2021-08-18 第204回国会 衆議院 内閣委員会 第35号
私は、日本のコロナ対策の遅れの最大の原因は、SARS、MERSに対応できなかった当時の研究体制にあると思っています。我が国にBSL4が存在していたにもかかわらず、住民の反対のため稼働させられずに放置していたことに、その遠因を見るような気がいたします。 そこで、長崎のBSL4は、住民の理解を得るために、これまで二百回にわたる丁寧な説明会を行ってきました。
私は、日本のコロナ対策の遅れの最大の原因は、SARS、MERSに対応できなかった当時の研究体制にあると思っています。我が国にBSL4が存在していたにもかかわらず、住民の反対のため稼働させられずに放置していたことに、その遠因を見るような気がいたします。 そこで、長崎のBSL4は、住民の理解を得るために、これまで二百回にわたる丁寧な説明会を行ってきました。
台湾は、二〇〇三年の重症急性呼吸器症候群(SARS)で三十七人の死者を出した教訓から国際感染症の防疫を極めて重視しており、新型コロナウイルス発生直後から検疫体制の強化や感染症指揮センターの設置の他、マスクの生産増強や流通管理などを先駆的に実践してきた。こうした迅速な取り組みによる成果は、世界が注目するところとなっている。
これはSARSとMERSのときも同じことが起こっているんです。日本ではそこまで広まらなかったんですが。 だから、申し上げたように、今、厚労省が自治体でも動こうとしているところの足かせになっているという状況の中で、さっき申し上げたME、CFSとの関係調査も、アメリカでは一千億ドルを使って今やろうとしています。世界は動いています。という中で、日本はまだ勉強しますという状況なんです。
○国務大臣(田村憲久君) まだ、コロナウイルスの名称、これ、WHOはSARS―CoV―2という名前まだ使っているんだと思うんですが、委員のおっしゃられる意味合いというのは、おぼろげながら私も何となく分かるような気がするんです。 ちょっとこれ、感染症学の専門家の皆さんにも一度諮らさせていただきます。
第二次大戦以降に発生したオイルショックやイラン・イラク戦争、アジア通貨危機、SARS流行、世界金融危機などを凌駕し、歴史的に前例のない落ち込みとなっており、具体的には、二〇一九年と比較して二〇二〇年は世界全体で提供座席数が五〇%、旅客数が六〇%減少し、二十六億九千九百万人分の需要が失われたと国際民間航空機関が報告がありました。
二十一世紀に入りまして、SARS、MERSに続きまして、二十年間で三度目のパンデミックが起こっております。気候変動や無秩序な開発による生態系の変化、人と野生動物の距離の変化が要因と指摘されております。そして、社会の格差の拡大によって、貧困層や弱者への影響が大きくなっております。したがって、いずれの問題に対しても、高い危機意識と実効性のある対策が必要であります。
三年ほど前、中日新聞の記事で私も見ましたけれども、感染研がSARSに対するワクチンの開発をしたいと言ったら、厚生労働省が却下した、そういった記事がございましたね。やっていれば全然違ったと思います。 それで、メッセンジャーRNAワクチンに関して申し上げると、二〇〇〇年以降に発表されたメッセンジャーRNAワクチンに関する論文は、日本は実は僅か一編です、大臣。
これは四月十五日に出たものですけれども、新SARS―CoV―2のエアボーントランスミッションですね、空気感染を支持する十の科学的根拠というのが出ているわけであります。 ちょっと今日は時間がないので、本当は、時間があったらこれを紹介してゆっくり議論したいなというふうに思っているんですけれども、大変説得力がある中身なわけですけれども、これについて、厚労省の見解についてお伺いしたいと思います。
そういうものに対応するにはやはり国内メーカーの方がより迅速に対応できますし、技術を持っているということは、このコロナだけではなくて、次のやはり新興感染症等々に対しても技術があるから作れるわけでありまして、今それぞれ世界のメーカー競い合っておられるのも、やはりそれは、それこそSARSでありますとかそれからエボラ等々のいろんな研究、薬を開発するいろんな知見というものが役立っているわけでもありますから、そういう
それから、もちろん、これは一年で終わるか、一回ワクチンを打って終わるかというのはまだ分からないわけでございまして、インフルエンザのように、毎年ワクチンを打っているような、そういう疾病もございますので、やはり、技術を持っておるということは非常に重要であろうということと同時に、次の感染症に向かっても、そういう技術基盤が国内にあるということ、先ほど申し上げましたけれども、海外はエボラやSARSでそういう技術
それから、やはり新しい技術という意味からすると、例えばSARSでありますとかエボラ出血熱、こういうものの開発を今言われたような新たな技術でもう既にデザインして進めておった、そういう海外の事情がありまして、日本はそういうところが進んでいなかった、こういうこともあろうと思います。
