2017-06-01 第193回国会 参議院 外交防衛委員会 第23号
○政府参考人(小澤典明君) 先生御指摘の統合型高速炉、IFRでございますけれども、これは金属燃料を用いた小型炉、小型の高速炉ですね、それから乾式再処理施設あるいは燃料加工施設を同一サイト内に設置する概念でございます。非常にコンパクトな原子炉システムの概念でございますけれども、燃料の輸送等に係るリスクというのが非常に低減されるといったメリットがあるというものでございます。
○政府参考人(小澤典明君) 先生御指摘の統合型高速炉、IFRでございますけれども、これは金属燃料を用いた小型炉、小型の高速炉ですね、それから乾式再処理施設あるいは燃料加工施設を同一サイト内に設置する概念でございます。非常にコンパクトな原子炉システムの概念でございますけれども、燃料の輸送等に係るリスクというのが非常に低減されるといったメリットがあるというものでございます。
それから、IFRと日本が進めております再処理とはやや技術が異なる点がございまして、私ども、ちょっと技術的な話で恐縮ですが、いわゆる酸化物燃料、六ケ所等々ではそういった形で再処理を進めるわけでございますが、この高速炉におきましては金属燃料を使うことになっておりまして、金属燃料と酸化物燃料とはやや技術体系が違うということもございます。
今回の長計の案の中でも、まさに炉型選択あるいは再処理法、これは湿式あるいは乾式、あるいは燃料の製造法、化合物燃料、金属燃料等々いろいろな技術的な多様性があるということをちゃんと指摘されております。そして、そのような考え方の中で、現在、サイクル機構と電気事業者などが協力して実用化戦略調査研究というのを行っておりますけれども、いろいろ多様な選択肢の中で検討しているところでございます。
このうち一件はプルトニウム金属燃料の取り扱い時における事故でございますが、他の十九件はすべて溶液系で発生しております。これら事故の臨界の持続時間は、多くは数秒から数時間でございますが、十時間以上持続した事故は三件でございます。
○斉藤(鉄)委員 新聞によりますと、これは新聞情報ですからどこまで事実かどうかわかりませんけれども、技術的な諸元でゼロまで立ち返る、例えば冷却材についてもナトリウム以外のものを考えてみる、それからセラミックタイプのMOX燃料以外の燃料、例えば金属燃料等も考える、それから何と再処理についても、湿式ではなくて乾式の再処理も考えた形での高速増殖炉を考える、こういうことでございます。
さらに、米国におきましては、現在、固有の安全性の活用、金属燃料サイクル、原子炉コンポーネントのモジュラー化等を取り入れた新型LMRの開発を推進してございます。 また、ソ連におきましては、実験炉BOR60、原型炉BN350、BN600を運転中でございまして、さらに実証炉BN800が建設中でございます。
しからば現在全くやってないかというと、そうではございませんでして、小型の原子炉を数個組み合わせるといういわゆるモジュラータイプと言っておりますけれども、そういった設計を考えておりまして、燃料としても従来の燃料とかわりました金属燃料、そういう革新的なアイデアでございますけれども、そういうことを取り入れることによっていい炉ができるのではないかという研究を進めておると承知しております。
これは、実際にJRR3という国産1号炉と言っております天然ウランの金属燃料、バーンアップの低いものでございますが、これを使いまして工学規模でピューレックス法により再処理をする、その試験を行うというものでございまして、私といたしましては、所内の関連部門はもちろんのこと、所外としましては、当時の原子燃料公社、大学、民間企業、そういったところの御協力を仰ぎながら、また、三十九年からは再処理の安全専門審査会
これに比べまして、アメリカの濃縮ウラン型の燃料は、酸化ウランの形式になっておりまして、こういう意味でいきますと、金属燃料のイギリス型に比べまして、有利であるというような利害得失がお互いにございます。