案は、申すまでもなく、現実にいろいろの事前運動等が行われておりますので、一刻も早く決議をいたしまして、公明なる選挙が行われるように、そういう運動を推進したいという趣旨から、本日勢頭上程をお願いいたしたいと思います。     〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  34. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 御異議がないようでございますから、さよう決定いたします。
  35. 田渕光一

    田渕委員 この決議に対する政府側の意見の開陳は、木村法務総裁に願いたいと思います。と申しますのは、御承知通り、「悪質な」という文字を抜くことは、取締りの一線におる者が、悪質でなければ取締らぬというよう疑義を生ずるといけないことが一つであります。文字を直す上において、そういう事前運動を厳重に監視する、あるいは取締つて行くという意味からも、本日の決議を尊重されて、ただちに出先の機関に通達するよう意味からも、木村法務総裁のこの決議に対する発言を要求しておきます。
  36. 林百郎

    ○林(百)委員 本日上程けつこうですが、討論通告だけをしておきます。立花君がやります。
  37. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 討論のことについては、議事の場合に、あらためて御相談申し上げます。
  38. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それから、緊急質問が二つほど残つておるようでありますから、それについて御協議願います。
  39. 椎熊三郎

    椎熊委員 小林運美君の、肥料需給に関する緊急質問は、本日取扱つてもらいたい。
  40. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 もう一つ米国冷凍マグロ並びにかん詰輸入関税引上げに関する緊急質問がありますが…。
  41. 土井直作

    土井委員 わが党の方で出しております米国冷凍マグロ並びにかん詰輸入関税引上げに関する緊急質問は、実はこの前議院運営委員会次会にやらせるときめて、その次回の運営委員会においては、御承知通り上程法案が三十九か出ておりましたので、一応延期ようということになり、その次のときには、さらに約十七、八件ばかり出ておつたので、議事がたくさんあるから、次会上程願つてもいいということになつたのであります。そこで十四ばかり緊急質問が重なつたときに、質問の整理をしようというので、中国貿易の問題でわが党から出しておるものと、社会党二十三控室から出しておるものと一本にしたならばこれを許すということになり、わが党としては、二十三控室の方に中国貿易の問題をお譲りいたしましたが、その際緊急質問者でありました田中織之進君から、中国貿易との関連をもつて米国冷凍マグロ関税の問題についてもちよつぴり質問され、高橋通産大臣がこれに答弁をしております。従つてわれわれが聞こうとすることについては、答弁内容がきわめて貧弱であり、意に満たないものがありまするが、さらにこれを質問することはいかがかと考えまして相談の結果、この際はこれを撤回し、適当な機会にこれに対する埋め合せをしていただくという意味で(笑声)あらかじめその点を希望して、撤回いたします。
  42. 福永健司

    福永(健)委員 緊急質問の第二の方は、ただいま土井さんからお話があつたのですが、第一の方については、椎熊さんからぜひ今日というお話でございますけれども、本日は非常に議事も錯綜しておりますので、次会に御協議申し上げることにしていただきたいと思います。
  43. 椎熊三郎

    椎熊委員 来週は必ずやつてもらうということで…。
  44. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは、小林運美君の緊急質問次会に御協議を願うことといたしまして、本日は留保いたします。
  45. 岡田春夫

    岡田春夫君 緊急質問取扱いについてちよつと事務総長に伺いたい。今まで、緊魚質問でも決議案でも同じなんだけれども、ともかく決議案でも緊急質問でも、委員会付託になつておるものは、決議案の方は委員会で相当やつておるようですが、緊急質問は、委員会付託なつた場合に、議院運営委員会としてはどういう事務的な付託をされるための連絡をやつておられますか。どうも緊急質問は、委員会付託なつたままで、実質的に各委員会において取上げられないでおる。ここで委員会付託ということをきめても、実質的に付託するための方法がとられていないように思う。これは事務的にはどういう扱いをされておりますか。
  46. 大池眞

