2021-05-27 第204回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
マテリアルは、我が国の科学技術・イノベーションを支える基盤技術であるとともに、リチウムイオン電池や青色発光ダイオードなど、我が国がこれまで数多くのイノベーションを生み出し、世界の経済社会を支えてきた重要な分野であります。我が国の強みであるこの分野の優位性を失うことがあってはならないと認識してございます。
マテリアルは、我が国の科学技術・イノベーションを支える基盤技術であるとともに、リチウムイオン電池や青色発光ダイオードなど、我が国がこれまで数多くのイノベーションを生み出し、世界の経済社会を支えてきた重要な分野であります。我が国の強みであるこの分野の優位性を失うことがあってはならないと認識してございます。
例えば、山中先生によるiPS細胞の研究や、赤崎先生や天野先生らによる青色発光ダイオードの研究は、ともにノーベル賞を受賞されましたが、当初は基盤的な経費などで進められてきた研究成果の中から重点プロジェクトを組成し、戦略的に支援してきたものであり、現在、大きな社会経済的な価値をもたらしております。
同じように、日本人がノーベル賞を受賞した青色発光ダイオードやiPS細胞なども、基礎研究の中の予期せぬ発見が実ったものです。科学技術立国を目指す我が国にとって、基礎研究を支援することは国の重要な役割の一つと考えます。 基礎研究を支えているのが、国立大学や国立研究機関に交付されている運営費交付金です。これは、どこから芽が出てくるかわからない研究という畑全体に薄く広く水をまくようなお金です。
その結果、例えば、iPS細胞の樹立でございますとか青色発光ダイオードの発明など、従来技術の延長にない、まさに非連続的なイノベーションを生み出すような成果も輩出してきているところです。
一例を挙げますと、日本のお家芸として省エネの切り札ともなっている青色LEDは、二〇一四年にノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇博士と天野浩博士、当時八十五歳と五十四歳ですが、この子弟コンビが、一番最初、青色発光ダイオードに必要な窒化ガリウムの良質な結晶化に成功したのは一九八六年のことです。まだ大学の教授と大学院生の時代でした。そして、その後、八九年に世界で初めて青色発光を実証したのです。
一昨年だったと思います、青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞した中村教授、安倍総理が三人の日本人がノーベル賞をとった、すばらしいことだと発言したら、中村教授は私はアメリカ人だと発言したんです。それが端的にあらわしているんじゃないかと私は思います。教育は国家に帰属する時代ではなくて個人に帰属すると考える人がふえているんじゃないかというふうに思うんです。だから制度を見直していかなければならない。
これによりまして、これまで例えば青色発光ダイオードやiPS細胞などの優れた研究成果を多数生み出すとともに、こうした成果の事業化や産業化、これを支援することによりまして、今後経済成長にも大きく寄与するものと期待されているところでございます。
例えば、有名な、報道等で取り上げた方をちょっと紹介しますが、青色発光ダイオードの開発でノーベル物理学賞を受賞された中村修二教授、また、元東京大学の教授で現在アメリカのシカゴ大学の、がんペプチドワクチンの開発者である中村祐輔教授、また、がん遺伝子研究の世界的権威である、元京都大学教授で現在シンガポール国立大学の伊藤嘉明教授。私も、いずれも国家としての損失ではないか、こういう認識を持っております。
こういう観点から見ると、ちょっと私思い出すのは、例の青色発光ダイオードの中村先生がインタビューで、アメリカでは、発明したらもうすぐそれで、自分で業を起こして、その会社にはいなくなって自分でやるんだと、こういうことをおっしゃっていたのを思い出すんですけど。
さて、個人の能力が突出しているということでいえば、やはりあの青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞された中村教授かもしれませんけれども、御存じのとおり、この職務発明については会社との間で訴訟が争われたという経緯になっているわけです。一審の東京地裁では二〇〇四年の一月に、対価を六百四億円と算定しまして、会社に対して中村教授に請求全額の二百億円を支払うようにという判決がなされたわけですね。
まず、平成十六年改正前の状況からお話ししますと、まさに中村教授の件でありますけれども、青色発光ダイオードの訴訟ということで、一審で二百億云々というような話があり、最終的に、和解金を含めて、損害遅延金を含めて八億円で和解ということですし、また、日亜化学だけではなくて、日立製作所とか味の素とか、億を超えるような訴訟がたくさん行われておりました。
