2021-04-15 第204回国会 参議院 文教科学委員会 第9号
文化の中では、例えば優遇されているように見えるかもしれないのが古典芸能、伝統芸能と呼ばれる分野なのではないかなというふうに思いますが、私、先日、狂言師の方、この方は重文の保持者でもあるんですけれども、狂言師の方とお話をしましたところ、いや、大分危機感はありますというふうにおっしゃっていました。
文化の中では、例えば優遇されているように見えるかもしれないのが古典芸能、伝統芸能と呼ばれる分野なのではないかなというふうに思いますが、私、先日、狂言師の方、この方は重文の保持者でもあるんですけれども、狂言師の方とお話をしましたところ、いや、大分危機感はありますというふうにおっしゃっていました。
文化庁に確認いたしましたところ、今回焼失した首里城跡の本殿等は国宝、重文ではなく、国宝、重文は石垣だけで、その上に復元的整備の建物をしていたということで、調査対象ではなかったということも聞いているわけであります。国宝や重文を局所的に捉えるのではなくて、復元的整備を含めて、またその他の施設設備一体として幅広く捉えていただきまして、改めて調査をし、対策を促していただきたい。
重文でもあるいは国宝でもないですから、一つの建物でありまして。それから、そういうことでありますから、消防法でもスプリンクラーを付けろという規制になっていないんですね。
国宝であり重文であるから、やはり中をいじくれないわけですね。障害者のための施設を、バリアフリーの機械を造れないわけなんです。
次に、江戸城天守閣の復元の問題なんですが、実は江戸城も建地割図という設計図が残っておりまして、これに忠実に木造で復元できれば将来重文や国宝になれるのではないかということで、NPOを始め今財団法人もできて様々運動が進んでいるんですけれども、ただ、難しいのは、今残っている天守台が四代目の天守台なんですね。ただ、上の天守閣は造らなかったわけです、火事で焼けちゃった後。
やはり、影響の一つには、SNS等で非常に短い文章でやりとりするということが続きますと、複文、また重文、係り受けというところに対する理解が弱くなるのではないか、こういうことも言われておりますので、そういうところを総合的に見ていくことが必要であり、また、この活用をしっかりとプラスの部分でしていく、あわせてやっていかなければならないというふうに思っております。
現実に、例えば、京都府の教育委員会文化財保護課は、やはり修復事業にかかわる専門技術者や宮大工を直接雇用して、日ごろから競争入札参加資格者名簿を作成し、国宝、重文の修復については、行政が文化財所有者から直接受託し、工事を屋根工事、塗装工事、金具工事など種別に分割して発注しているわけです。そのことによって管理ができへん、そんなことはないですよ。ちゃんとできているんですって。
文化庁は、ことし四月一日から、国宝、重文の修復には、原則として国産漆の使用を求めています。 漆は、古くから、漆器の塗料や京仏壇等に代表される金箔押しの接着剤として活用されて、伝統的建造物の修復には欠かせない原材料であります。 現状は、安い中国産の漆に押され、国産漆では日本の岩手県の浄法寺が中心で、国内需要の数%でしかありません。国産材をふやす以外にない。
そういう意味では、重文について、水や火の使用が認められているということについては、それを一緒にしてしまったということについては、これは認識違いであったということは認めさせていただきます。
日本の場合に、重文とか国宝は確かにそれなりに保護されているんだけれども、それ以外はどうなんだ、あるいは、保護だけではなくて活用という面においてどうなんだ。全国あちらこちらにいろいろな文化があるんですが、それを対外的に発信する、国内的にもそうです、そういうことは東京じゃない方ができる部分がありはしないか。
何も国宝や重文だけが文化財ではない。ほかにもいっぱいあるはずでございます。 あるいは、ライブエンターテインメントというのを考えたときに、これが一四年の市場がたしか四千二百六十億円だったと思っております。ここ数年、二桁の伸びを示しておりまして、そういうようなライブエンターテインメントのようなもの、これも相当の伸び代があると思っております。
その内容について若干申し上げますと、漆というのは日本古来のものでありまして、漆を使った国宝、重文、いろいろあるわけでございますが、その修復等には日本の漆でなければ国宝にならないわけであります。ところが、今、日本の漆自体は一〇%を切るような生産高であります。中国とかベトナムの製品などで修復しても、今度、国宝に該当しなくなってしまう。そういうことからして、漆をとるということは大事な仕事であります。
ですから、財政が厳しかったり、規制の問題がいろいろあるというふうには思うんだけれども、重文民家のうち個人所有というのは、先ほど言ったように二百三十二件なんですね。毎年相続が発生するわけじゃないんですよ。年度にすればわずかなものであって、しかも、私は一定の額を増率したらどうかと言っているわけですから、無理を言っているわけじゃなくて、これはやはり検討の価値があるんじゃないかと思うんですね。
