2018-06-08 第196回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第7号
御指摘のありましたJRでございますが、かつて、輸送構造の変化に対応できず、巨額の長期債務を抱えて経営が破綻した国鉄を再生させるため、全国一元的な組織を分割し、公社制度を改め民営化し、JR会社法等に基づいて昭和六十二年に発足をしたものであります。
御指摘のありましたJRでございますが、かつて、輸送構造の変化に対応できず、巨額の長期債務を抱えて経営が破綻した国鉄を再生させるため、全国一元的な組織を分割し、公社制度を改め民営化し、JR会社法等に基づいて昭和六十二年に発足をしたものであります。
かつての国鉄は、公社制度のもとで全国一元的な経営形態であったために、経営の自主性が失われたことや、適切な経営管理が行われがたく、輸送構造の変化に対応できずに、巨額の長期債務を抱えて経営が破綻した、それで、国鉄の経営形態を改めて、分割・民営化することとされ、現在のJRが発足したところでございます。
一方、高度経済成長を通じまして、自動車や航空との競争が激化をし、これまでの国鉄中心の輸送構造に大きな変化を生じまして、昭和三十九年に国鉄は赤字に転落をいたしました。職員四十万人を超える巨大組織を全国一元的に管理する立場にあったわけですけれども、運賃や人事、そして投資計画、様々な面で国の規制を受けておりまして、適時適切なきめ細かい経営判断ができなかった。
これはモータリゼーションのような輸送構造を取り巻く変化に対応できなかったということがあるわけでございますが、その原因として、国鉄が公社という公的な組織体であった、それから全国を一元的に運営していたということが原因なんではないか、こういう議論がございまして、公社ということに対しては民営化という手法で、全国一元的でなかなか細かいところまで知恵が回らないというところにつきましては分割という手法で、極めて重要
しかし、道路の延び、自動車、トラック輸送の便利さ、こうした輸送構造の変化の中で、鉄道貨物が現在トン数で一%弱、トンキロベースで四%程度に落ちておることは事実であります。JR貨物が七期連続の経常赤字という厳しい経営環境にあることも、先生のお話の中で指摘をいただいておるようなことでございます。
振り返れば、公社制度のもとで我が国の輸送構造の大きな変化に対応できず破綻するに至った日本国有鉄道を再生させるべく、さまざまな反対や困難を乗り越えて、分割・民営化を内容とする国鉄改革という戦後の総決算ともいうべき大改革を昭和六十二年に断行してはや十一年が経過しております。この国鉄改革により新たに民間企業として出発したJR各社は、それぞれの経営責任のもとで立派に鉄道事業を継続しております。
こういったようなものがどのようにしてこうなってきたかということでございますが、その原因でございますけれども、これは先ほど来御指摘もございましたが、一つは自動車や航空の発達に対しまして国鉄のシニアが減少してきたという、輸送構造の変化という点がございます。
単にトラック輸送業界の問題だけではなくて、大半の貨物をトラック輸送に依存しておる日本の輸送構造から見まして、この問題は看過できないことだというふうに思っております。 そこで大臣、この軽油の動きについては運輸大臣にも業界から要望書が出ておると思いますが、どのようにこれからお取り組みをいただくことになりますでしょうか、お願いしたいと思います。
しかし、その主要な原因は何かといえば、モータリゼーションの進行などを背景といたします輸送構造の変化というものによりまして、旧国鉄が鉄道産業としてその雇用を縮小せざるを得なくなった結果、鉄道共済年金の成熟化が高くなったものと考えております。
御存じのとおり、モータリゼーションの進行などに伴いまして輸送構造の変化が起きて、昭和四十年代からそれが始まったわけでございますが、これに伴いまして国鉄の経営の合理化も進んだわけでございます。
国鉄の貨物輸送活動は、昭和四十五年度をピークに減少傾向に転じ、我が国の貨物輸送構造は大きな変貌を遂げてまいりました。国鉄貨物輸送の再建計画に基づく輸送力の削減の時代には、通運事業者といたしましても大きな犠牲と経営努力が求められてまいったのでございます。
○新盛委員 今回の貨物二法、まさしく四十年ぶりの輸送事業にかかわる大変革を来す、ある意味では輸送構造の革命ともいうべき内容をはらんでおるわけでございますが、貨物輸送事業のこうした状況が何によって新しく変わってきているのか、その認識をお聞かせください。
このような国鉄の経営の破綻は、輸送構造の変化に即応した変革や生産性の向上が立ちおくれるなど、時代の変化に的確に対応できなかったことにあります。またそれができなかった原因は、現行の経営形態そのものに内在する構造的な問題、すなわち、公社制度のもとで巨大組織による全国一元的な運営を行ってきたことにあります。