    大池事務総長 事務総長にということでありますから、私から一応御説明申し上げます。事務的な面から申しますと、決議案議案でありますので、議案を本会議上程する場合に、委員会審査省略の建前もございますし、それが委員会付託になりますれば、それが委員会にまわつて審議されることは当然ですが、緊急質問議案ではございません。先例によつて、本会議における口頭質問でございますので、緊急質問を許す場合には、議事日程変更動議によつてやるわけであります。そこで緊急質問を本会議でやらぬで、委員会でやつてくれという意味委員会付託ということになつておりますが、質問付託というのは、法律的にはあり得ないことでありまして、本会議でやらないで、委員会質問をやつてもらうようにということを、議院運営委員会ではきめたというだけだと思います。従つて提出され薫るこれこれの緊急質問は、当該委員会回付というか、付託されるというか、そちらでやつていただくようなつたからという通知は、一々出しておりません。
  47. 岡田春夫

    岡田春夫君 事務的な話は一応そういうことになつているだろうと思うのですが、少くとも緊急質問を出す場合には、議院運営委員会では、緊急度はあるけれども出さない場合もあるわけなので、少くとも提出者緊急性があるものとして出されておるわけです。それを委員会にまわす場合に、実質的に、今までほとんど委員会では取上げない状態になつておる。特に委員を出しておる場合には問題ないので、自由党の場合にはあまりないと思うが、われわれのよう委員を出しておらない場合に、問題が起つて、本会議緊急質問はやらせないが、委員会でやれと言われても、委員会委員を出しておらないために、委員外発言を認めない。従つて、実質的にはやらせない結果になつてしまつておる。そこで議院運営委員会としては、そういう問題について、今までの国会法の規定においてどうこうということよりも、実際問題として、そういう問題を善処できるように、委員会としてとりはからつてもらいたい、こういう要望をしておきます。
  48. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 承つておきます。
  49. 林百郎

    ○林(百)委員 その問題について……。
  50. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは速記をとめて、懇談に移します。     〔速記中止
  51. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 速記を始めてください。懇談をとじます。  次に、懲罰動議取扱いについて御協議願いたいのですが、これは提案者から、本日は留保してもらいたいという御要求がございますので、留保いたすことにいたします。
  52. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 次に、請願締切期日のことにつきまして御協議願いたいと思います。事務総長より御説明願います。
  53. 大池眞

    大池事務総長 請願は、この前の会議では、六日までということに一応締め切つておりましたが、会期が延長されましたので、来る土曜日の十四日まで請願を受付けることにおとりはからい願います。
  54. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 ただいまの事務総長の御報告通りにして御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  55. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 御異議がありませんから、さよう決定いたします。
  56. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 次に、本日の議事の件について御協議申し上げます。事務総長より御説明願います。
  57. 大池眞

    大池事務総長 それでは、本日の議事について御報告申し上げます。先ほど御決定になりました公明選挙推進に関する決議案を劈頭に上程するようにおきめ願いまして、まず決議案趣旨弁明をお願いいたします。これは小澤佐重事君がおやりになる予定でございます。これに対しまして、ただいま共産党の方からお話のございましたように、立花敏男君の反対討論通告がございます。
  58. 土井直作

    土井委員 それはやめたらどうですか。
  59. 林百郎

    ○林(百)委員 土井君のお話でありますが、やはり選挙の問題については重要な関心を持つておるわけで、名前を出しては恐縮ですが、田淵君から、立花君の討論は自分も聞きたいということまで、この前の会議のときに場内で言つて来ておるわけです。従つてこの法案に対する討論もできなかつたし、それをも入れて、われわれの選挙に対する考えも入れて、この選挙についてやらしてもらいたい。
  60. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 討論時間は五分ですか。
  61. 林百郎

    ○林(百)委員 そんなことはない。従来通りきめていただきたい。それはわれわれの方も協力するけれども……。
  62. 福永健司

    福永(健)委員 この前、共産党がそんなに何にでもやれば、五分にせよという議論もあつたから……。
  63. 大池眞

    大池事務総長 そこで本案については、立花敏男君から討論がございます。  それから、先ほどおきめ願いました水産資源保護法の一部を改正する法律案回付案、これの承認ということで御決定を願います。  それから議事日程に入つて参ります。議事日程の第一の決算は、決算委員長中垣國男君が御報告になりまして、これに対しては井之口政雄君の反対討論通告があります。
  64. 林百郎

