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1950-03-10 第7回国会 参議院 議院運営委員会 第34号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年三月十日(金曜日)    午前十時十一分開会   —————————————   委員の異動 本日委員中野重治辞任につき、その 補欠として兼岩傳一君を議長において 指名した。 本日委員岩傳一君辞任につき、その 補欠として板野勝次君を議長において 指名した。   —————————————   本日の会議に付した事件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○三月労働攻勢に対する政府の方針に  関する緊急質問の件 ○食糧政策に関する緊急質問の件 ○自由討議に関する件 ○中小企業実態に関する実情調査の  ための議員派遣要求の件 ○英国の対日講和に関する緊急質問の  件 ○公聽会開会承認要求の件 ○公共企業体労働関係法第十六條第二  項の規定に基き、国会の議決を求め  るの件に関する件   —————————————
  2. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今から議院運営委員会開会いたします。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 初めに、委員変更の件をお諮り申上げます。緑風会の方の大蔵委員來馬琢道君、経済安定委員藤井丙午君が辞任されて、その後任大蔵委員藤井丙午君を、文部委員來馬琢道君を御指名願いたいというお申出が出ております。それから共産党から、議院運営委員中野重治君が辞任されて、後任に兼岩傳一君を御指名願いたいというお申出が出ております。それから自由党から、在外同胞引揚に関する特別委員城義臣君が辞任されて、後任池田宇右衞門君を指名されたいというお申出が出ております。それから民主党から、選挙法改正に関する特別委員鈴木順一君、伊東隆治君が辞任いたしまして、小林勝馬君、鬼丸義齊君を後任に御指名願いたいというお申出が出ております。それから社会党から、運輸委員中村正雄君、電気通信委員藤枝昭信君が辞任されて、電気通信委員中村正雄君を、運輸委員藤枝昭信君を御指名願いたいというお申出が出ております。これらの委員変更に御異議がないかどうか、お諮り願いたいと思います。
  4. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 委員変更につきまして、只今議事部長から御報告ありました通り変更することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議なしと認めます。   —————————————
  6. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 森下政一君から、三月労働攻勢に対する政府の対策についての緊急質問を許可して貰いたいとのお申出があります。如何取計らいますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 許可することに御異議ないと認めます。  それから羽生三七君が、食糧政策に関して緊急質問をしたいというお申出がございます。如何取計いますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  9. 大隈信幸

    大隈信幸君 この際お諮りして頂きたいのでありますが、この間から自由討議をどうするかという問題が出ておつたわけですが、たまたまこの十二日の日曜日でございますが、渡米議員団が帰朝されるわけでありますので、自由討議の時間を利用して、渡米議員団の各位から御報告というような形で、議員派遣ではありませんから、正式には御報告というわけには参らないわけでありますから、自由討議の形で報告して頂いて、そうして議員からそれに対する質疑をしたいと思うのでありまして、その点を一つお諮り願いたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)できれば、それは水曜日の定例の十五日にして頂けたら結構と思います。
  10. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今大隈君のお申出、お聞きの通りでありますが、如何取計らいますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  12. 河野義克

    参事河野義克君) 只今議員派遣要求書が出て参りまして、これは期間が三月十一日から十五日までとなつております関係上、この議院運営委員会で御承認になればすぐ処置しなければなりませんので申上げます。通商産業委員長高橋啓君から、中小企業実態を現地の調査し、法案審査の参考に資するという意味から。境野清雄君を三月十一日から十五日まで宮城県、福島県、山形県に派遣したいというお申出であります。費用は六千円であります。  尚このことにつきましては、本会における議員出席励行に関しまして、議員派遣については一般に嚴格に扱つた方がよいのではないかという御意見もあり、議員出席励行に関する事務局具体案として、各会派に御検討を願つておりますうちにおきましては、今回の議員派遣原則として止めたらどうかというような案も出しておるわけでありますが、この中小企業の問題をお含みの上で、この議員派遣をどうなさるか、御審議願いたいと思います。
  13. 山下義信

    山下義信君 私は大体原則として、国政調査ということは非常に重要だと考えて、議員出張調査というものは、自分としては是認する考えを持つておるのでありまするが、今議事部長の言われましたように、今会期中は成るべく派遣しないようにという申合せがあつたということでありますが、ただ一人だけ通産委員の中から視察に行くということ、それから又その視察地もそういう府県を選んだということは、ちよつと自分には納得できないのですが、極めて緊急調査を要する何か事柄があつてというならば異議ございませんが、これはどういうわけでございましようか。前例がないのですが、こういう問題で一人だけ議員が行くということはどういうわけなんですか。どういうわけでそういう視察地を選んだかということが、納得できないのです。
  14. 左藤義詮

