2009-11-18 第173回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
この教科用図書検定基準をもとに適切にそれ以来検定を行ってきたところではございますけれども、御指摘のあった沖縄戦に関しまして、そのちょうど同じ昭和五十六年に申請された高校日本史教科書のときに、八百人の沖縄県民が日本軍の手により殺害されたという記述に対し、検定意見によって記述を裏づける資料等の提出を求めたところ、発行者において修正がなされ、当該記述が削除され、合格したというものでございます。
この教科用図書検定基準をもとに適切にそれ以来検定を行ってきたところではございますけれども、御指摘のあった沖縄戦に関しまして、そのちょうど同じ昭和五十六年に申請された高校日本史教科書のときに、八百人の沖縄県民が日本軍の手により殺害されたという記述に対し、検定意見によって記述を裏づける資料等の提出を求めたところ、発行者において修正がなされ、当該記述が削除され、合格したというものでございます。
先生御指摘の昨年十二月の高校日本史教科書の沖縄戦に係る記述の訂正申請の承認に際しましては、専門的、学問的な観点から慎重かつ丁寧な審議を経て出されました教科用図書検定調査審議会の意見に基づきまして承認の決定を行ったところでございます。 その際に文部科学大臣談話を発表させていただいておりますが、大臣談話におきましては、「沖縄戦は、住民を巻き込んだ国内最大の地上戦である。
沖縄戦の集団自決に関しまして、訂正申請という手続が十一月の上旬に十八年度に検定合格いたしました高校日本史教科書六社十点についてありまして、文部科学省として受理をいたしました。
平成十八年度の高校日本史教科書の検定におきまして、沖縄戦の集団自決に関する記述につきまして、「沖縄戦の実態について、誤解するおそれのある表現である。」という形で検定意見の原案を教科書調査官が作成いたしました。
文科省による検定意見で、高校日本史教科書から沖縄戦における集団自決の軍の強制が削除、修正されました。 久間大臣、沖縄戦では集団自決が多発しました。米軍上陸前から、住民に捕虜になる恐怖を与え、軍保管の手りゅう弾をいざとなったら死ぬようにと配った事実は、日本軍の関与を示し、自死させる直接的な強い力が加わった何よりの証拠であります。
○政府委員(野崎弘君) 二千万人についてのお尋ねでございますけれども、さきの戦争におきます我が国を含めましたアジア地域全体の死者の数につきましては、一部の高校日本史教科書において昭和六十三年度改訂検定以降、例えば二千万人以上に達すると推定されるなど記述されているところでございます。
一九六七年、東京教育大学家永三郎教授が、高校日本史教科書「新日本史」の検定不合格処分に関して取り消し請求訴訟を行ったことは御存じだと思います。それは、その後東京地方裁判所において、一九七〇年七月十七日、文部省の検定は憲法第二十一条二項に禁止する検閲に該当し、同時に教科書の記述内容の当否に介入するものであるから教育基本法第十条に違反すると判決をされています。