2017-05-17 第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
北陸農政局佐渡農業水利事業所長を経て平成二十四年三月三十一日に退職をされたのに、その九日後の平成二十四年四月九日には一般社団法人農業土木事業協会に就職している。わずか九日間ですよ。これは、現職のときに何らかのアクションを起こさずして、こんな九日で再就職するのは、やはりどだい無理だと思いますよ。
北陸農政局佐渡農業水利事業所長を経て平成二十四年三月三十一日に退職をされたのに、その九日後の平成二十四年四月九日には一般社団法人農業土木事業協会に就職している。わずか九日間ですよ。これは、現職のときに何らかのアクションを起こさずして、こんな九日で再就職するのは、やはりどだい無理だと思いますよ。
それからもう一つ、民間企業でございますけれども、土地改良事業の中で仕事をしている協会役員及び農業土木事業協会等に加盟する会員企業への天下りについては、過去三年間の実績で見ると、再就職、これ、御存じのとおり、退職二年以内にそこに下りようと思えば承認が必要なわけでありますけれども、過去三年間では四件でございます。これも、今申し上げましたように、私が就任以来、再就職の承認は一切認めておりません。
ところが、その資料が、去年の十一月二十一日の大手のメーカーとか設計業者などの集まりである農業土木事業協会にはちゃんと提出されて、おまけに農水省の担当者がちゃんと行って説明までしている、こういう事実を明らかにしました。業界にまで出している資料がなぜ国会議員に出せないのか、まずこの点をはっきりお答えいただきたい。
今御指摘のありましたように農業土木事業協会に説明したではないかというわけですが、これは現在委員会をもって計画基準の改定をやっておる段階においていろいろ調査をする、そういう段階で、こんな格好で目下改定の作業が進められております。皆さんの御意見をお聞きしてさらにそれを煮詰めていこう、こういう段階でございますので、業界も含めて皆さんの意見を聴取している、そういうためにやった資料でございます。
社団法人農業土木事業協会というのがあるわけですね。これはまさに農業土木に関係のある建設関係、測量関係、コンサルタント関係の主として大企業が加盟しているわけなんです。役員名簿を挙げておきましたが、酒井会長さん、荏原製作所の相談役を初め、ずらっと大手の社長、会長が並んでいるでしょう。こういう団体なんですよ。