    ○林(百)委員 今の立花君のお話もありますから、これは私の方はとりやめておきます。そのかわり、立花君の方は十分にお願いします。
  65. 大池眞

    大池事務総長 そうしますと、日程第一については、討論はございません。
  66. 椎熊三郎

    椎熊委員 賛否はどうですか。
  67. 大池眞

    大池事務総長 これの反対は、改進党、社会党共産党反対でございます。
  68. 土井直作

    土井委員 社会党二十三はどうですか。
  69. 大池眞

    大池事務総長 社会党二十三は聞いておりません。
  70. 福永健司

    福永(健)委員 日程第二は、この前も問題になりまして、上程するということに相なつてつたのであります。あらかじめ若干の会派の方に連絡をいたしまして御了解をいただいたのでありますが、本日だけは、ちよつと延期をさせていただきたいと思います。
  71. 椎熊三郎

    椎熊委員 私は、この法案扱いに非常に疑義を感じておるので、強く主張して、きよう日程に載せていただいたのですけれども、その後の自由党党議決定に至るまでの内情等を多少漏れ聞いております。この法案賛否が結果においてどうあろうとも、国会のルールにおいて、正常の形において審議されて行くということが念願なんです。そのためには上程を遅らせることはいかぬ。それで、本日日程に載つたけれども、なお新聞等に伝えられるように、了解に苦しむよう扱いをされるのは困るので、御反省を願いたい。それでないような、適当な方法審議を進められるために、本日は留保したいという御趣旨ようでありますから、私は取急ぎ上程を望みましたけれども、本日留保いたすことに賛成いたします。なるべく円満に党議をまとめてやつてもらいたいと思いますから…。
  72. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは日程第二は、本日は留保いたします。  次に日程第三について。
  73. 福永健司

    福永(健)委員 日程第三は、本日委員長において支障がありますので、本日は御延期を願いたいと思います。
  74. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 日程第三は、福永君の申入れ通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  75. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 御異議がありませんから、日程第三は本日は延期決定いたします。
  76. 大池眞

    大池事務総長 そこで、日程第四は建設委員会の案でありまして、共産党反対でございますが、別に討論はございません。  日程第五、第六は、法務委員長佐瀬昌三君が御報告になりまして、これに反対討論として加藤充君がございます。――なお先ほどの、二十三控室態度の聞いてない点は、当時御欠席のために態度はまだきまつておらぬそうです。  日程第七は、文部委員長竹尾弌君が御報告になりまして、共産党反対でございますが、討論はございません。  日程第八、第九、第十の三案は、一括して外務委員長の御報告けつこうなんですが、日程第八の、中華民国との平和条約の締結について承認を求めるの件は討論がございます。九、十は討論がございません。そこでこれをわけて、八だけ先に片づけて、九、十をその次にやつていただく方がけつこうだと思います。そこで日程第八についての討論は、お手元に書いて差上げてありますように、反対戸叶里子君、次に賛成佐々木盛雄君、反対の林百郎君、賛成山本利壽君、反対勝間田清一君と黒田寿男君、それだけの通告がございます。
  77. 林百郎

    ○林(百)委員 第八は、条約の関係で、日本の外交政策としては最も重要な問題であります。そこで昨日の委員会で、自由党佐々木盛雄君ですか、この重要な問題に対する討論は、どうしても十分ではできかねるということを言つて委員会討論も、佐々木君はたしか二十分近くかかつておるようであります。これについては少しくらい時間が超過しても、壇上からおろすなんということのないよう扱いをぜひしてもらいたいと思います。
  78. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 討論時間の点については、あとで一括して御相談いたします。
  79. 福永健司

    福永(健)委員 ただいま事務総長報告でありますと、勝間田君及び黒田君、両方名前を言われたのでありますが、これはいろいろ議論するまでもなく、今までたびたび繰返されたことでありまして、小会派の諸君は一括してということですから、どなたか一人にまとめていただきたいと思います。
  80. 岡田春夫

    岡田春夫君 今福永君のお話があつたが、講和条約の問題は、この前サンフランシスコ条約の場合においては、きわめて重大な条約だというので、各党討論をやつておるのであります。そう長い時間でもないわけですし、十分くらいのことですから、ぜひこの際二人に、両方にやらしていただきたいと思います。
  81. 林百郎

    ○林(百)委員 どうでしようか。重要な案件ですから、二人にやらしたらどうですか。
  82. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 ちよつと懇談をいたします。     〔速記中止
  83. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 速記を始めてください。懇談をとじます。  日程第八の討論者については、小会派二名と出ておるのを、一名にまとめていただくことに懇談決定いたしましたので、そのようにお願いいたします。
  84. 大池眞

