1953-11-02 第17回国会 参議院 農林委員会 第3号
麦糠は四百二、三十円ですよ。こういうふうに僅か「ふすま」なり、麦糠一俵で百円も上るというようなことをして、而もなお上りつつあるような傾向において仮にこの予算を十五万円と決定したところで、それによつて幾ら一体物が買えますか、それによつて営農が完全にできますか。私はできないと思う。金を出せばいいのじやなくて、物をやることが救済なんです。
麦糠は四百二、三十円ですよ。こういうふうに僅か「ふすま」なり、麦糠一俵で百円も上るというようなことをして、而もなお上りつつあるような傾向において仮にこの予算を十五万円と決定したところで、それによつて幾ら一体物が買えますか、それによつて営農が完全にできますか。私はできないと思う。金を出せばいいのじやなくて、物をやることが救済なんです。
○政府委員(長谷川清君) 先ほど本法の施行の場合に登録件数が千二百件程度ではないかということを申上げましたのは、大体配合飼料につきまして七百五十件、ふすま百件、麦糠百件、米糠油粕十件、乾燥澱粉粕十件、大豆粕五十件、椰子油粕十件、亜麻仁油粕十件、魚粕百件、輸入飼料十件程度を一応予想して申上げたのでありますが、その総数量は先ほども申上げましたように大体七十万トン程度と考えますると、現在流通飼料として考えられまするものが
○衆議院議員(中馬辰猪君) 第二条において「農林大臣の指定するもの」というのは、私どもにおきましては第一、ふすま、第二、大豆粕、第三、亜麻仁油粕、第四、椰子油粕、第五、魚粉、第六、脱脂米糠、第七、麦糠、第八、ひき割りとうもろこし、第九、乾燥澱粉粕、第十、配合飼料、以上の十種類の予定をいたしております。
第二点は、波多野委員からも御質問がありましたように、米麦搗精に関連して生産されまする副産物でありまする糠の処理の問題でありまするが、現に麦糠のごときはそのふすまが麦の値段よりも高くなつておるという事態を招来いたしておるのであります。こういうようなことでは、農民といたしましては納得ができんのであります。
に只今飼料が非常に上つておりまするから、飼料の価格を抑えるということもこれは私は一つの方法だと思いまするけれども、どうも実態を見ると、メーカーは勧告価格で出しながら、実は中間の業者がこれをむしろ惡用しておるのであつて、最未端へ行けば殆んど勧告価格を強いてもこれは殆んど行わない、こういう実態のようでありまするが、この前廣川さんに私申上げたのですが、麦の統制を外すと言いながら、麦の副産物である麩だとか麦糠
それから次の麦の統制を外しても糠や何かはまだ縛つておるじやないかというお話でありますが、これも麦糠、或いはふすま等についてももう外してあるそうであります。ただこれを委託いたしておるものでありまするから、その価格が上昇しないように指導いたしておるんだそうであります。それから最後のお話の点でありますが、ガリオアのお話でありますが、これは正式な通知を政府はまだ受けておりません。資料を持つておりません。
○片柳眞吉君 時間もありませんから、詳しいことはやめますが、ふすま、麦糠は指導というお言葉ですが、実は御承知の通り大部分が現在は委託加工になつておりまして、而も原料を握つておることが一番強力なあれでございますので、私は実際には指導以上の強制措置と考えております。
肝腎の麦の統制を外すと言つて副産物の麦糠なり麹を統制する、これはまさしく今の答弁では了解できないのであつて、これ以上私は質問しません。