2021-06-10 第204回国会 参議院 内閣委員会、外交防衛委員会連合審査会 第1号
住民を巻き込んだ激しい地上戦により多くの住民が犠牲になっただけでなく、日本軍が県民をスパイ視して処刑する事件や強制集団死、いわゆる集団自決も起きました。 米軍は、生き残った住民を、本島十二か所、離島に四か所の収容地区で収容し、その間に、ハーグ陸戦法規やポツダム宣言などの国際法に反する基地建設目的の集落の土地接収が行われました。
住民を巻き込んだ激しい地上戦により多くの住民が犠牲になっただけでなく、日本軍が県民をスパイ視して処刑する事件や強制集団死、いわゆる集団自決も起きました。 米軍は、生き残った住民を、本島十二か所、離島に四か所の収容地区で収容し、その間に、ハーグ陸戦法規やポツダム宣言などの国際法に反する基地建設目的の集落の土地接収が行われました。
二つの地域というのは、いろいろな悲しい歴史もあるわけですけれども、北海道でいえば、稚内の真岡郵便電信局事件というのがあって、これは北のひめゆり事件と言われているんですけれども、最後まで本土との通信のために職務を全うして、最後に、皆さん、これが最後です、さようなら、さようなら、こういう電報を打って集団自決したという電話交換手の女性たちの話、こういうのもあります。
七十二年前の沖縄戦、あるいはテニアン、サイパン島などの島嶼戦争は、住民が攻撃の対象とされただけではなく、日本軍による住民のスパイ視や捕虜にさせないための住民の集団自決を含めて多くの犠牲者を出しました。狭い島嶼が戦場になれば住民の犠牲は避けることができません。
そういうことを、委員の皆さんとも一緒に行って、平和への思いというものも新たにしてきたわけでございますけれども、今回の質問でやはり私が考えるのは、沖縄戦、有名な話ですけれども、ここで自刃した大田中将の話、あと、樺太の電話交換手の集団自決、いわゆる北のひめゆり事件、こういうふうに言われていますよね。
危険な行為を行うのか、あるいはアメリカの人民寺院事件のように集団自決というものがあるのかと。そういうような社会の治安の上からもやはり注目していかなければならない、そういう課題だと思ったものですから、あえて社会的に関心がある麻原彰晃、松本死刑囚の執行問題というものについてもお聞きをしました。
これは、平成十九年の六月二十五日提出、質問第四一九号ですか、沖縄戦における集団自決をめぐる教科書検定に関する質問主意書。 これは私のではありませんけれども、これを読ませていただくと、「沖縄戦における住民の犠牲者のうち、戦傷病者戦没者遺族等援護法の適用上、過去に戦闘参加者と認定されたものについて、その過程で軍命令があったとされた事例がある。」
○岡本(充)委員 そこで、ちょっと確認をしたいんですが、沖縄において、いわゆる民間人で、軍の関与のもと、軍の命令、指令のもと、集団自決をしたということで今回の支給金の対象になっている方は準軍属としていらっしゃるわけでしょうか。
例えば、対馬丸が撃沈されたことが大きく取り上げられているんですけれども、これはもともと民間人を本土に疎開させようとしていた側面があったりするわけですし、あと、集団自決に関しても随分書かれておるんですね、この「知る沖縄戦」。
特に、集団自決の記載については、やはりデリカシーが要求されているということは間違いのない事実だと思います。 一方で、尖閣に近いということで、中国の脅威に対して断固たる姿勢で臨む、そのことを感じさせる記載を教科書に盛り込むべきであるというような気持ちもやはり大いに理解できます。
高社郷集団自決の経緯、これは皆さん御存じないかと思います。終戦の事実を告げられなかった悲劇。私の地元、高社山というところ、その人たちが満蒙開拓団というのに行きました。行って、満州の三大悲劇と言われているんですが、五百十四人の皆さんが集団自決をしました。 この年表を、じっと私の話を聞きながら見ていただきたいんですが、八月十五日、終戦というのを入れてありません。
読谷村には、チビチリガマでいわゆる集団自決をした八十三名の人が死にましたよ。そこには、かつて中国戦線に行って日本軍のやったことを知っておる人々がいて、アメリカ軍に捕虜になったらどういうことになるか、大変だと言って、みんなで死のうという雰囲気ができていったんです。 もう一つは、シムクガマというのがありますよ。そこは何百名という人が入っていた。一つの集落の半分ぐらい入っていた。
○下村委員 日教組は、昨年八月に発表した政策制度要求と提言において、沖縄における集団自決に関する教科書検定意見を撤回するとともに、従軍慰安婦、侵略など加害の視点での教科書の記述をさらに進めるなど、近隣諸国条項を堅持すること、これを方針にしているんですね。これは、従来、日教組が政府や自治体を相手に政策要求を行ってきたそのものであるわけであります。
