2021-03-22 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
こうした砂浜の侵食が進むと沿岸の浸水リスクが高まることから、侵食への対策として、波の勢いを弱める人工リーフや離岸堤の整備、港湾や河川などに堆積した土砂を活用した養浜などの対策を進めていく必要があります。
こうした砂浜の侵食が進むと沿岸の浸水リスクが高まることから、侵食への対策として、波の勢いを弱める人工リーフや離岸堤の整備、港湾や河川などに堆積した土砂を活用した養浜などの対策を進めていく必要があります。
このような状況を踏まえ、高潮などによる浸水を防止するため、防災・減災、国土強靱化のための三か年緊急対策により、全国約百三十か所において、堤防のかさ上げや離岸堤の整備など、緊急的な対策を進めているところです。この三か年緊急対策により高潮対策を行っている海岸では、昨年の台風第十五号や台風十九号により高潮などから浸水被害を防いだ事例も見られます。
このため、離岸堤の設置や養浜などの取組を行っているところでございます。 天竜川でも課題とされているような土砂移動に関する様々な課題を解決するために、今後とも関係機関と連携、調整を図りながら、ダムにおける堆砂対策、海岸侵食対策を含めまして、山地から海岸まで一貫した総合的な土砂管理に寄与する施策に取り組んでまいりたいと考えております。
このほか、直轄事業として、これまで天竜川河口部における海岸侵食対策として、右岸側の浜松五島海岸において離岸堤の整備などを行ったことにより、おおむね百二十メートルの砂浜の幅を確保しております。さらに、現在、静岡県において天竜川の掘削土砂を活用した養浜などを右岸、左岸で実施しております。
海岸法に基づきまして防潮堤や離岸堤などの施設整備を着実に進めてきているわけでありますが、現在の海岸保全施設の延長が九千六百キロメーター、全部でいいますと三万五千キロありまして、防護の必要がある海岸一万四千五百キロの約七割が整備をされてきているという状況にございます。
沖永良部島では、離岸堤や漁港の護岸施設が倒壊しておりました。コンクリートが倒れ込んで、海の方からテトラポッドが流れ込んでいる、そういう状況もありました。 常に水際の危険にさらされている離島地域では、海岸保全は生活に直結する大きな問題なわけですが、当局として、離島地域の海岸保全状況をどのように把握しておられるのか、また、もし喫緊の課題が残されていれば、その点に関してもお伺いしたいと思います。
○中原大臣政務官 委員が御指摘のような離岸堤によります津波の軽減効果や双胴型防波堤による津波軽減技術につきましては、大学や研究機関におきまして研究がされていることは承知をいたしております。
津波対策として、沖合に離岸堤、津波の遡上高を一〇パーから七〇%に、海岸に到達する際の波力を六〇%以下に低減する効果が検証済みとなっている離岸堤ないし双胴型防波堤、細長いひし形の角柱を海岸に直角に並べて、波同士が打ち消し合う作用により津波の高さを抑制する効果が見込まれる堤防を設けて、津波を軽減することができるというような考え方もあると考えております。
さらに、海水浴等の利用に配慮してほしいとの意見については、堤防位置を陸側に約二百メーターセットバックするとともに、離岸堤を設置して砂浜の回復を促進する計画であるということも聞いているところでございます。あわせて、堤防から避難路を設置してほしいとの意見を踏まえて避難路を設置する計画もあるというふうに聞いているところでございます。
海岸管理者でございます新潟県では、村上市の瀬波海岸で昭和四十七年から人工リーフや離岸堤の整備、それから胎内市の桃崎浜海岸で昭和五十五年から離岸堤の整備を行うなど、県北部の海岸の海岸侵食対策を進めてきたところでございます。
個別の海岸ごとに侵食の原因を分析した上で、例えばサンドバイパス、こういったものによる対策、さらには消波ブロックによる離岸堤、突堤の整備を行っているところでございます。 この海岸事業の予算につきましては、侵食対策を含めまして、平成二十二年度におきましては、全体で国費約二百七十二億円を計上させていただいております。国土交通省及び農林水産省所管の新交付金も海岸事業に充てられることとなっております。
海面上昇との関係で申し上げれば、例えばモルディブ・マレ島の高潮対策のため我が国の無償資金協力により整備した護岸及び離岸堤、これは二〇〇二年に完成いたしましたけれども、これなどは我が国の技術、知見を生かした協力の良い例であって、二〇〇四年末のインド洋津波の被害を最小限に食い止めるために効果を発揮したというふうに認識しております。
この岸壁といいましょうか生活を守る堤防、実はことしの冬、二月に佐渡島の方で高波の被害があって、高波が来るとどうなるかといいますと、海岸線よりもせり出した波を防ぐ離岸堤ですとか、そういう堤防が波が来ると全部崩れてしまうんですね。波が高いと全く機能しなくなってしまうわけです。 私も現場を見て思ったんですけれども、堤防の伸びている足の部分がところどころ抜け落ちているような状態なんです。
漁港の離岸堤もそうでございますし、直轄する海岸も港湾も大変なことでございました。津波なのではないかという意見さえございました。 実は、直轄でない、入善漁港は町管理なんですが、七メーター五十の堤防、そこに、その中に船だまりがあって、そして港内道路があって、さらにそこから電柱が、十メーターほどの電柱出ておるんですけれども、電柱の架線に松の枝が掛かっておるんでございます。そこまで波が来たと。
二月二十三日から二十四日の低気圧による被害状況につきましては、現在、各県で現地の調査を実施中でございますが、佐渡島につきましては、二月二十八日十七時現在、離岸堤の沈下、緩傾斜護岸や道路の路肩の被災など、十九カ所の被害が確認されております。なお、まだ波が高いことにより調査が十分に行えない状況での箇所数でございまして、今後の詳細な調査によりさらに箇所数がふえるものと見込まれております。
