2021-05-12 第204回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第6号
鉱山開発を取り巻く環境も悪化をしております。資源国のインフラ整備状況、環境規制、地域住民との関係などは、鉱山の開発コストに影響を与えております。近年のプロジェクトでは、鉱石に含まれる金属成分の減少あるいは鉱床の深部化、奥地化が進むことによりまして、年々開発コストが上昇しております。 続いて、六ページでございます。 鉱物資源の価格の動向は不安定となっております。
鉱山開発を取り巻く環境も悪化をしております。資源国のインフラ整備状況、環境規制、地域住民との関係などは、鉱山の開発コストに影響を与えております。近年のプロジェクトでは、鉱石に含まれる金属成分の減少あるいは鉱床の深部化、奥地化が進むことによりまして、年々開発コストが上昇しております。 続いて、六ページでございます。 鉱物資源の価格の動向は不安定となっております。
新規の鉱山開発のリスク、コストが上昇傾向にある中、リサイクル資源の技術やレアアースフリーの磁石など、省資源、代替技術の開発は大きな可能性を秘めています。持続可能な開発の観点からも、こうした取組を更に進めることが必要です。 もう一つの可能性が、国産の海洋鉱物資源です。
私は、約半世紀前、鉱山開発論という講義を取りました。そのとき冒頭で、一に鉱床、二に建値、三、四がなくて五に技術と先生から言われました。それほど鉱山ビジネスには鉱床と建値が重要であるということをおっしゃりたかったんだと思います。でも、今は人材も必要です。
申し上げますと、十七元素ございますが、一番よく言われるのはハイブリッド自動車などに使われるネオジム鉄ボロン磁石と、これは十七元素のうちのネオジムというものがたくさん使われますし、熱に耐え得るということでいうとジスプロシウムというレアアース元素も必要になりますが、レアアースは当然、ネオジムとジスプロシウム以外にもたくさん出てくるわけでございまして、それもきちんと売り切ってあげないと、需要しないと、鉱山開発
あともう一つは、レアアースの鉱山、開発しようと思えば技術的にはできるものたくさん実はございますけれども、レアアースの世界需要というのはたかだかパナマックスタンカーで二隻程度ぐらいしかございませんで、一つの鉱山を開発して、ちゃんと売って収益を回収できるようなマーケットがあるかというと、なかなかそれは難しいのが現状でございますので、なかなか、マーケットを見据えて鉱山開発二つも三つもやろうかというと、現実的
資材価格は原料価格の動向に影響を受けざるを得ないわけでございますが、肥料につきましては、例えば海外の鉱山の山元との関係強化、あるいは新興国での鉱山開発を通じた輸入相手国の多元化、土壌診断に基づき、輸入依存率の高いリン酸、カリ成分を抑えた肥料の使用の推進を図るとともに、飼料につきましては、原料の輸入相手国の多元化、あるいは飼料増産総合対策事業などの実施による飼料自給率の向上の推進、さらには配合飼料価格安定制度
なお、日本の企業、三井、住友、三菱などは、鉱山開発をその礎として、技術的、経済的基盤を培ってきたという歴史がございます。探鉱技術の開発には力を注いできておりますが、資源メジャーと比較をいたしますと、資金力、開発プロジェクトの数といった面におきまして劣後していることも事実でございます。
まず、上流に当たります鉱物資源の確保については、今、積極的な資源外交による資源国との関係強化とか、あるいは、まさに鉱山開発による、リスクマネー供給等を通じた権益確保をやっています。具体的には、例えばオーストラリアで、これはJOGMECも参加をしておりますけれども、レアメタルの鉱山というのを既に開発して稼働中であります。こういうように、供給元の多様化を図るという努力をやっています。
例えば、石油、ガスではベトナム・ニソン製油所・石化コンプレックスプロジェクト、鉱物資源ではオーストラリア・ロイヒル鉄鉱山開発プロジェクト、電力ではインド国営火力発電公社向け発電プロジェクト、そしてインフラでは、ノルウェーで海底資源探索船輸出プロジェクト、イギリスでは新幹線のプロジェクト、実績も数多く数えられます。
この期間のコストはそれほど物すごく大きな規模ではありませんが、これを掛けることによってその後の商業生産がどれぐらい採算に乗るかということを見極めるということでございまして、採算に乗ると見極めた後では数千億円掛けて鉱山開発が行われるという状況にあります。後ほど御紹介するカセロネスというチリの日本一〇〇%の鉱山は、もう数千億円規模の事業でございます。
○政府参考人(住田孝之君) 海外におけます鉱山開発についての資源投資、今御指摘ございましたとおり、非常に成功しない確率もあると。あるいは巨額の資金を要するということで、様々なリスクを抱えております。