○平野(博)国務大臣 重文民家の相続税の減免に関しての御指摘でございます。 委員からのこういう御要望もあり、百分の六十から七十に上げていただいた、またその改正をしてきたところでございます。
この間、重文民家を個人で維持できずに、所有者を公有化する事例がふえています。この間、聞きますと、百二十五件とのことだと思います。随分ふえています。 私は公有化そのものを否定するつもりはありません。しかし、長い間、重文民家を守り続けてきたNPOの全国重文民家の集いの皆さんは、重文民家は、愛着の思いで見守る家族とともにあることが望ましいというふうに訴えています。
普通、重文に指定してあればこんなことにならない。宮内庁が指定しないものだから、結局、千二百五冊がそのまま行ってしまう。宮内庁、おかしくないですか。
写真などでそのことが報道されましたので、私どもの専門家の方でその写真を分析したところ、日本として重文指定をしておりましたものと非常に酷似をしているということはございますので、その点を踏まえて、先ほど申し上げました形で協力要請をしておったということでございます。
だから、そういう意味で、私的な財産権、建物を建てるというものとの規制をどうするかというのは議論になるところでありまして、いろいろな観点で、この町全体を、あるいはこの通りを、あるいはこの建物をということの工夫をされている中で、あかがね御殿自体が、建物は重文だけれども、周辺に関して一切網がかかっていないという現実で、マンションを建てられることが進められていることを法的にどうこうすることが今根拠がないという
○石田(芳)委員 私も見に行きまして、重文の建物の壁が隣のマンション建設の振動で明らかに崩れていっているんですよ。それから、もう一つは風、やはりマンションというと絶対に風向きが、竜巻みたいなものが起こって、明らかにこれは物理的に非常な危険性があると思うんですが、そういう認識に対して大臣どうですか。
○河村(た)委員 検討というのはいろいろありますけれども、新聞によると、いわゆる登録の上下というものじゃないですけれども、重文の下と言ってもいいかわからぬけれども、登録文化財というのがあるんですよ。そこで保存するという考えですけれども、私どもは、どうせ残すならちゃんと重要文化財として、あそこはやはりシンボルですからね。
私は、かなり残すから文化財としての価値があってJPタワーができるのかなと思っておったわけでありますが、高塩文化庁次長が明確に、これは重文の価値があるんです、しかし、今の計画では重文の価値は全くなくなりますし、登録文化財かな、という格下のものの価値さえなくなりますと明確に二度ぐらい答弁されたものですから、それでは今の計画では文化財、しかも重文ですよ、重要文化財というのはかなり貴重なものなんです。
○河村(た)委員 重文もそうですけれども、もう一つ、登録有形文化財というのがあるんですけれども、そちらも困難じゃないんですか。
その建物がやはり重文の価値があると高塩さん言ったでしょう、重文の価値があるものが重文の価値がなくなるようなことをしてはいけないとは思いますね、率直に。だって、貴重なものが失われるわけでしょう。
片や、二百年を超えた木造住宅は、重文指定等だけでも三百八十件ございます。これが一点でございます。 二点目は、今先生もおっしゃったように、昔の棟梁さんというのはまさに地産地消で、いわゆるここで言っているような長期優良住宅に相当することを地縁社会の中でやっていたわけですね。
こちらも似たようなプロセスにはなっているんですけれども、文化庁の場合には国宝であるとか重文に限って買いますが、博物館の場合には、それぞれの博物館、例えば東京博物館なら東京博物館、京都博物館なら京都博物館でそれぞれテーマを持っていろいろ展示物を買っていますから、これは初めの段階から、研究員による購入候補作品の選考というところからスタートをします。そこが申し出によるものと少し違うんですね。
ですから、私はこの間、京都の二条陣屋というところに行ってきまして、小川さんという方にお聞きしてきたんですけれども、奈良で重文民家ばかりねらった空き巣が発生した。京都府に対策を要望した翌月に、今度は自分のところがやられた。これは、注意を喚起しているといって、自分のところはあかん、大変だと思ってやっているんですよ。それだけれどもやられて、先祖代々伝わる大きな五月人形と和弓をやられちゃった。
○穀田委員 歴史的まちづくり法案にかかわって、重要文化財に指定されている民間の住宅、重文民家について質問します。 今回の法案は、文化財保護行政とまちづくり行政とが連携をして、これまで点として守ってきた貴重な文化財を、点としてだけではなくて面として、文化財を核にしながら、周辺地域全体の歴史的風致を守っていくものだという説明がありました。
それを奈良でいいますと、重文民家が二十二軒です。そのうちやられているのは七軒となりますから、三分の一が空き巣などの被害に遭っている。 文化庁としては、防犯のためにどのような対応を行っているのか、明らかにされたい。
この地帯に関係する国宝、重文の建造物、合計二百五十五件が被害に遭うであろう、こういうふうに言われておる。滋賀県の方でも、石山寺等五十四件、これらが倒壊あるいは延焼等々、こういったことになるのではないか、こういうことが言われています。