2021-04-06 第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
さらに、農研機構では、独立行政法人通則法に基づいて、本年度から令和七年度までの中長期計画を策定しまして、その中で、公設試験場の品種開発が加速化できるように、例えば国内外の遺伝子資源の収集、保存、配付等を行う体制の整備等も位置づけているところであります。今後とも、都道府県公設試験場による品種開発をしっかりと促進してまいりたいと考えております。
さらに、農研機構では、独立行政法人通則法に基づいて、本年度から令和七年度までの中長期計画を策定しまして、その中で、公設試験場の品種開発が加速化できるように、例えば国内外の遺伝子資源の収集、保存、配付等を行う体制の整備等も位置づけているところであります。今後とも、都道府県公設試験場による品種開発をしっかりと促進してまいりたいと考えております。
同時に、海外に和牛遺伝子資源や植物新品種が流出し、日本の強みが失われないよう、戦略的な知的財産の保護について法制度の在り方を検討してまいります。 更なる輸出の飛躍のためには、輸出先国による規制の緩和、撤廃に向けた対応を加速化していく必要があります。
同時に、海外に和牛遺伝子資源や植物新品種が流出し、日本の強みが失われないよう、戦略的な知的財産の保護について、法制度のあり方を検討してまいります。 さらなる輸出の飛躍のためには、輸出先国による規制の緩和、撤廃に向けた対応を加速化していく必要があります。
これらを踏まえまして、特に、世界一の種苗生産国であるオランダ、ここを大きなモデルとして、国内種苗生産体制の強化、海外遺伝子資源の導入円滑化、知的財産権の侵害対策など、総合的な対策を講じてまいりたいと思います。
率直に申し上げて、これまでと違って今回のCOP10におきまして遺伝子資源のアクセス、利益配分に対する局面が言うならば大きく変わる段階に入ったということではないかというふうに理解をしております。そういうことをベースに置きながら、このITPGRの締結に向けても国内的な検討を率直に言えば始めるということをごあいさつでそのときも申し上げさせていただきました。
二〇〇八年には、国の生物多様性保全推進支援事業から補助を受け、それから民間企業の協力も受けて、原種の遺伝子資源の保存、あるいは無菌培養にも取り組んでいるところでございます。二〇〇八年には、環境省の認可を受けて野生種の人工交配を行い、その種子を自生地にまくという、今そういうところまで進んでいます。
そういうことも考えて、中川農林水産大臣のときに、和牛の遺伝子資源については知的財産として保護できないかという動きがありました。私も、その当時、種苗法の改正等で何とかやれないかということを研究しましたけれども、無理でした。このプロジェクトについては引き続き検討されているというふうに聞いておりますけれども、現在の検討状況、見込み、そこら辺がどうなっているのか、生産局長にお尋ねをしたいと思います。
しかし、残念ながら現状は、日本の基幹農業は水田でございまして、水田をつくる場合に、どこは自然のアシ原として、遺伝子資源として将来世代に渡すのか、どこを開発するのかということを決めなければいけませんでした。しかし、残念ながらこの考え方は日本にはございませんでした。どうぞ。
場合もそうですけれども、外来種の問題についても、こういうことが本当に実効ある形で国の施策としていただくためには、先ほどもちょっと申し上げましたように、各階層の人すべてに御理解いただかないと本当は実効性はないということなんで、その生物多様性条約そのものが幾つかの原則の中に、先ほど申し上げましたように、生物多様性の持続的利用ということを非常に強く訴えている部分がありますように、生物多様性の持っている遺伝子資源
生物多様性というのは、その生態、我々のその生態、その環境を守る生態系として非常に重要な部分を占めると同時に、遺伝子資源として非常に大きい意味を持つという部分もあるわけですよね。
生物多様性が非常に大切だから守りましょうという話はしばしば言われますけれども、なぜ大切かということになりますと、しばしば、遺伝子資源としての重要性であるとか、それからもちろん環境に与える生物多様性の持っている意味だとかということが言われるんですけれども、そういうことからもう一歩突っ込んで、なぜその生物多様性が生じてきているのかということを考えてみますと、これは言うまでもなく、三十数億年の進化の歴史の
そうしますと、これから遺伝子資源といいますか、それの開発と、そして環境の保全という大きなテーマの中で新しい種がまた開発されていく。そうしますと、生物多様性の二十一世紀という時代がますますこれは膨らんでいくのかなと思います。 そこでお尋ねしたいのは、こういう流れが、どんどんこれから科学が進んで、技術革新が進んで、産業技術がどんどん発達していけば、いろいろな形で新しい品種が開発されていく。
それで、今やっぱり大事なことは、思い切って発想も変えて、例えばそういうところの事業に使うお金があるんであれば、本当に生物の遺伝子、資源の保存など、森林の多面的機能を維持するために、例えば国有林自ら、今民間でモデル的にやっておられると思いますけれども、認証森林ですね、こういうところに求められているような林業経営を目指して、森林の資源を丸ごと活用できるバイオマスエネルギーの利用を全国に広げるために普及するようにするですとか