海外の鉱山開発等、まあアフリカの鉱山は中国に丸ごと買われていますが、こういうところで日本が頑張ること。 二つ目は、レアメタル等、そういったものを使わなくても、同じような製品をつくれるように各企業が今努力をしている。 そして三つ目が、きょうの課題であります。都市鉱山であります。
例えば、首都ウランバートルの都市問題の根本的な解決には、今後整備される新空港周辺の活用、鉱山開発に伴う十から二十万世帯の規模の都市建設との連携などにより人口集中を解消する中長期的な取組が必要であり、経済成長の果実を財源として着手することが求められます。
やはり、脱中国依存を加速させて輸入先の多様化を急ぐために、今民間の商社などもカザフスタンやベトナム、インド、オーストラリアなどで資源確保を求めつつある努力を、政府の支援でしっかりと後押ししてレアアースを確保する必要があると私は考えるんですが、輸入先の多様化を図るための海外の鉱山開発の推進等、権限確保及び供給確保の状況と、それに対して政府はこういう支援策をさらに打ちます、そういう政策について経済産業省
こうした、中国以外の鉱山開発、権益確保によって、日本のレアアース需要の五割近くを近い将来確保できる見込みとなっておりますが、さらに、インドやカザフスタンの鉱山開発プロジェクトをJOGMECを通じて支援しているところでございます。
○参考人(本郷尚君) 先生御指摘の、まず最初にもうからないビジネスではないかという点は、やはりその御指摘のとおり、大きくもうけるようなビジネスではなくて、むしろ安定した収益を長く続けられるというタイプで、例えば鉱山開発だとか石油開発とかとはちょっと違う性格のものという認識ではないかなと思います。
鉱山開発、もちろん製錬、環境、リサイクルとも内外の人材育成が大切であります。昨年の分科会で、国際資源大学校の拡充について質問をさせていただきました。そこで増子副大臣から、研修期間を延長して一年程度に延ばすことも必要との御回答をいただいておりますが、またその一方で、その後、資源大の研修はJICAによる研修であり、経済産業省としても外務省にしっかり要望していきたいとの御回答もちょうだいしております。
同時に、この一環ということもありますが、オーストラリアのレアアースの鉱山の開発について政府が主導的に出資するという、このような報道も既にされているところでありますが、私たちとしても、このオーストラリアの民間鉱山の会社の中でレアアースの鉱山開発は大変大事なプロジェクトだと考えておりまして、この鉱山では十年間にわたり約九千トン以上の長期供給契約を目指すこととしておりまして、これが輸入されれば国内の需要の
ドンパオ鉱山、それからカザフスタン、モンゴル等、これは、鉱山開発そして探査を支援して権益を確保したい、そう考えています。 今回、JOGMEC等の力を使ってしっかりやりたいと思っていますし、カザフスタンやベトナムでは、ODA等も使いまして周辺のインフラを整備しながら、開発された鉱山を引き出してくるということも力を尽くしてやっていきたいというふうに思っております。
代替材や使用量低減のための技術開発、リサイクル対策、加工・製造技術の国内立地助成、世界の鉱山開発や権益確保等について取り組むこととしております。これらについて今回の経済対策に盛り込んだところでありまして、全力を挙げて対策を講じていきたいと考えております。
このため、カザフスタン、ベトナム、モンゴル等での鉱山開発、探査について、JOGMECを通じて支援をしてきているところです。先日、私も、モンゴルの総理大臣が来日され、日本のこのJOGMECを含む多くの企業のトップにもお集まりをいただき、この問題で前進を図ることができたと思っております。
いずれも鉱山開発の段階まで進めなかったというのはこれ大変残念なことなんですけれども、先ほど来お話があるように、この銅山も含めて鉱山というのは、大変奥地にあったり、実際出ても取り出すのに道がなかったりとか、それから実際銅はあってもその濃度が低かったりとか、いろんな問題があります。
鉱山権益の取得、開発プロジェクトの参加が積み重なれば、それに伴って我が国企業が有する優れた探査技術や、環境に配慮した鉱山開発、製錬技術等の更なるレベルアップが図られ、国際的にも大きな存在感のある資源企業が誕生するものと考えております。 欧米諸国に負けない体制を今後ともしっかりと整えていきたいと思っております。
要するに、出資にしろ融資にしろ、近年の鉱山開発等を見ますと、やはり、この案件もそうだと思うんですが、JOGMECという半ば日本政府のかかわる、そういうもののある意味での一緒にやっているんですよという、あるいは政府がかかわってやるんですよという、そういう性格的な意味も含めて出資なり融資が行われているというふうに思っています。