一製品当たりに使う特許技術の数が劇的にふえた、これは確かですが、例えば、青色発光ダイオードのように、あれがなかったら今のカラー液晶というものがないというような、同じ特許でもホームラン級の特許、社会にブレークスルーを生むような発明もあるわけですので、こういった質の高い特許はしっかりと研究者の利益を保護することが重要であるというふうに思います。
産学官連携ですが、ノーベル賞を受賞しました青色発光ダイオードの名古屋大学の赤崎先生、これも、もともとは豊田合成との共同、まさしく産学官連携で、国が数十年前に補助金として産学官連携プロジェクトで助成したものがこうして大きな成果になったというものだと伺っております。 産学官連携は、今少しずつ着実にはふえているんですが、ただ、問題は、いずれも小規模だ、非常に小さい規模でしか育っていない。
青色発光ダイオードの発明からも明らかなように、科学技術イノベーションは、着実な学術研究、基礎研究の継続と、その結果の蓄積の上に成り立つものであります。そのためには、優秀な人材の育成、挑戦的な研究への支援、優れた研究を支える最先端施設整備の構築、運用が不可欠でありまして、文科省としてもこれらに全力で取り組んでまいりたいと思います。
そのような中、昨年は、青色発光ダイオードの開発、実用化によって三名の日本人研究者がノーベル賞を受賞されました。今後とも、ノーベル賞レベルの研究成果を継続して生み出し、科学技術イノベーションをアベノミクスを牽引するエンジンとしていくためにどのような取組を進めていくべきか、大臣のお考えをお伺いいたします。
青色発光ダイオードのように、基礎研究の成果を世界に先駆けて革新的なイノベーションに育て上げるためには、明確なターゲットを設定し、研究者が組織を超えて協働することが必要です。産学官の力を結集した中核拠点の構築、卓越した若手研究者の積極的な登用等を集中的に進めることにより、日本発のイノベーションを創出し、アベノミクスを牽引していきます。
青色発光ダイオードのように、基礎研究の成果を世界に先駆けて革新的なイノベーションに育て上げるためには、明確なターゲットを設定し、研究者が組織を超えて協働することが必要です。産学官の力を結集した中核拠点の構築、卓越した若手研究者の積極的な登用等を集中的に進めることにより、日本発のイノベーションを創出し、アベノミクスを牽引していきます。
昨年は、青色発光ダイオード開発、実用化へのノーベル賞受賞、世界初のiPS細胞由来の網膜移植など、多くのうれしいニュースがありましたが、これらが実を結ぶまでには長い年月がかかっています。
でも、もしかしたらこの人は当たるかもしれないなというふうに思うから、ことしノーベル賞をおとりになった三人の青色発光ダイオードもその一つだと思うんですね。 赤い発光ダイオードがあって、青があって、あと黄色だとかというふうに言われているんですけれども、今、白い発光ダイオード自体はできていないわけですね。色を上からかぶせて白い色を出したりしているんです。
ただいま先生から御指摘をいただきましたとおり、今般のノーベル物理学賞受賞が決定しました赤崎教授の青色発光ダイオードの発明を企業による実用化に導くに当たりましては、JSTの目きき人材が重要な役割を果たしたところでございます。こうした研究成果と企業を結びつける機能というのは、非常に重要なものだと考えております。
、皆さん大騒ぎというか、ノーベル賞を取って良かったなという雰囲気なんだろうと思いますが、私の地元の徳島でも、とりわけ徳島大学あるいは名古屋大学ですね、地方の大学を出られた、あるいは地方の大学で研究をして、結果こういう形になったということに実は私、大変大きな意義が、これから地方創生という意味でもあるんだろうと思いますし、同時に、御指摘いただきましたように、やはり基礎研究をしっかりやって、かつ、青色発光ダイオード
このノーベル賞受賞という明るい話題、私の地元の赤崎名城大学教授、そして天野名古屋大学教授、そして山口大臣の地元、徳島大学出身の中村先生が青色発光ダイオードの発明、実用化でノーベル賞を受賞されました。日本の科学技術の底力を見せたものと思いますが、是非、山口大臣に、今後我が国の科学技術振興についての在り方について所見を伺いたいと思います。
青色発光ダイオードの発明によってノーベル物理学賞を受賞されましたけれども、iPS細胞の作製による平成二十四年のノーベル医学・生理学賞を受賞した山中教授に続く快挙でございました。 いずれの受賞者の皆さんが言っているのは、やはり基礎研究の重要性であります。この基礎研究によって、種をつくり、それが芽を出し、花を咲かせる。