1993-06-02 第126回国会 衆議院 法務委員会 第11号
報道等によりましても、見つかった隠匿物資は約七十億円とも百億円とも、それ以上とも言われております。しかし、今回起訴された通脱所得額は、金丸前代議士については総額十八億四千八百四十二万円、生原元秘書については六億五千二百二十万円だけであります。摘発された隠匿資産の大きさに比べて通脱所得額が小さ過ぎると思われますが、この金額だけしか起訴しなかった理由は何でしょう。
報道等によりましても、見つかった隠匿物資は約七十億円とも百億円とも、それ以上とも言われております。しかし、今回起訴された通脱所得額は、金丸前代議士については総額十八億四千八百四十二万円、生原元秘書については六億五千二百二十万円だけであります。摘発された隠匿資産の大きさに比べて通脱所得額が小さ過ぎると思われますが、この金額だけしか起訴しなかった理由は何でしょう。
マルコスのいわゆる隠匿物資ではありませんが、隠匿財産も大きく出ております。これも我が国では気がつかなかったのかという監視機能にも問題があるだろうと思いますし、これはこの国だけの問題ではありません。
率直に申し上げまして、私が常任顧問をいたしておりまする日本列島全域を取り巻く港で働く労働者というもの——全港湾と通称言っておりまするけれども、この組合は最近機関の議によって隠匿物資の摘発、言うならば臨海保税倉庫あるいは倉ばしけ、貯木場のいかだというものについて、これが今日陰に陽に物価問題等々に関連があるとするものであって、隠匿物資であるというならば、それは社会正義に基づいてどんどん摘発すると、それは
買いだめ、売り惜しみ、隠匿物資を許した元凶ともいえる過剰流動性の資金も底をつくまで引き締めを続けるべきである。恥を知る経営者、社会的責任を知る企業家の節操を求めていかなければなりません。その具体的な事実は、製品の引き下げにあると私は考えておりますが、いかがなものでございましょう。
商社や大企業の社会的責任という問題がよくいわれており、総理の口からもこのことばはしばしば出るわけでありますけれども、脱税をしたり、隠匿物資をつくったり、数限りないことをしておりますが、せめていいことでもあるのかなと思って期待をしてこの大商社、石油会社等の雇用率を見たら、まだ〇・三そこそこのが幾つかある。これはどこですか。明らかにしてもらいたいと思うのです。
これと前後し、自民党国会対策委員長福田一君が、新聞談話などを通じ、不当利得を得た悪徳業者は国会において徹底的に追及をする、国会に摘発隊をつくり、隠匿物資と悪徳業者を摘発することも考えておるなどと勇ましい発言をして、荒舩提案を側面から裏づけ証言するに至ったのであります。
数量が何ぼ隠匿物資があったかという、そういう正確なものはございませんが、幾つかの、約三十件以上の具体的なケースを抜き書きしてまいりまして、ここに持っておるわけでございます。これは、トイレットペーパーあるいは洗剤、印刷用紙、灯油、液化ガス、それから揮発油、軽油、合成洗剤等につきましてやった具体的ケースでございますが、あとでこの資料はお届けしてもけっこうでございます。
○赤松委員 ただいま総理並びに通産大臣から、隠匿物資の摘発及び放出の行政措置について遺憾の意が表明されましたが、買占め売惜しみ防止法の公布後、七カ月間にわたり十分なる措置を講じなかったことに対し、社会党は断じて了承することはできません。
七カ月間何をやってきたのか、その責任を政府は何と考えますか、次にはどの法律をもって至急に隠匿物資を摘発しょうとしているか、この二点を明らかにしてください。
○小柳勇君 その問題は深刻ですから、私ども、トラブルを起こすことは賛成でありませんが、出先の市長、町長とも相談をして適時適切にやりまして、隠匿物資などがありませんようにやるつもりであります。
——山中峯次さんというのは、あなたらその人たちだけの証言を聞いておるが、この人は確かに最後の所長だからいろいろ責任もある半面、あの人たちは帝人三原と提携して、島に会社をつくって、その会社へ隠匿物資というのを、いいやつは全部かえているんだ。
この隠匿物資摘発の報償法という法律は二十二年に廃止になっております。そうしてここに原書の控えがございますけれども、この青木さんという人がこの報償についての要請状ですか、要求書を出しています。そのときの総理大臣の吉田茂氏あて、その前には大蔵大臣の向井忠晴氏にあてて要請状を出している。
それからいまの隠匿物資の法律でございますが、だいぶ古い法律でございまして、はたして法務省の所管であるのかどうか、それから返還の請求なりについての所管が通産省であるのか、大蔵省であるのか、あるいは法務省も一部関与するような手続であったのか、これらの事情も現在のところ、私ただいまはっきりいたしませんので、それらの点につきましては、なお帰りまして研究させていただきたいと存じます。
