1952-06-26 第13回国会 衆議院 本会議 第61号
同君は、この演説で、五月一日のメーデーに際し、警察の行つた暴逆につき政府の責任を追究し、抗議したのであります。日本の労働者、農民、学生、市長は、メーデー人民広場において、国民の生命財産を保護すべき警察が、労働者や学生を殺し、傷つけたといつて憤激しておるのであります。
同君は、この演説で、五月一日のメーデーに際し、警察の行つた暴逆につき政府の責任を追究し、抗議したのであります。日本の労働者、農民、学生、市長は、メーデー人民広場において、国民の生命財産を保護すべき警察が、労働者や学生を殺し、傷つけたといつて憤激しておるのであります。
私はその魂胆は、いうまでもなくメーデー事件の真相がこの国会の討議を通じて内外に明らかにされ、特にこの警察の行つた暴逆が国民の前に暴露されることを諸君は恐れているんだろう。それゆえにこそ、諸君は国民周知の事実までも虚構だ、やれ捏造だ、やれ荒唐無稽と称して、風早君の口を封じようとしておるのじやないか。しかしながら諸君、諸君がいかに耳をおおうても——こういうことは耳をおおうて鈴を盗むたぐいだ。