    大池事務総長 それから日程第九、第十は一括して仲内憲治君が御報告をされます。九、十は討論はございませんが、九に共産党社会党三十三控室労農党反対でございます。十は共産党反対でございます。  それから日程第十一、第十二は一価いたしまして、大蔵委員長佐藤重遺書報告をされ、共産党反対でございますが、討論はございません。  日程第十三、地方自治法の一部を改正する法律案と、日程第十四の警察官等に協力援助した者の災害給付に関する法律案は、一括しまして地方行政委員長金光義邦君が御報告をされることになつております。日程第十三に対しましては、修正案門司亮君から出ておりますので、委員長報告あと修正案趣旨弁明門司亮君にお願いいたしまして、それに対して討論を続けて参ります。討論はお手元にありますように、賛成討論の方が先になります。床次徳二君が賛成討論反対討論として大矢省三君、立花敏男君、八百板正君、これだけの討論通告がございます。討論が終りまして採決に入るわけでございますが、採決は十三と十四を別々に採決いたします。十三については、まず第一に門司亮提出修正案について採決いたします。その修正案の中に、委員会報告共通部分がございますので、その共通部分を除い上門司亮君の修正案採決し、その次一共通部分だけを拾つて採決をし、第三番目に共通部分以外の委員会修正採決いたしまして、それで修正に関するものは終りますから、その次に、最後に原案について採決をいたします。結局四回になります。
  85. 椎熊三郎

    椎熊委員 委員長報告修正なんですね。
  86. 大池眞

    大池事務総長 修正です。そこでただいまの採決の四回並びに第八の採決方法を、起立にいたしますか、どういたしますか、御決定を願います。
  87. 椎熊三郎

    椎熊委員 日程第八、日華条約承認を求める件は記名投票で、あと起立でいいじやないですか。
  88. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 ちよつと懇談いたします。     〔速記中止
  89. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 速記を始めてください。懇談をとじます。  日程第八の採決起立採決あと全部起立採決ということに懇談中まとまりましたから、そのようにお願いいたします。なお討論時間は十分以内にお願いいたします。
  90. 林百郎

    ○林(百)委員 さつきも一言つたように、佐々木君も十分ではできないと言うのですから…。
  91. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 佐々木君も十分以内でおやり願うようにいたします。
  92. 林百郎

    ○林(百)委員 佐々木君が超過しら、それではわれわれの方も認めてもらいたい。そんなに長くかかりませんから……。
  93. 福永健司

    福永(健)委員 十分以内でやりましよう
  94. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 討論時間は、十分以内にお願いいたします。
  95. 大池眞

    大池事務総長 それから緊急上程をぜひ願いたいというのが一件ございます。水産委員会から上つております漁船乗組員給与保険法案を緊急上程願いたいという申入れがあります。
  96. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 ただいま事務総長の御報告にかかる水産委員会の漁船乗組員給与保険法案は、上り次第緊急上程をいたすことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  97. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 御異議がありませんから、さよう決定いたします。  それでは本日の議事の件は、ただいま事務総長報告通り了承するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  98. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 御異議ありませんから、さように決しました。
  99. 林百郎

    ○林(百)委員 実は有力新聞紙によると、国会法を本会期中に改正するということで、石田議院運営委員長倉石忠雄氏、椎熊三郎氏、土井直作氏らの間で討議を続けておるということであります。憲法改正も、三分の一でできるということまで御相談されておるそうであります。こういう事実があるのかないのか、なお風評でありますが、いわゆる麻雀仲間なるものがあつて――これは事実と違つてつたらお許し願いたいのでありますが、そんなところでこんな話も出たとか出ないとか、そういうことも聞いております。これは風評ですが、いずれにしても、このような重要な問題について、有力紙に出ているようなことをされておるのか、されていないのか、その点を伺いたい。
  100. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 本題でないようでありますが、私の名前が出ましたので、私からお答えいたします。麻雀仲間云々、憲法改正云々ということについて御相談出いたしておることはありません。
  101. 林百郎

    ○林(百)委員 ただいまのことについ     〔「そんなことを聞く必要はない」「聞いてやつたらどうか」と呼ぶ者あり〕
  102. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 それでは懇談に移します。     〔速記中止
  103. 倉石忠雄

    倉石委員長代理 速記を始めてください。懇談をとじます。  本日の本会議は一時五十分より開くことにいたします。次回の議院運営委員会は、来週火曜日午前十一時、本会議は定刻より開くことにいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後一時二十五分散会