昭和三十年以降の高度成長期を通じ、自動車、航空機等他の交通機関の急速な発達に伴い、それまでの国鉄中心の輸送構造は大きく変化し、国民の輸送機関に対する選択肢は広がり、競争の激しい交通市場が形成される中で、国鉄が他の交通機関に対して持っていた優位性と交通市場における高いシェアは次第に低下した。
政府は国鉄が公社制だから輸送構造の変化は対応できなかったと言うんですが、政府の言うとおり国鉄は設備投資をやった。対応できなかったのは国鉄ではなしに政府だったということは、もはや明白であります。 そこで私、問題を進めたいのでありますが、そういう中で国鉄は自助努力を重ねてまいりました。衆議院の論戦を通じて、六十年度の一般営業損益は三千二百億円の黒字であるということが明白になりました。
なぜなくなり始めているかというと、重くて大きい物を大量に長距離運ぶということから、だんだん軽い物を短距離もしくはしばしば運ぶという形に輸送構造が実は変わってきたということでございます。これは実は先ほど申し上げたようなエネルギー多消費産業が産業の主役をおりたということと非常に密接な関連を持つわけであります。
また、責任の所在の問題でございますが、根本的には国鉄再建監理委員会の「意見」においても述べられておりますように、輸送構造の変化に対応した業務運営の効率化及び設備投資の重点化などが適切に行われなかったことなど、公社制度及び全国一元の巨大組織による運営という現行形態そのものに内在すると考えております。
○国務大臣(橋本龍太郎君) 長期債務につきましてでありますが、膨大な長期債務の原因は、基本的には、国鉄が公社制度及び全国一元の巨大組織による運営のもとで輸送構造の変化に適切に対応できず、経営の効率化、重点化を図れなかったことに起因することが大きいと理解をいたしております。このため、分割・民営を基本とする改革を実施し、国鉄の再生を図ることとしているところであります。
今日の国鉄の経営が破綻いたしました原因は、設備投資に起因するというよりも、基本的には国鉄が輸送構造の変化に対応した業務運営の効率化が適切に行われなかったなど、公社制度及び全国一元の巨大組織による不能率、そして労使関係の責任体制の欠如という、そういう経営形態及び運用によるところの欠陥が多いと、そう考えております。
(拍手) にもかかわらず政府は、輸送構造の変化に的確に対応できなかったことが今日の経営危機の原因であり、それは全国一元の巨大組織としての公社という経営形態に根本の原因があると強弁し、また、過去数次の再建策がすべて失敗したのもこの経営形態の問題にメスが入れられなかったからだと主張して、国鉄危機の真の原因から国民の目をそらさせ続けてきたのであります。
(拍手) 国鉄の経営破綻の原因は、第一に、モータリゼーションの進展、大都市圏における民間鉄道の普及充実、航空輸送の発達などによる輸送構造の変化、第二は、公社制度のもと、巨大組織による全国一元的な運営によって経営の自主性が制約され、ひいてはそれがいわゆる親方日の丸的経営体質となり、また、経営責任が不明確となっていたこと、加えて、国鉄に対する国の出資が十分に行われず、民間資金の導入によって金利負担が増大
国鉄赤字の原因は、輸送構造の変化に的確に対応できなかったとする国鉄の経営形態にあるのではなく、歴代自民党政府の政策そのものにこそ真の原因があることを追及した我が党の質問に対し、政府は何一つまともに答えられず答弁不能に陥ったではありませんか。
むしろ今日の背景から考えてまいりますと、輸送構造の変化あるいは採算性を十分に考慮せずにという御指摘を受けたとすれば、そうしたこともあるいは否定できないのかもしれませんけれども、過大な設備投資を行ってきたとするならば、むしろ民間の企業でありましたなら拒否ができたでありましょうようなものであっても国鉄という公社制度の中でその横風に耐え切れなかった部分というものもあったのではなかろうか、私はそう思うのです
その間、第一次、第二次のオイルショックということを経まして輸送構造が大変激変をいたしまして、五十七年度の実績は九千七百八十万トンということでございます。その後なお貨物の輸送量は減少を続けておりまして、昨年度の実績でいきますと六千八百五十五万トンという数字になっております。
○橋本国務大臣 先ほどからの御論議を拝聴しながら私なりのお答えをさせていただくならば、監査委員会報告のその根幹に触れるところまでを考えてみれば、輸送構造の変化あるいはモータリゼーションの進展の中における鉄道輸送の役割の変化というものに十分対応し切れなかった公社組織というものの持つ弱み、全国一社制の組織と一元的な巨大組織のために機動的にこれらの変化に対応できなかった弱み、こうしたものが極めて大きいと考
しかし、国鉄が多様な輸送機関の発達に伴う輸送構造の変化というものに抗し切れずに今日の状況に至ったという中には、単に公社制度による自主的かっ弾力的な経営が困難であったということばかりではなく、やはり全国一元の巨大組織というものの中で画一的かつ競争意識というものに乏しい運営が行われてきたために、私は、輸送需要のきめ細かな対応ができにくかったということが極めて大きな原因だったと考えております。