鶏卵ワクチンでありますとか細胞培養ワクチン、こういうものはいろんな形で準備しておったんですが、やはり、今回の場合、メッセンジャーRNAでありますとかウイルスベクターでありますとか、そういう最新の技術を持ったもの、これはエボラでありますとかSARS等々の経験で欧米は開発に着手をしておられました。ノウハウが蓄積しておると。こういうものが比較的早くワクチンの開発につながったんだと思います。
○国務大臣(田村憲久君) ワクチンという意味では、委員おっしゃられましたとおり、まあSARSでありますとか、MERSもそうかも分かりませんが、あとエボラ、こういうもので、やはり欧米等の製薬会社はいろんな研究のデザインを作ってやっておられたと。
過去には、重症急性呼吸器症候群、いわゆるSARSの流行時も含めて、水際の第一線では常に職員への危険が伴っていると考えます。仮に、税関でクラスターが発生するなど税関職員が大量に罹患した場合、水際での取締りに支障を来し、安全、安心をつかさどるディフェンスラインが崩壊して、不正薬物ですとかテロの危険性が更に高まる事態も起こり得るのではないかなと心配します。
だから、今まさに、このコロナというのはSARSパートツーと言われていて、今度はMERSパートツーも来るかもしれませんし、そのときに、密から疎へということをやらなきゃいけないときに、政府機能とかパブリックの機能をデジタル空間に移しておけば、地理的制約がなくなるので、分散化が図れるんですよ。
また、以前流行したSARSに目を向けますと、こちらはハクビシンから広がったという説があります。 中国の食習慣などの習慣がすぐに変わることは予想しにくいと考えますと、今後も中国発祥の動物由来の感染症、発生する可能性があると思うんですが、これについて厚生労働省の見解を教えてください。
先ほど申し上げたSARSのときを振り返りますと、中国は野生動物の食肉に関して見直しと禁止を世界に約束したのに、結果的に何も禁止ができておらず、現在に至るのではないかと思います。今後も、中国内の動物由来の感染症の発症が続くことに関して警戒を訴えていきたいと思います。 さて、国際社会で日本の地位向上を考えていく上で、国際機関に目を向けたいと思います。
今のこの新型コロナウイルスの起源について、WHOの調査団の報告自体まだ出ておりませんので確たるところを申し上げることできませんけれども、委員御紹介いただきましたように、これまでにもSARSですとか鳥インフルエンザですとか動物を起源とすると考えられる感染症、世界中で起きております。
最初は、上海市公共衛生臨床センターと、それから武漢の中心病院、セントラル病院、それから武漢市のこの衛生局が合同で調査を行った結果、湖北省武漢市華南海鮮市場に勤める一人の原因不明の発熱性患者、肺炎患者の呼吸器官を洗浄した液体の中からSARSと類似した冠状ウイルスを発見した、このウイルスの全てのDNA配列状況も解析した、その結果、SARSのウイルスと同じ起源を有する類似性は八九・一一%に達するということが
それから、今般の新しいワクチン、メッセンジャーRNAでありますとかウイルスベクターでありますとか、こういうものに関しては、やはりエボラでありますとかSARS等々で既に欧米が先行してワクチンの設計、デザインというものを進めておられたというようなこともあるんだと思います。
先ほど申し上げたとおり、既存薬の転用、なかなかうまく進まなかったところでありまして、SARSのときに効果があったとされておりますネルフィナビル、この新型コロナ、SARS2とも言われているぐらいでありますので、当然ネルフィナビルについても検討すべきであるべきでありましたのが、AMEDにおいてなかなか対応がなされませんでしたので、厚生労働科学研究において行っていただいたところであります。
コロナはSARS2との異名を持つぐらいですから、SARSに効果があるとされたネルフィナビルの治験も厚生労働科学研究にて行うよう推進し、長崎大学が実施しています。 先日、長崎大学がコロナの増殖を抑制するアミノ酸を特定したと報道をされましたが、新たな治療薬の開発は国民の大きな希望につながります。政府としてしっかりと支援をしていくべきではないかと考えます。
そう思うと、若干遅いんじゃないか、こういうお声があるのは事実でありまして、一つは、やはり、そもそも、新しい技術、DNAやメッセンジャーRNAというような技術、これは、SARSやエボラ等々で海外では既にそういう研究をされていたというのがあります。デザインもある程度できているというのもあったんだと思います。 一方、日本はなかなかそこまで行っていなかった。
SARS、MERSだけでなく、例えば、九・一一の頃に炭疽菌で人が亡くなっている、オウム真理教がサリンをまいた頃に炭疽菌の問題が出た。例えば、今回のコロナにおいても米軍の空母の中で五千人中百五十人が感染したというような、やはり、軍隊の中で感染者が出ると安全保障の抑止力のバランスが崩れる。今回も、中ロがもしかすると軍事的な好機と捉えて、緊張感が高まったという現実が今目の前にあるわけなんですね。
これは一つは、SARSだとかエボラ、こういうときに欧米等々の製薬メーカーはワクチン開発のデザインをやり出しておられて、そういう技術というものが今回非常に役に立っておるというのが一つ。