2021-05-27 第204回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
宇宙から見た、観測できる、私たちが受け取ることができるメッセージというのは光だけではないということが、最近、この十年でも分かってきていて、時空のゆがみの変動を伝える重力波、そしてあらゆる物質をすり抜ける素粒子のニュートリノ、こうしたものが宇宙から届いている。つまり、異なる種類の情報で多面的に宇宙を理解することができるようになっている。これは大きな転換だ。
宇宙から見た、観測できる、私たちが受け取ることができるメッセージというのは光だけではないということが、最近、この十年でも分かってきていて、時空のゆがみの変動を伝える重力波、そしてあらゆる物質をすり抜ける素粒子のニュートリノ、こうしたものが宇宙から届いている。つまり、異なる種類の情報で多面的に宇宙を理解することができるようになっている。これは大きな転換だ。
加えて、先ほど先生、カミオカンデ、梶田先生のお話をされていましたけれども、昨年、カミオカンデの方に科技特で行かせていただきまして、そのときに、いわゆるブラックホールの連星の重力波を観察するKAGRAを見まして、KAGRA自体はその観察にNdYAGレーザーを使っていまして、私自身、椎間板ヘルニアのレーザー治療にNdYAGレーザーを使っていますので、ちょっと喜んでいたんですね。
昨年から、梶田氏のノーベル賞受賞、理研による新元素の発見、ことし三月には重力波望遠鏡KAGRAの試験運転開始など、日本の基礎研究で大きな動きが続いております。 こうした物理学や天文学の基礎研究を行う大型研究計画の実験装置は、性能を高めると大型化し、建設費が膨大になる、こういう問題があります。
先日、百年前のアインシュタインの一般相対性理論を証明する重力波の測定がされました。聞くところによりますと、アメリカのLIGOによって観測されたということであります。ちょっと日本は負けたなということでございますけれども、梶田先生が東大宇宙研で頑張っておられまして、その日本でも観測施設の大型低温重力波望遠鏡KAGRAが近く完成するんですね。非常に楽しみであります。
同研究施設は、神岡鉱山内の地下千メートルに設置されたスーパーカミオカンデや重力波検出器を始めとする観測装置を用いて、究極のイノベーションとなる可能性を持つ素粒子や宇宙の物質についての研究を行っております。
たとえば将来、いまの波の問題にいたしましても重力波というものができるかもわからない、あるいはいまのラジオ、テレビが無線から有線に変わり得るという可能性もなきにしもあらずである、あるいはまたファクシミリがどんどんできていく、こういう形になった場合、いまのテレビ、ラジオというものがどういうぐあいに将来なっていくだろうかというふうな展望について、ひとつ会長の御意見を聞いておきたい、こう思うわけです。
○森本委員 それから、これも技師長に聞いておきたいと思いますが、現在いわれておりますいわゆる重力波というような波が、現実に実験段階から実用段階に移るというふうな予想というものはできますか。
○野村(達)参考人 実は私、不学にして重力波なるものをよく存じておりませんが、現在の電波の領域といたしましては、波長によりまして分けておりますが、たとえばVHF、UHFあるいはマイクロウェーブ、ミリメータ一波、あるいはさらに進みますと光の波、いわゆるレーザー波等ございますが、重力波というのはちょっと性質の違っているものと存じますが、私詳しいことは存じておりません。