    左藤義詮君 中小企業の問題ですと、私はもつと非常に緊急なところがあると思うのですが、特にこの県を選ばれた理由、ちよつと委員長選挙区も入つておるようですが、そういう点は一人だけの委員ということはどうかと思うのですが……
  15. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 委員長がお見えになりましたから、委員長から説明を求めたら如何かと思います。
  16. 高橋啓

    委員外議員高橋啓君) かねて本委員会では、中小企業調査に関する事項について御許可を得ておつたのでございますが、その一環の計画の中でこちらの方が、前の大阪等の地区から北陸等調査のとき、行きかねておつたのです。今度中小企業問題が非常にやかましくなつたことと、中小企業等協同組合法の一部改正、それから末端金融事情が、中小工業その他の金融に関連して、いろいろ地域によつてまちまちなんですが、特に東北地方が非常に金融が不円滑になつておる状況が多いのでここに調査が残つたことと、もう一つはそういう意味で、特殊な地域として過般全国の大会のときに地方の要望がありましたので、ここに派遣することにいたしたのであります。そうして本委員会は、来週の木曜日まで開会しないのであります。今大体来ている法案は今日の本会議に出す外は、実はまだこちに参つておりませんので、その委員会のない期間を大体利用いたしまして派遣をすることになつておるのでありますが、一人の問題は、まあ專門員が附きまして調査をすることにいたしておつたのでございます。
  17. 山下義信

    山下義信君 ちよつと速記を止めて下さい。
  18. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を止めて下さい。    〔速記中止
  19. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を始めて下さい。  通商産業委員長から申出の、議員派遣要求の件は、承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  21. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 深川タマヱ君から緊急質問要求がございます。
  22. 河野義克

    参事河野義克君) 只今私の手許に深川タマヱさんから英国の対日講和案について、という緊急質問の御要求がございました。要求大臣は首相であり所要時間は十五分、深川さんといたしましては今日おやりになりたいお気持だそうであります。尚森下さんやなんかのは今日おかけして今日決まつたわけでありますけれども、事実上は昨日出ておりましたので、今日は小委員会で決まつたことを慮つて政府に交渉はしてありますけれども、こういう件についてはまだ政府に交渉してないわけであります。今日出たものについてお諮り願つておるわけで、そういうこともお含みの上で……。
  23. 左藤義詮

    左藤義詮君 事案の内容は、英国の対日講和案ということは昨日の新聞に出ておりましたが、在外公館を持ちません政府としては新聞等が相当の材料になるでありましようが、新聞に出たからといつて直ぐ本会議緊急質問に取上げるということは……、これは外務委員会等で扱つて頂いて……、新聞に出ておることをやるということは……、果して本会議質問すべきことでしようかどうでしようか。もう少し自重をしてお考えなさる余地はないものでしようか。(「同感」と呼ぶ者あり)
  24. 深川榮左エ門

    深川榮左エ門君 今日深川さんが緊急質問をすることは、これは今日言つて今日質問することなんですが、一応これはいいことと思います。対日講和に関する質問につきましては日本の非常に重大な政策でありますから、是非お願したいという工合に思つております。
  25. 小川久義

    小川久義君 承認することに……、やつてつたら……。(笑声)
  26. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今小川君から発言がありましたが……。(「異議なし」「默つとるよ」と呼ぶ者あり)小川君の御発言に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。それではしばらく休憩いたしまして、議事が済みましたならば改めて一つ再開することにいたします。    ——————————    午前十一時四十七分開会
  28. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今から議院運営委員会を再開いたします。
  29. 門屋盛一

    門屋盛一君 非常に緊急な問題があるので議長に質して置きたいのですが、大体緊急質問を許すか許さんかということはこの間から非常に問題になりました。そうして緊急質問というものは各会派が責任を持つて緊急であると認めて、それを又議院運営委員会で以て検討して許して本会議発言になり、そのときの出席要求大臣が全部揃わなれけば始められないというようなことでは、議事運行に差支えるということで、大臣が来なくても政務次官が来て要旨を聽いて、次の本会議で次に当該大臣出席した場合に答弁するということになつておると私は思います。ところが本日の本会議場において、一昨日の我が党の油井議員緊急質問に対して大蔵大臣答弁が残つている。労働大臣答弁も残つている。大蔵大臣出席されているから当然答弁があることと思つてつたところが、議事部参事を通じて大蔵大臣答弁の用意をしておらんから、この次の機会にして貰いたいという申入があつた。これは不当だ。とにかく緊急性を持つて質問したものに対して、次に出席した大臣答弁できないというようなことはいかんということを繰返しましたところが、そこまではまあいいと思うのです。ここが問題なんです。議事部参事が又油井議員のところへ来て、では答弁しますから質問要項を知らして呉れと言つた。ここは私は問題になると思う。そういうことでいいものですか。とにかく熱心に国の政治を考えておるのであつて政府にあれだけの手足がいるのですから、速記録を調べるなり、大体政務次官出席しているのが参議院に対する礼なんだ。それを政務次官出席しておらんで、その間際になつて質問者にもう一回質問要旨を知らしてくれと、取次いで来る参事参事である。これで民主国会が完全な運営ができるかどうか。これに対する議長の所見を伺いたい。
  30. 松嶋喜作

