2003-06-12 第156回国会 衆議院 憲法調査会 第8号
自由主義政治家を皆殺す計画でした。例えば高橋是清のように明治の日露戦争のとき、十八億の戦費のうち六億を外債、ユダヤ財閥のクーン・ロエブとかシフから借りてきて、日本は日露戦争を米英と組み勝ちました。高橋は親米政治家でした。だから、アメリカは、貸した金が取れなくなったら困るので、ポーツマス条約というタオルを投げてくれた。 第二次世界大戦というのは、とめ役がなかったんですね。
自由主義政治家を皆殺す計画でした。例えば高橋是清のように明治の日露戦争のとき、十八億の戦費のうち六億を外債、ユダヤ財閥のクーン・ロエブとかシフから借りてきて、日本は日露戦争を米英と組み勝ちました。高橋は親米政治家でした。だから、アメリカは、貸した金が取れなくなったら困るので、ポーツマス条約というタオルを投げてくれた。 第二次世界大戦というのは、とめ役がなかったんですね。
それから考えてみると、それは二・二六事件以来、高橋是清とか自由主義政治家がみんな、国家社会主義、北一輝なんかに指導されていた軍部、ある意味では、軍隊による社会主義革命行動みたいなものに自由主義政治家がみんな殺されて、本当の残っている自由主義政治家がはっきり物を言わなくなった。このことが大政翼賛会に発展していって、政党が全部解散されたと思っています。
昭和十一年あたり、特に二・二六事件というのは、自由主義政治家がみんな殺されたんです。高橋是清というような財政通の政治家がいました。この人は日露戦争のときにも、ロシア皇帝がユダヤ人をいじめるならば、日本がそれに対して戦ってくれるならば金を貸そうといって、クーンロエブとかシフとかいうような大財閥が協力しました。日露戦争の戦費は十八億円でございます。外債が六億円、国内債わずか四億でございます。
私は、政治家としての信念として、自由主義政治家としてそう思っております。私の気持ちを、幾ぶんでもけっこうでございますので、御理解願えればまことに幸甚であると思います。ありがとうございました。
ある自由主義政治家がこう言っておった。軍事費というものは、もう一回ふえたら翌年度からとめることはできない。とめようとすると当局や軍備論者が「国賊だ」という言葉を吐く。ここに非常な大きな問題があると言っておった。今日は日本の防衛当局というものは昔の陸海軍のような野放図でない。しかしやはり外にはこれを業としておる防衛兵器の業者がある。なかなか油断はならぬです。
そこで、これは鳩山さんは、全くこれはもう敗戦とともに生れ変って、ほんとうにもう心髄からの自由主義政治家、議会政治家、民主主義政治家になられたと思って、はるかに敬意を表しておった。