2019-06-06 第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
御指摘のありましたグリホサートにつきましても、食品安全委員会において食品健康影響評価が行われ、農薬成分が生体内でどのように吸収、代謝され、また体外に排せつされるかなどの試験データや毒性試験データなど、科学的な根拠を踏まえ、一日摂取許容量、ADI等が設定されております。
御指摘のありましたグリホサートにつきましても、食品安全委員会において食品健康影響評価が行われ、農薬成分が生体内でどのように吸収、代謝され、また体外に排せつされるかなどの試験データや毒性試験データなど、科学的な根拠を踏まえ、一日摂取許容量、ADI等が設定されております。
設定されたADI等に基づきリスク管理措置が実施されれば問題はないというふうに考えているところでございます。
もちろん、その基準につきましては、先ほど大臣から御答弁ありましたように、食品安全委員会でその基準について、ADI等につきまして問題がないかどうかをチェックして検討を行うということになります。
○政府参考人(三宅智君) 先ほどお答えしましたように、国内で基準がないようなものにつきましてもコーデックス等の国際的な基準等のデータ等も参考にしながら、食品安全委員会にそうしたADI等の評価をしていただき、それに基づいて残留基準等を検討しているということでございます。
今の御答弁でもあったように、承認に至るまでの過程は、食品安全委員会でリスク評価が行われてADI等が設定された後に、厚生労働省が残留基準を決めて、そしてそれを受けて農水省がその使用基準を設定されて承認がされる、そこにおいては厚生労働大臣の意見を聞かなければならない。これは非常にすっきりした形になっている。
この具体的な数値につきましては、これまで評価した農薬の許容一日摂取量、いわゆるADI等を踏まえ、我が国の食品摂取の実態を勘案して、ポジティブリスト制を採用している欧米諸国における取扱い等も参考にしながら、審議会の意見もまたここで聞いて検討することといたしております。 厚生労働省としては、そういう視点で国民の健康の保護に支障がないように適切な値を設定していきたいというふうに考えております。
特にまた、こういうADI等の数値あるいはまた残留農薬等の基準値についても、政府機関が他の私的機関に依存をしながら農薬のこういう残留的なものも調査しているようでございますが、できる限りこういうところにも予算等をつけまして、安全な食糧をとっていただくということをひとつ大臣に御要請申し上げまして、大変つたない質問でございますが、終わらせていただきます。
○柳沢(健)政府委員 厚生大臣の諮問機関でございます食品衛生調査会、これは専門家のお集まりでございますけれども、そちらの方でもって、国際基準をとってADI等の観点から見て問題がない場合にはそれは国際基準をとる、それから、日本人の摂取量等の特徴からいっていろいろ問題が生ずるおそれがあるというような場合には日本独自の基準を定めるというような、そういう考え方で今後とも進めてまいりたいと存じます。
この残留農薬の基準は、当該農薬のADI等の安全性に関する資料、それから各農産物の摂取量、これは国民栄養調査によっておるわけでございますが、農産物の摂取量、それからFAO、WHOの国際基準等を参考にしまして、食品衛生調査会の答申に基づいて設定されるということになっておりまして、現在のところ食品衛生調査会の中の合同部会の中で基準案が示されてきたということでございます。
したがいまして、FAOとWHOの合同の食品添加物専門委員会における評価の結果等々によりますADI等の設定について私ども承知をいたしておりまして、そのようなことを総合いたしまして、私どもこの使用を現在認めているところでございます。
○政府委員(竹中浩治君) 臭化メチルの問題はWHOでも長年議論がされておるわけでございまして、一九六六年に最初に議論をされて、ADI等が決められたわけでございます。それ以降もほとんど毎年のように何度も再評価と申しますか、議論がされておったということで、その点につきましては私ども十分に承知をいたしておったわけでございます。