1978-10-18 第85回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第3号
そのほかにもこの会の中には天下一家の会をたたえた文句で、たとえば笹川良一氏だとか鍋山貞親氏だとか、いろんなことがお話が載っているわけですね。そして、こうしたことを支部によっては小さな刷り増しをして、そしてこういう国会議員の先生方も認めていらっしゃるんだ、ぜひ入ってくださいという宣伝をやっていることも事実なんですよ。私は、これらの国会議員が天下一家の会とどういう関係があるかは知りませんよ。
そのほかにもこの会の中には天下一家の会をたたえた文句で、たとえば笹川良一氏だとか鍋山貞親氏だとか、いろんなことがお話が載っているわけですね。そして、こうしたことを支部によっては小さな刷り増しをして、そしてこういう国会議員の先生方も認めていらっしゃるんだ、ぜひ入ってくださいという宣伝をやっていることも事実なんですよ。私は、これらの国会議員が天下一家の会とどういう関係があるかは知りませんよ。
それから鍋山貞親さん、共産主義を批判することをもって職業となさっているような評論家でございます。この講演も全員で聞いている。こういうふうな非常に片寄った、さっきのお話じゃないが、右左という表現はぼくは使いたくないけれども、安保条約なりあるいは特定の主義思想なりというものを誹謗してはいけないというさっきの整理基準から見ると、非常に片寄った講師の選定をされておるように思うんです。
これは鍋山貞親という反共チャンピオンですね、この人の講演を速記して、そして教材にしている。この序文はどういうことを書いているか。「その内容は、数十年にわたる氏の体験と研究からほとばしり出た結論であり、まことに迫るものがある。」
鍋山貞親、そういうような人たちが指導者になってばく大な金を出しておる。そしていろいろな作戦までみな与えておった。これはほかでもない、当時の委員長の唐牛健太郎がちゃんとはっきりラジオで公表したことでしょう。これはまぎれもない事実だ。それから背反社事件があります。これは共産党の本部を襲撃する——しかし、これらに対して爆発物をつくるために金を大量に与えておる。こういうこともまぎれもない事実でしょう。
その席には下村海南、久冨達夫、安積得也、向井鹿松、高山岩男というような人々も見えたのでありますが、本来この団体は番町会の永野護、十条製紙の社長の西済、同常務金子佐一郎、富士製鉄社長永野重雄、野村証券社長奥村綱雄、元情報局次長奥村喜和男というような、そういう財界の人々やあるいは(「鍋山貞親もいるぞ」と呼ぶ者あり)貞親がいればどうもいよいよ悪いことである。
さらに山名義鶴君の経歴を見ますと、矢部貞治君、金正米吉君、鍋山貞親君らと世界民主研究所を創設し、その監事となる。この鍋山貞親というのは、れつきとした反共主義者であります。こういう君たちと交際のある人で、こういうことは経歴から見ても明らかなんですが、こういうふうに、全然思想的に自由な立場をとつておらない委員を、どういう角度から選考されたのか、伺いたい。
○委員長(伊藤修君) 何か吉武係長の依頼で下山事件の情報を取るため鍋山貞親氏を紹介して貰うようにお頼みになつたことがありますか。
○羽仁五郎君 それからあなたは鍋山貞親という人を知りませんか。