2005-04-12 第162回国会 参議院 環境委員会 第7号
この報告書の要約を申しますと、一点目としましては、湖沼水質保全計画におきまして、窒素、燐の水質目標値を明らかにして、従来からのCOD対策に加え、窒素や燐の削減対策を明確にする必要があるというのが一点目。二点目といたしまして、湖沼の水質保全対策として、今委員御指摘の点源負荷対策、面源負荷対策、湖沼等の浄化対策など、総合的な対策の実施を図ることが重要であるという点。
この報告書の要約を申しますと、一点目としましては、湖沼水質保全計画におきまして、窒素、燐の水質目標値を明らかにして、従来からのCOD対策に加え、窒素や燐の削減対策を明確にする必要があるというのが一点目。二点目といたしまして、湖沼の水質保全対策として、今委員御指摘の点源負荷対策、面源負荷対策、湖沼等の浄化対策など、総合的な対策の実施を図ることが重要であるという点。
その他COD対策としましては、水質汚濁防止法によりまして、特に閉鎖性水域におきまして従来の排水規制に加えまして総量規制制度を導入して対策を講じてきておるという状況でございます。
○森田委員 伝えられるところによりますと、各有力企業では、たとえばCOD対策はもうとっくに卒業した、あるいは総量規制本番と言われても特別の対策は考えられない、こういった有力企業の担当者の発言があるようでございます。こういうことからわかりますように、総量規制と言いましても、こういう有力企業は悠々としている状況でございます。まだ大きな余力を残していると見られても差し支えないと思います。
したがいまして、下水道の整備というのは、COD対策ということで二次処理をどんどん普及するという際にも、それは単にCOD対策だけでなくて、燐対策的機能というものも当然反射的に出てまいる、両面にプラスになるわけでございます。そういうことからもこの下水道の整備というものを相当重点的に所管省の方にも要請しながら整備をしていくということは今後とも必要であろう、こう思っております。
しかし、燐の方につきましては、凝集沈でん等によって大分削減のめどが立ってきたということでもございますので、排水規制というか排水基準は、現在、水濁法体系上設けておらないわけでございますが、赤潮の発生とか海水浴場が閉鎖になるとか、富栄養化によりますいろいろな被害が頻発しておるという現実を踏まえまして、何もしないでおくというわけにはとうていまいらぬ、COD対策だけに血道を上げているわけにもいかない、それとあわせて