    ○副議長松嶋喜作君) 副議長代理でいいのか……
  31. 門屋盛一

    門屋盛一君 代理でもいいんですが更に附加します。それはこのことに関して間髪を入れず本会議議事進行でしようといたしましたら、それに泡食つて、どこから探して来たか知らんが、質問要項を探して盛んに、大蔵大臣は議席で答弁をして、答弁はするから議事進行はこらえてくれということが、議事部がら話があつたのです。では議運で申上げるということにして、実はこれは本会議でやることだつたんですが、議長の体面を考えて委員会に持つて来たわけです。議長としては本日御答弁ができなければ、副議長議長と御協議の上で……。こういうことなんです私は前から言つておるように、常に事務局政府の肩を持つて議員を馬鹿にしている。これくらい馬鹿にしている事実はないと思うのです。本会議速記者を連れて議員発言していることを、その事前になつて質問要項を知らしてくれと事務局が取次ぐなんということは、これくらい馬鹿なことはないと思うのです。取次ぐこと自体が私には分らない、このことをはつきりしてもらいたい。
  32. 松嶋喜作

    ○副議長松嶋喜作君) 副議長としては門屋さんの御主張の通り全面的に賛成でありまして、それは門屋さんが言われなくても自明のことだと思いますけれども、併しやはり議長と相談して議長の御発言によつてこのことを確認した方が、更に権威があると思いまするから、これはよく相談いたしまして後刻議長から直接お答えすることにいたします。   —————————————
  33. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 次は辞任及び補欠の件についてお諮りいたします。
  34. 芥川治

    参事芥川治君) 議院運営委員会の兼岩傳一君、決算委員会板野勝次君から辞任の願いが出ております。尚補欠といたしましては、議運板野勝次君、決算委員会の兼岩傳一君のお申出があります。
  35. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今事務次長から御報告申しました通り承認することに異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  37. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 労働委員長から公聽会開会承認要求書が提出されております。その件につきましてお諮りいたします。
  38. 宮野完孝

    参事宮野完孝君) 労働委員長山田節男君より、目下予備審査中の夏時刻法の一部を改正する法律案につきまして、昭和二十五年三月十七日公聽会開催要求が出ております。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  39. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それじや承認することに御異議ないと認めます。   —————————————
  40. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 裁定問題に関する件を議題に供したいと思います。
  41. 石原幹市郎

    石原幹市郎君 この問題も大分長くなりまして、論議も大体畫きかけておるような気もするのでありますが、この際この取扱をどうしたらいいかということについて、一応懇談会のような形式にしてここで相談いたしまして、この取扱を決めるようにしたらどうかと思うのでありますが、この点一応お諮り願いたいと思います。
  42. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今聽きの通り石原君から懇談会形式議事を進行したらどうかというお申出がありましたが、如何取計らいましようか。
  43. 佐々木良作

    佐々木良作君 懇談会をやつてみたらいいかと思うのです。そういてまとまればいいし、まとまらなくて元に戻つてももともと通りでありますから、一応懇談会をやつてみたらいいと思います。
  44. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 懇談会に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  45. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。じや懇談会に入ります。 (「速記はどうする」「あつた方がいいよ」「悪かつたら取消す」と呼ぶ者あり)それじや速記は続けて……。(「速記のない方が話しいい」と呼ぶ者あり)それじや速記を止めて下さい。    午前十一時五十六分速記中止    ——————————    午後零時四十分速記開始 委員長竹下豐次君) 速記を始めて下さい。本日はこれで散会いたします。    午後零時四十一分散会  出席者は左の通り。    委員長     竹下 豐次君    理事            中川 以良君            左藤 義詮君            大隈 信幸君            鈴木 直人君    委員            大野 幸一君            中村 正雄君            山下 義信君            石原幹市郎君            門屋 盛一君           深川榮左エ門君            加賀  操君            小宮山常吉君            板野 勝次君            佐々木良作君            小川 久義君   委員外議員    通商産業委員長 高橋  啓君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     松嶋 喜作君   —————————————   事務局側    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮野 完孝君   法制局側              法 制 局 長 奧野 健一君