○
家坂政府委員 御
承知のように、
水産業界といたしましては、非常に
金融に目下悩んでおるような
状態であります。ことに
零細の
漁業を営んでおりまする
沿岸漁業といたしましては、その度合いが特に強いのでありまして、私
どもも何とかしなければいかぬと
考えておるわけでありますが、先ごろから行われております
漁業手形の
制度にいたしましても、
漁業者自体が非常に
経営に悩んでおるために、その
資金の積立てさえも予定の六割そこそこであるというような非常に弱い
状態に置かれておるものでありますので、この
手形制度も非常に
活用がにぶつておるのであります。そうしたことからいたしまして、目下のところ
唯一の
零細漁民の
金融のベースでありますこの
漁業手形を、何とか
強化できないものであろうかというふうに
考えておつた次第でありますが、今度本
委員会におかれまして、
漁業手形の
法制化並びにその
強化を目途といたしまして、法案を御提出に相なるやに聞いておりますが、非常にこれは適切な措置であると私
どもは
考えておる次第であります。ぜひこれを
法制化していただきまして、
漁民のために
金融の円滑を期していただきたい、かように
考えるのであります。