2002-11-13 第155回国会 参議院 憲法調査会 第3号
それからひいてはプロレタリアートの独裁というような言葉を入れてみる、社会主義の体制のために憲法国家があるんだという規定を設けてみるという形で、むしろ資本主義、西洋、ヨーロッパ型の憲法が資本主義の憲法だというところの強い規定というのは必ずしもあるわけじゃないんですけれども、典型的な社会主義憲法と比較しますと、日本国憲法というのはやはりヨーロッパの西欧立憲主義憲法であり、経済的にはやはり市場経済を前提とした資本主義憲法
それからひいてはプロレタリアートの独裁というような言葉を入れてみる、社会主義の体制のために憲法国家があるんだという規定を設けてみるという形で、むしろ資本主義、西洋、ヨーロッパ型の憲法が資本主義の憲法だというところの強い規定というのは必ずしもあるわけじゃないんですけれども、典型的な社会主義憲法と比較しますと、日本国憲法というのはやはりヨーロッパの西欧立憲主義憲法であり、経済的にはやはり市場経済を前提とした資本主義憲法
また、先生はなぜこの資本主義憲法というものを非常に支持をされるのか。この憲法のもとにあります我が国民法というのは所有権絶対を定めたものであります。なぜ先生はこの憲法を極めて支持をされるのかということと、そしてまた繰り返してのお尋ねになりますが、理屈として、片一方はいい、片一方はいけない、それは非常に矛盾した態度ではないかというふうに私は思いますが、いかがですか。
それから、あと何でしたか……(石破委員「資本主義憲法を擁護されるいわれ」と呼ぶ)それは資本主義憲法といっても、結局、四百年の歴史があるので、だんだん変わってきています。
私が申したのは、資本主義の憲法を有する国の裁判所の職員の労働組合がマルクス・レーニン主義を信奉し、反憲法運動方針を堂々と掲げて運動しておる、こんな雰囲気や風潮が裁判所の中に出ておる、資本主義憲法を持つ裁判所の職員がマルクスレーニン主義の反憲法思想の運動方針で活動しておる、それを何らたしなめることができないということは実におかしい。
経済制度は修正資本主義。憲法十四条、二十九条であり、これは、共産国家の一党独裁、全体主義政治制度でもなく、生産手段を国有にする共産主義経済制度と異なる。これと憲法一条天皇象徴、この三つが我が国の憲法の体制であると私は理解をいたします。この一つでも外せば我が国は革命につながる、こういう体制をよく公務員に理解させておかなければならないと思うのです。
(「どこの政党だ」と呼ぶ者あり)資本主義憲法はこれを改正しなきゃいかぬ、これはもうかつて私どもこの耳り残り、今日あるのでございます。私は、そういうことでなしに、国民自身が憲法改正の必要を認め、そして国民から立ち上がった場合、そのときにはやはりわれわれは政府としてその負託にこたえる、これは当然ではないか、かように思います。
従つてこれらの規定を中心に、新憲法はいわゆる資本主義憲法であるか、社会主義憲法であるかという問題について、いろいろ論議がされておるのであります。マルクス刑法理論によれば、すべて犯罪は経済の上層建築である、かような汚職事件も資本主義制度の所産であるというふうに理論づけておるのであります。そこで私は憲法が資本主義憲法か社会主義憲法かということも、本問題に関連して重味を持つものと考えるのであります。
しこうして現憲法は資本主義憲法であるということであるならば、刑法の改正よりかむしろ根源的に憲法それ自体を改正して、社会主義憲法となし、経済的贈収賄罪の成立の根拠をせん滅するということこそ社主義の理想に合体した立法的態度である。