1979-04-24 第87回国会 参議院 外務委員会 第8号
その協力してきたアメリカが、今度は逆に――ダレスさんの外交の時代は岸さんがアメリカに行って、いまのアメリカと同じように、日米貿易のアンバランスを是正してくれ、アンバランスが是正できなければ、あの貿易外収入としての船の片道ぐらいは日本のを使ってくれと言っても、これに対してこたえなかった。―― 時間が来ましたから、これはこの辺で、次に二十六日に質問いたします。
その協力してきたアメリカが、今度は逆に――ダレスさんの外交の時代は岸さんがアメリカに行って、いまのアメリカと同じように、日米貿易のアンバランスを是正してくれ、アンバランスが是正できなければ、あの貿易外収入としての船の片道ぐらいは日本のを使ってくれと言っても、これに対してこたえなかった。―― 時間が来ましたから、これはこの辺で、次に二十六日に質問いたします。
アメリカの言うことにはあたりまえの点があるが、日本が戦争で敗れて疲弊して立ち上がることもできないときに、貿易のアンバランスを是正してくれ、貿易のアンバランスを是正できないにしても、貿易外収入としての船賃だけは日本において片道だけかせがせてくれと言ってもアメリカは相手にしなかったじゃありませんか。
私は、アメリカの国会で岸さんが五つの問題をひっ提げて、二十年前に、日米関係の貿易状態の日本の赤字の累積、これが貿易の不均衡からきているのである、貿易の不均衡を是正してもらいたい、貿易面だけでなくて、貿易外収入としての輸送の船賃なり、船を使うなり、そういうことも配慮してもらいたいと訴えたが、当時ダレス国務長官は一顧だにこれを与えないのでありました。
アメリカからの品物をアメリカの船で送って、そうして往復ともやるというのでなくて、少なくとも帰りには日本の船を使うとか何とかという形において、日本の貿易外収入としての船の問題も考慮してもらいたいと、具体的に列挙して日米間の不平等の是正ということを説いたんです。
しかしながら、観光という業務は、低開発国にとりましても、いわゆる貿易外収入の大きな潜在的な価値を持つ業務でございます。その面においで、当然先進国から協力を、あるいは援助を仰ぎたいといったような希望が、国連あるいは先ほどの機関に対しても寄せられておったのでございます。
この観光開発というのは、その開発途上国から見て、一体、どういう意味があるのかという御質問でございますが、これはきわめて端的に申し上げれば、いわゆる貿易外収入の増進といった経済的な要請に当たるわけでございます。そうした面から、そうした収入というものが少しでも外貨の収入の増加を必要としておる低開発国側の要望にも沿う一つの手段である。
それで結局貿易及び貿易外収入を合算した経常収支においてはいまあなたがおっしゃったように約年間二千万ドルくらいの赤字が出てくると、こういうふうに理解しておいていいのですか。
特需の実態を把握するのにどういうふうにしてやっておるかと申し上げますと、まず特需の収入の面は、日本銀行で、毎月外国為替統計というものを発表しておりますが、その中に貿易外収入の一つの項目として特需の項目がございます。
国際的な運賃の水準というものがございますので、そういういろいろむずかしい事情が海運のほうには要素が多いために、政府といたしましても、国の貿易の振興をはかり、あるいは貿易外収入をふやすというようなことを考えますときに、海運に援助の措置を必要とするという見解に立っていたしたのでございます。
そこで第三国間の輸送が相当できまして、貿易外収入というものが日本の経済の上に大きな働きをいたしたのであります。でございますから、当時の日本のあり方と同じような状況に置かれるならば、日本の生産力が三倍になったとするならば、二千万トンの船をいま持っておることがほんとうなんです。 なぜその船が持てなかったかというと、私どもはこのときやっておったんですからよくわかっております。
さらにできた後の管理、経営も公団がやるということで、いままで他の国の例を調べましたが、これだけの空港であれば相当国際収支の均衡の上の貿易外収入も相当にあるという見通しで、公団は黒字でいくことができるだろうという見通しもついております。そういう諸般の関係から、私はこの閣僚懇談会に案を提案することはいたします。
次官、もう一つ純粋に、アメリカの事情を考えないで、日本人だけの事情で考えてみますと、いま新しい世界の拠点を開いて貿易外収入をあげよう、赤字を克服しよう、そのためには最良の条件のところに空港を設置して皆さんに来てもらおう、いまお金があまりないところに日本を攻めにやってくるどろぼうということよりも、金をためるほうが先ではないですか。
だが、国際航空の貿易外収入のうち運輸収入と対照してみますと、これは一一%に当たる四千万ドルかせいでおるのであって、むしろ意欲的な積極面を打ち出して、こういう具体的な施策をとる、企業も国民もそれについてこいというような面が打ち出されて、初めて世界の三大拠点の一つの飛行場を設営するために公団をつくる、あるいは富里を、あるいは霞ケ浦をということになる。
またいま航空局長がいろいろと答弁しておる中に、でき上がった後における管理、経営は公団が行なうのだ、この点から見て、国際収支の均衡を保つ上に、重要な意義をなす、つまり貿易外収入を確保する任務を果たすのでございますから、港の管理、経営に似たような国費の負担ということは必要ではないか。
○国務大臣(松浦周太郎君) 国際収支の均衡をはかるためには、直接貿易と貿易外収入、これをかね介せて善処していかなければならぬことは、言うまでもないことでございます。御指摘になりました国際収支の第三国間の輸送につきましては、まずいま申し上げました第一の問題は、船腹が不足であるという点であります。
もう一つは、日本の国際収支の均衡を保つためにはどうしても貿易外収入を高めなければならない。それには日本の唯一の外資を集めるところは、富士を背景とした日本アルプスである。
○松浦国務大臣 やはり仰せになりましたように、通産省の商社の第三国間の輸送についても、これは貿易外収入を増すために必要であるということは、商社の働きによるものであると思います。
そうでなければ、日本の開放経済下における貿易外収入を増加させることは困難である。そういう意味で、いまなお初志を貫徹すべく、向こうでは交渉過税においては内容を発表することをお互いに控えようということでありますので申しておりませんが、いまあなたがお話しになったようなことがあったとすれば、これは断じて許すことはできません。
貿易外収入のほうは非常によくない。しかも、それがいわゆる構造的な赤字でございます。これは海運の収支にいたしましてもその他の収支にいたしましても、その点でかなり今後もずっと続くのじゃないかということが見通されるわけであります。
そういう意味も、なぜ私は言っているかというと、これはまあ釈迦に説法でございますから長々と申し上げませんけれども、日本の国際収支を見ても、完全にこうした事業で取得するもの、貿易外収入としてかなり国際収支に貢献しているようなものは、そういう意味で前段に申し上げたように、それが一年々歳々いい傾向になってきて、四十五年くらいになると、私どもが想像もつかないような外人客が参る。
貿易の関係にしても、貿易外収入にいたしましても、それは総合収支では何とかかんとか理屈をこねくり回してきました。私は日本の健全経済は貿易の輸出入のバランスが正常にいかなければならぬと思うのです。これはどこの経済でも同じだと思うのです。ところが本年度輸入において五億ドルも超過しようという、政府の見通しでは五十二億ドルよりも五十七億ドルにならんとする、こういう状態。片方、ストックはたくさんある。