○鷲尾委員 漁港には、国交省さんにおっしゃっていただいた公共の土木施設、緩傾斜とか離岸堤とかいろいろあるという話を聞いたんですけれども、テレビなりで報道されているとは思うんですが、例えば漁港に併設されている組合の事務所とか、高波でガラスが割れたり物すごい被害を受けているわけですけれども、こういう場合についてはどういう体制が整えられているのかということについても、水産庁さんですか、一言お願いします。
私たちの調査では、もう相当テトラポットや緩傾斜護岸、積み上げられた布団かごなどは、下部が波にえぐられて沈み込んでいたり、崩れて針金の先が露出していて非常に危険だという声が多く寄せられておりまして、また千葉一宮海岸などは、沖合約百メートルの離岸堤近くまであった砂浜が大きく後退しているような状態であります。
それから、国土交通省にまたお願いなんですけれども、海岸侵食の進行と漁港などにおける砂の堆積、これは消波堤や離岸堤、人工リーフなどの人工の構築物により漂砂の流れが変わったこと、ですから自然現象ということではないわけでありますよね、漂砂の流れが変わったことと砂の供給が断たれたためと指摘する専門家の意見があるわけでありますけれども、このまま人工の構築物で海を制御しようとすれば、海岸の侵食と砂の堆積が次々と
さらに、例えば離岸堤等施設整備をいたしました後、どのように漂砂といいますか、土砂が動くかというのが必ずしも一〇〇%予測できません。やりながら考えるというような側面が強うございまして、なかなか前に、思うどおり前に進まないというのが現状でございます。段階的に実施せざるを得ないというような状況でございます。また、当然のことながら財政的な制約も一方でございます。
今回の低気圧で被災した離岸堤などの再度災害の防止のための復旧対策について、どのようにお考えになっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 これは、漁港漁場整備部長、お願いいたします。
○影山政府参考人 離岸堤などの海岸保全施設の災害復旧につきましては、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法という法律の対象となっているところでございます。
このため、国の直轄の海岸事業といたしましては、昭和五十二年から新潟海岸におきまして、また昭和六十一年からは新潟港海岸におきまして、海岸保全事業に着手いたしまして、これまでに離岸堤、ヘッドランド、また人工リーフ等の整備のほか、養浜工を実施しまして効果を上げているというふうに考えているところでございます。
したがいまして、その抜本的解決策として、前面に離岸堤を整備するとともに、耐震性の強化を目的とした護岸本体の改良工事に平成十六年度から直轄事業で着手をしたところでございます。 この事業に対する地元の強い要請を踏まえまして、今後とも事業の推進を鋭意図ってまいりたい、かように考えております。
○国務大臣(武部勤君) 海岸事業につきましても、多様な生物の生育また生息環境等の保全創出の観点から、平成十一年度から、水産基盤整備事業と海岸事業の関係省庁が連携しまして、水産資源の維持・培養に資するいわゆる離岸堤、あるいは人工リーフ等の整備を行う魚を育む海岸づくり事業を推進しているわけでございまして、私もいろんなところを見ておりますけれども、むしろこれは、公共事業云々という議論はありますけれども、私
それから離岸堤という工法がございます。人工リーフというのは、海岸のある地点に、その効果的な距離は専門的な方に御判断をいただくとして、ある構造物を下に沈めるというものであります。
これからはそういうことに頼らない砂地や砂浜を造成する、あるいは離岸堤、人工リーフなどというさまざまな工夫をしていこうということであります。 それで、私はわからないんですけれども、離岸堤と人工リーフ、例えば二つの概念がございます。どのように違うのか、双方にどんなメリット、デメリットがあるのか、簡単に概略を御説明いただきたいと思います。
○国務大臣(関谷勝嗣君) 先生御指摘のように、離岸堤と人工リーフのコストの比較でございますが、離岸堤で一メーター当たり百六十万円、人工リーフで一メーター約倍の三百万円というふうに見積もられておるようでございますが、そういうようなことも凌駕して、こういう環境を保全しながら、また安全面を確保しながら人工リーフというものができるだけの、いささかの余裕はできてきた昨今でございます。
その離岸堤、人工リーフといいますのは、ともに沖合に設置しまして、波のエネルギーを低減させる施設でございますが、離岸堤は常に海面の上に出ている、人工リーフの方は常に海面の下にある施設でございます。 人工リーフそのものの消波効果ということでございますが、これは常時、干潮時においても海面下にありますので、消波効果は離岸堤に比べては少のうございます。
これも海岸事業の設定の仕方、今お話がありました離岸堤とか人工リーフとか、波の動きを人為的に変えることによって海洋の持つ分解能力あるいは浄化能力が変わってくるという研究がなされているやに聞いています。 水産庁長官は、この話を聞いたことがありますでしょうか。
午前中の小川委員の質問で、全く整備がされていないところは放置をされているということがございましたけれども、この四十年間の事業が行われたところに、今度は環境とか利用とかという名目をつけて、新たなヘッドランド工法とかあるいはリーフ、離岸堤、そういうものをつくって砂浜をまたつけていこうとするということで、またそこに予算が使われていくという状況でございます。
○岩佐恵美君 そこで大臣、今度の法改正では、離岸堤や砂浜をつくるということも海岸保全施設として位置づけられているわけです。コンクリートで固める海岸防護から砂浜の保全を図る海岸事業に転換するということであれば、これはもう非常に改善の方向だと思います。