この事件は、終戦後にできました隠匿物資摘発の報償法に関係して起こっております。私は、この法律でどのくらい隠退蔵されていた物資が出てきたかそしてそれにはどのくらいの人が関係して、どのくらいの人がどの程度報償をもらったか、これが一番この問題を解くかぎだと思いまして調査をしたのでございます。
私どもは、いま隠匿物資緊急措置令に基づく報償規程の問題で、この問題を見直していくべきだということを考えているわけでございますけれども、その点ではっきりさせていただきたい。別所さんは、お会いしたら決してそういう悪質な人とは思わなかったけれども、法律に縛られて、何か動機があったかどうかというようなことがちょっと疑われるところがあるような気がいたします。
一方では膨大なる隠匿物資がありました。それゆえに国情騒然、人民の不平と不満は至るところで爆発しました。これに対して政府と保守勢力は何をしましたか。何もしなかった。ただ動揺するばかりだった。このような事態に直面したGHQは、彼らの占領政策の上から、この人民の闘争を押えることを第一に考えた。アメリカの本国に剰余物資の放出を要請したのが事実であります。
隠匿物資はいっぱいあった。国情騒然、至るところに摘発と紛争が起こった。あのときに政府と保守勢力は何一つこれを静める手段を知らなかった。GHQはこれに対して物資を放出しなければあかぬということをアメリカに申請しておる。アメリカは余りものを日本に持ってきてこれをばらまいた。これで、一つには日本の国民の動揺と不満を抑える、一つには日本をアジアにおけるアメリカの極東政策の冷戦と干渉の基地にした。
国民は群れをなして隠匿物資の摘発、食糧メーデーというようなことをやりました。松島松太郎君は、「朕はたらふく食っている、汝臣民餓えて死ね」というプラカードを掲げてデモに参加し、不敬罪に問われました。天皇のお台所の実地検証というようなことが行なわれた事件もありました。
その一つは、たとえば海外同胞の引き揚げという問題、不当財産の問題、隠匿物資の問題等、たくさんありましたが、その特別委員会の設けられた際にも、例外はありますが、大体は国会法四十五条第二項なんです。どの委員会にも所属が明らかでないという問題についての特別委員会の設置が大半です。記録を全部調べてみると、そうなっておる。
戦後、社会的にあるいは経済的に、正直者がばかを見る、不正直者、また陰険な人々がもうけるんだということが常識化されておりまするが、特に、戦争中、政府あるいは軍の要請に基いてまじめに供出した者は、何一つそれのお返しがないときに、ふまじめで、しかも、政府に協力しないで、そうして隠匿していた者が、戦争が終った後に、その隠匿物資であったものが占領軍によって接収されて、それが今日このようにして返されるということになりますると
○石野委員 接収になった貴金属というものは別に隠匿物資ではないのだ、それはそれぞれ業務上の所有として持たれておったものだということについて、私は全部が全部そういうふうにばかりは理解できませんけれども、あるものはやはり隠匿されたものもあると思います。あるものは業務用として正当に持っておったものもあると思います。
しこうして、接収の場合も、これがいわゆる隠匿物資であるかのような印象を持たれますが、接収された個人のものというのが全部が全部隠匿物資ではない。これは十分御理解をいただきたいと思うのでございます。
○細田委員 わかり切ったようなことを申し上げるのですが、当時申告しなかった物資を隠匿物資というのですよ。それはあなたの方で当時の時価でどのくらいお出しになりましたか。
○井上証人 隠匿物資の摘発は受けません。
従って、大阪の検察庁と警察部の応援を得て若干の隠匿物資の摘発をしたということを聞いております。これは、ひとり社会党あるいは自民党だけじゃない、だれでも、奈良県選出の代議士に聞くと、それだけはかんべんしてくれと言う。とにかく、逃げてしまうことだけで、いかに奈良県において暴力をふるっているかということがわかる。これを御参考に申し上げておきます。
いま一つ申すまでもなく、終戦後、軍の払下物資を安く払い下げを受けた、あるいは隠匿物資を横領、横領といったら語弊があるかもしれないが、そのために相当の財産をこしらえたのを耳にいたすのでありますが、今後そういうものはないとは存じますけれども、今でもやはり日本近海に沈没した艦船等、それから軍の刀剣類も一まとめにあっちこっちにやはり相当隠匿したというか、隠したところがまだ相当あるのではなかろうか、そういううわさも