1952-11-24 第15回国会 衆議院 法務委員会 第5号
また脱走兵であるということも正式に英濠軍当局からは通報を受けておりません。ただ関係の将校がこれは脱走兵だということを言つておるだけでありまして、われわれとしましてはこれ脱走兵であるかどうかということは了承してお りません。
また脱走兵であるということも正式に英濠軍当局からは通報を受けておりません。ただ関係の将校がこれは脱走兵だということを言つておるだけでありまして、われわれとしましてはこれ脱走兵であるかどうかということは了承してお りません。
ところが英濠軍当局とせられましては、それならばこのキヤンプ内に警察官が来て取調べをしたらどうかという回答があつたそうであります。われわれの方としては英キヤンプ内に行つて取調べをする必要はない。当然こちらへ来て取調べをすべきだという考えから、一応それで終つたわけです。
これにつきましては、英濠軍当局にも無論この状況は通報してありますし、先方もよく承知しております。先方の首脳者も非常に心配をしておりまして、要するに国連軍が日本におるとしても、日本の国民の心からなるサポートがなければ、やはり居心地が悪いのではないか、そういう点で兵隊等が心ならずもそう深く考えないでいろいろのことをやつて、却つて感情がおかしくなるということは非常に困ると言つて非常に心配しております。