1991-03-19 第120回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
第三十回の畜産振興審議会に対しまして、「最近における畜産の動向等について」の畜産局長の報告がございますけれども、この中にも、「酪農経営の動向についてみると、飼養戸数は零細飼養層を中心に引き続き減少しており(平成二年六万三千戸、対前年比五・一%減)、飼養規模の拡大は着実に進展している」また全国平均、平成元年三十・四頭が一戸当たり、これが二年に三十二・五頭、北海道におきましては平成元年は五十三・二頭、これが
第三十回の畜産振興審議会に対しまして、「最近における畜産の動向等について」の畜産局長の報告がございますけれども、この中にも、「酪農経営の動向についてみると、飼養戸数は零細飼養層を中心に引き続き減少しており(平成二年六万三千戸、対前年比五・一%減)、飼養規模の拡大は着実に進展している」また全国平均、平成元年三十・四頭が一戸当たり、これが二年に三十二・五頭、北海道におきましては平成元年は五十三・二頭、これが
「飼養戸数は零細飼養層を中心に引き続き減少しており、飼養規模の拡大は着実に進展している。」このように今答弁をされておるのであります。——去年のをコピーしただけだということの発言もあります。私たちにはそうとしか思えない。 昨日、農水省の皆さんから、直近の酪農家の離脱状況、この報告をいただきました。
これにつきましては、いろいろ先生御承知のように、兼業化の進行に伴う零細飼養層の離脱の問題だとか、あるいは飼料の生産基盤の問題だとか、あるいは配合飼料の価格のアップとか、そういった経営環境の悪化ということが作用して、残念ながらそういった停滞を示したことになっているわけであろうかと思います。
御承知のように、この二カ年間と申しますのは非常に異常な年であったということは最初申し上げたわけでございますが、まず、乳用牛の飼養がなぜ停滞してまいったかと申しますと、兼業化の進行に伴います零細飼養層が急速に飼養から離脱が進んでおるということ、これが一つでございます。また、これは土地の規模、土地の限界といったようなものもあるかと思いますが、飼料生産基盤の拡大の困難ということ。
これは零細飼養規模の農家は基金に入っておらない。これは積み立てをしなければいけないことになっておりますので、積み立てしてまで補てんを受けなくてもいいというようなお考えの方もおられるわけでございます。
○澤邊政府委員 四十八年の生乳の生産が前年に比べて〇・五%全国ベースで減少したわけでございますが、これの原因につきましては、われわれといたしましては、最近、零細飼養農家の酪農からの離脱が、これまでも進んでおりましたけれども、かなり急速に進んでおることと、反面、規模の大きな階層がさらに一そう経営を拡大して生産をふやすということによって脱落する零細層の減をこれまではカバーしてきたわけでございますが、最近
これの原因につきましては、零細飼養畜産農家が脱落をしていくこと。これは一般の他産業に従事するとかいうこともかなりの原因だと思いますが、そういうように零細飼養畜産農家が脱落をするのをカバーする大規模層の頭数の増加、規模の拡大という点が進んでおりますけれども、それを十分にカバーするだけ伸びておらない。
それから肉用牛につきましては、御案内のように、役用から肉用への転換というのが三十年代の後半から四十年代にかけて行なわれておるわけでございますが、やはり従来の零細飼養経営という点で、その生産拡大について諸般の問題があったわけでございます。
今後の酪農そのものが、零細飼養者の離脱が続くということも考えられますけれども、このような離脱による減少分を飼養規模の拡大でカバーをするということも必要でございますし、また、このために、四十八年度において、水田飼料の作付の促進並びに飼料の基盤の強化とか生産体系の高度化を促進するという酪農団地の育成などにつとめたり、規模拡大のための乳用牛の導入などを推進したり、さらに草地開発をしたりというような推進力によって
で、三十九年ごろからは零細飼養しておる農家の脱落、牛肉価格が高くなったために屠殺が増加し、それで停滞した。四十一年、四十二年に百三十万頭台で推移をしましたが、最近乳価が上がってきている。酪農振興施策も政府のほうでやりまして、これが浸透しておるということも刺激になりまして、育成牛が増加しまして、屠殺は減ってきております。乳用牛の飼養頭数の伸びがまあ回復の傾向にあると、こう見ております。
これは農家の零細飼養が支配的であった時代においては、農家にとって死廃事故が全損として重要な意味を持っていたこと、病傷については事故率が著しく不安定であったこと等の理由に基づくものでありますが、多頭飼養者にとっては死廃が全損であり病傷が分損であるという考え方は経営の実態にそぐわないと考えられますので、包括加入方式の創設、病傷給付方式の合理化等の制度的措置を講じ病傷危険率の安定をはかるとともに、病傷部分
現行農業災害補償制度中家畜共済制度につきましては零細飼養が一般的であったという畜産事情のもとに有畜農家の維持を目的として昭和三十年死亡廃用共済と疾病傷害共済を一元化して以来、有畜農家の経営の安定と畜産の発展に相当の寄与をしてまいったことは御承知のとおりであります。
これは農家の零細飼養が支配的であった時代においては、農家にとって死廃事故が全損として重要な意味を持っていたこと、病傷については事故率が著しく不安定であったこと等の理由に基づくものでありますが、多頭飼養者にとっては死廃が全損であり病傷が分損であるという考え方は経営の実態にそぐわないと考えられますので、包括加入方式の創設、病傷給付方式の合理化等の制度的措置を講じ、病傷危険率の安定をはかるとともに、病傷部分
現行農業災害補償制度中、家畜共済制度につきましては、零細飼養が一般的であったという畜産事情のもとに、有畜農家の維持を目的として、昭和三十年、死亡廃用共済と疾病傷害共済を一元化して以来、有畜農家の経営の安定と畜産の発展に相当の寄与をしてまいったことは御承知のとおりであります。
一、二頭飼いという零細飼養農家の増加がとまり、さらにそれは減少に向かうという傾向を示しまして、これが一つの飼養頭数の減少の形としてあらわれておると思われるのであります。