沖縄の地上戦では、日本軍による住民のガマ追い出し、食料強奪、スパイ嫌疑による虐殺、軍命による集団自決、八重山ではマラリア有病地への強制疎開など、本土と違う苛烈な戦争の惨劇がありました。かつて大問題になった集団自決の軍関与という問題も、大江裁判で、ことし四月二十一日、最高裁は上告を棄却して、日本軍の関与を認める判決が確定しております。
これは私がかかわったことなんですが、二〇〇八年に、沖縄の教科書検定で、集団自決の問題で軍の強制という記述が削除された。民主党の先生方もみんな、とんでもないと言っていましたよ、委員会で。そのときに、これを何とかしてくれという陳情団、要請団が上京してきました。
二〇〇六年度の検定では、先ほど申し上げましたように、沖縄戦において起きました住民の集団自決は史実として日本軍の命令によるものであったことは、さまざまな調査あるいは体験者の多くの証言によって明らかになっているのですけれども、文部科学省の検定担当者はその表現を削除しております。
そこで、三年前、二〇〇六年度の高校日本史の教科書検定において、いわゆる白表紙本の段階で、沖縄戦の集団自決について、日本軍の命令で起きたとの趣旨の記述が削除されました。そして、そのことによって、沖縄の中における識者や関係者だけではなく、沖縄県民それから教育に携わっている人々の間で大変な問題となりました。
したがって、日本軍にごうを追い出されたり自決した住民もいた、日本軍の配った手りゅう弾で集団自決と殺し合いが起こった、また、日本軍に幼児を殺されたりスパイ容疑などの理由で殺害される事件が多発したなどの記述については、検定意見は付されておりません。
なお、去年、一昨年大きな問題になりましたのは、高校生の日本史教科書の中から、沖縄における集団自決について日本軍は関与していなかったということで、そういうものを削除するようにという文科省の中における大きな問題があったからであります。 したがいまして、私は、少なくとも防衛大臣は、この環境アセスの意見書の取りまとめを沖縄局の真部局長に真摯に対応してほしい、こういう指示を出していただきたいと思います。
語り継がれているというのは、例えば今言葉として出たいわゆる集団自決の関係者などがそのことを意識的に語ったというわけではありません。むしろそういうことは一切黙して語らない人の方が多かったのではないかと思います。
そして、最近の事例としては、文科省は高校生が使う日本史教科書から、沖縄戦のときの沖縄県民のあの集団死、集団自決については日本軍は関与していなかった、指示、命令は出していなかったという、削除をしていくという、そういう状況があったときに、県民は、はるかに予想を上回って、宜野湾市の海浜公園に参加した人自身がびっくりするほど、十一万の人間が集まってきた。
この平成二十年の五月号の「鵬友」の中には、高校等における日本史教育の危険性について述べられ、バランスを欠いていると言われ、沖縄戦の強制集団自決、そして大江健三郎さんの岩波裁判の結果等について批判をなさっております。これは、一般に今政府の、文科省の見解で、検定教科書で考えられる見解というものと少し違うのではないかと思います。 また、織田邦男空将、「私の教育論」。
先ほど、沖縄の集団自決の話は赤嶺委員が指摘されました。それ以外にも、主に空将の方が、「学校で使用する歴史教科書は驚くほど自虐的である。」とか、また、もう一人の方は、「「日本の若者が日本に誇りを持てないのは反日的な近代史教育が関係していると思います」。」とか、出てきているんですよ。
○谷岡郁子君 考え方というものは特に問わないというのであるならば、なぜあれほど沖縄の集団自決問題に対しては強い検定が各社の教科書に対してなされたのだということがもう一度問題として浮上せざるを得ないということになるんだと私は思います。あれほど沖縄の方々が怒りを持って抗議をなさったような、そういう考え方が言わば検定という形でなされたということが一方にあるんですね。
さて、その中で、もう一つ指摘申し上げた点は、これは沖縄の、教科書の記述について、集団自決の問題についてやるためにいろいろ一連の問題を説明させていただいた中で、今日の資料にもお出しをいたしましたけれども、たまたま新しい歴史教科書の記述の問題という形で、これなぜこういう問題をそのときに指摘させていただいたかといえば、一方で高校生に誤解を与える懸念ということから、非常に厳密に沖縄の集団自決の問題に対しては
侵略戦争とか植民地支配というのは日本の歴史学会ではもう学説になり通説になっておるのを、自衛隊の中では、あるいは国民の間で一部おりますよ、一部おりますよ、靖国との関係とかあるいは沖縄における教科書問題、沖縄県民の集団自決は日本軍の関与は今まで書かれていたのに、それは教科書から削っていくと。だから沖縄県民は、十一万五千人が怒りを持って県民大会に結集したんです。
今、去年から今年にかけまして、高校二年生が学ぶ歴史教科書から、沖縄における沖縄戦のとき日本軍が集団自決に関与していたというその表現を検定結果で削らそうとしたんですね。削らそうとしたんです。