1966-06-23 第51回国会 衆議院 法務委員会 第49号
○志賀(義)委員 最高裁判所の家庭局長に去る六月九日質問したのですが、残念ながらきょうは来ておられませんが、興心塾の塾長になっており、またそのほか二つの、三鳩学院とルンビニホームの責任者であります秋田豪諦という人が、私の質問する前日、六月八日に、東京家裁保護施設協議会会長をやめておりますが、そのやめた理由は政務次官のほうじゃおわかりございますまいな。——ところが、ここに奇怪なことがあるのです。
○志賀(義)委員 最高裁判所の家庭局長に去る六月九日質問したのですが、残念ながらきょうは来ておられませんが、興心塾の塾長になっており、またそのほか二つの、三鳩学院とルンビニホームの責任者であります秋田豪諦という人が、私の質問する前日、六月八日に、東京家裁保護施設協議会会長をやめておりますが、そのやめた理由は政務次官のほうじゃおわかりございますまいな。——ところが、ここに奇怪なことがあるのです。
それから、なお先日興心塾が鉄火場になっているようなふうに申しましたが、鉄火場は都内であります。そこで賭博の現行犯で捕えられないために、そこの金銭の決済を興心塾という保護施設でやっているように思われるのです。少年がその金のやりとりを見ておって、保護施設というものはいいもんだなと、こういうように言っているんですからね。鍛冶委員もそういうことは、ほかの例も非常によく知っておられるようであります。
これは秋田豪諦という人が会長で、その一族が、三鳩学院とルンビニホーム、興心塾、この三つを経営しているのであります。過去一年間の実績では、この三施設に委託された少年の数は、東京周辺にある二十数カ所に委託された全少年数の四分の一ないし五分の一を占めております。
——ところが、この興心塾を出た少年たちが、またその父兄たちが、何を言っているか。ときどきいかめしい人たちが数台の車で興心塾に乗りつけ、少年たちの見る目もかまわずに、少年が言うことには、これくらいの札束、ちょうど十五センチくらいの一万円札の束を積んで興心塾の中でばくちをやっているというのです。少年は、施設っていい商売だな、あんなにもうかるのかと言っているのです。