また、例えば水産庁との関係あるいはほかの省庁との関係、その辺はぜひとも、最初に申し上げたように、遺伝子資源というのをきちっと後世に残していかなきゃいけない、伝えていかなきゃいけないということの観点からすると、やはり環境省がイニシアチブをとって、さまざまな都市計画やら農業、林業の政策にも先立つような、そういった法体系を整備していただきたいなと思います。
生物の多様性というのは、私なりの理解からいうと、やはりDNA資源、これは人間にとっての有用性という観点からだけ、狭い意味で申し上げても非常に有用性があるわけで、例えば医薬品の開発あるいは農作物の品種改良等にもさまざまな遺伝子資源が使われている、欠くべからざるものであるわけでございます。 世界の六割以上の人々が、医薬品を植物に直接依存している。
○牧委員 私なりに、生物多様性の確保の意義をあえて大臣にさっきお尋ねしたことも含めて、私は、生物多様性というのは、まさに重要なのは、遺伝的な、遺伝子資源とでも申しますか、その多様性を守ることこそが重要であろう、まさにそこに神経を集中していただきたいなと思うわけでございまして、例えば製薬業界においても、どこかの土の中の微生物から新薬の特効薬の遺伝子を取り出したり、最近だと、化石燃料にかわるエチレンを大量生成
さらに、自然環境の保全という観点では、非常に幅広いことが包合し得るわけでありますが、例えば野生動植物の生息、生育の場を提供する、あるいは多様な遺伝子資源を保全する、そういった機能があろうかと思います。
これはつくばの研究者の方々からお聞きしたんですけれども、七十年間多様な稲の品種改良の努力によって地道に用意してきた遺伝子資源を国が持っている、つまり日本の宝なわけですね。そういう努力をしてきた。今すぐ成果は上がらない。論文ばかり書いているんじゃないですよ、あそこの研究者の人たちは。そういうところでこの成果を上げているということはお認めになると。
生物の多様性は人間と野生生物のどちらが重要かという問題ではございませんで、こういった問題はそのまま実は食料ですとか医薬品ですとか、それから将来のアルコール燃料等のエネルギーの問題にも関係してまいりまして、私たちの将来世代の生活を支える最も重要な遺伝子資源になっているものでございます。これが永遠に失われることを意味することは大変大きな問題であるということになるわけであります。
○公述人(池谷奉文君) 遺伝子資源の件でございますけれども、私どもの生活を支えています食料は実は通常の野生の植物の遺伝子資源を利用いたしまして品種改良をしているわけでございます。 この品種改良した作物をずっと食べていけるならばそれはそれでいいわけですが、同一作物をずっとつくってまいりますとどうしても連作障害等が起こりまして、通常ですと一品種十年前後で生産性が下がってまいります。
人間と野生生物のどちらが重要かというのは感情の問題ではない、野生生物の絶滅はそのまま食料や医薬品など私たちの生活を支える遺伝子資源が失われることを意味するというふうにおっしゃいました。
限りある遺伝子資源に対する戦略というのが非常に大事になってくるわけでございます。 そういう中で、財団法人かずさDNA研究所所長の大石さんを初め、これは一九九八年四月七日に「日本のゲノム解析総合戦略を考える」という緊急提言を出されておって、その中で非常にショッキングな部分があります。 つまり、ゲノム研究のおくれの代償は高価なものとなろう。
もうちょっと今の中で具体的に申しますと、研究開発活動の安定的、効率的な推進を図る上で必要な標準とか遺伝子資源とか研究用材料等の整備、蓄積、こういった知的基盤の整備に関するもの、やっぱりこれは国立試験研究機関がやるべきじゃないか。それから、地震発生メカニズムの解明といったような防災科学技術研究所でやっているような研究ですね。
○菅原委員 これは、前質疑者も質問したわけでございますが、主要作物の種子に限らず、品種開発については、その基礎となる遺伝子資源をできるだけ豊富に収集、保存することも大切な課題でございます。 私も、二十数年前に、町長時代にアメリカのジーンバンクを視察したりしておりまして、この点については日本のおくれを非常に危惧していたわけでございます。
○菅原委員 この遺伝子資源の収集、保存というのは、地球防衛上からも、これは大変なことだと思っておりますし、また、今先進国では一代ハイブリッド種子で世界制覇をもねらっている、そういう研究もされているわけでございますので、やはり日本も将来に向けてこのことに対する大きな使命を感じて取り組んでいかなければならない、こう思っております。
また、研究開発基盤整備の観点から、生物遺伝子資源、研究用材料などの円滑な保存供給体制の確立といった知的基盤の整備を図るほか、大型放射光施設の整備を進め、本年秋に供用を開始することとしております。研究開発の評価については、外部評価を行うなど体制の充実を図ることとし、今後、科学技術会議において策定される大綱的指針に沿って厳正な評価の実施を図ってまいります。