2018-04-18 第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第5号
この核分裂連鎖反応の仕組みは、これまでの調査から推定されるところでは、ウラン半減期から計算すると、約二十億年前は軽水炉と同等、約四%の核分裂性のウランが存在していたということ、そこに流れ込んだ地下水が減速材としての役割を果たし、核分裂連鎖反応が継続する定常的な臨界状態が発生したということでございます。
この核分裂連鎖反応の仕組みは、これまでの調査から推定されるところでは、ウラン半減期から計算すると、約二十億年前は軽水炉と同等、約四%の核分裂性のウランが存在していたということ、そこに流れ込んだ地下水が減速材としての役割を果たし、核分裂連鎖反応が継続する定常的な臨界状態が発生したということでございます。
つまり、まだ火災が継続しているわけでございますし、態勢としては、いつ何どきまたメルトダウンの状態、臨界状態に戻るかもしれない、そういう緊急事態に備えた即応の態勢をきちんとまだ継続する必要がございますし、それと中長期的な体制と分けて考えるべきではないか。
それから、三つ目の大きなものがやはり東海村でありまして、これは、非常に危険な中性子が漏えいしてしまって、非常に危険な状態、臨界状態になっちゃっている。 そのときに、私は実は、橋本知事と堀貞行君という県警本部長に呼ばれて現場へ行きまして、現場指導をした一人なのであります。 これも、今の災害対策基本法は根本的におかしい。
再処理施設につきましては、発電炉と同様に重大な事故の対策が求められるということになろうかと思いますが、発電炉と比べますと、臨界状態にしないことが安全対策の基本であるというようなこと、それから多種多様な事故シナリオが想定できる等、非常に発電炉とは違った特徴というのがございます。したがいまして、こうした施設の特徴を十分踏まえた上で基準を検討していくことが重要であるというふうに考えてございます。
未臨界状態で核変換を行うために制御しやすいということが高速増殖炉との大きな違いであり、利点だというふうに思っておりまして、この方式の研究を進めるべきだと考えています。 この加速器は、東海村のJ—PARCに既に設置をされております。実は、平成二十一年に、この施設の共用促進を目的とする法案審議に私も参議院の一員としてかかわりました。
核融合は、臨界状態になると制御不能になってしまう核分裂とは異なり、プラズマ状態の中で重水素とトリチウムを反応させ、ヘリウムと中性子とエネルギーを生み出します。実用化されれば、地球上に太陽を生み出すような壮挙になってまいります。 現在、ITER計画は、フランスのカダラッシュで、日本人の本島機構長のもとで、日本、EU、ロシア、米国、中国、韓国、インドの七カ国が総額一・六兆円を出資し進められています。
他の機能が働かないと原発暴走ということになりますが、現実に、一九九九年六月十八日に、志賀原発では、定期点検中に三本の制御棒がぽとんと落ちてしまって、点検中ですから本当は入っていなきゃだめなんですが、臨界事故を起こす、それを八年間ほど隠し続けるということをやったところなんですが、あのときは十五分間、臨界状態が続いたんですよ。
また、原理上、臨界状態を発生させることがないので、制御不能による暴走、メルトダウン、こういうことが起こり得ない。過酷事故につながらない。こういう特性があります。
ナトリウム漏えい対策の強化、そしてまた長期的に停止をした設備の点検、こういったものがございまして、昨年五月に十四年半ぶりに運転を再開させ、臨界状態を達成した経過がございます。ただ、残念ながら、また昨年の八月に炉内中継装置を落下させるというトラブルがございまして、今年六月に同装置の引揚げが完了いたしまして、今運転可能な状態への復旧作業を行っておる状況でございます。
○吉井委員 班目委員長に引き続いて伺っておきたいのは、原発の、分厚いですから遮へい効果で地震前に中性子の検出はない、もし地震直後に敷地内でかなり計測されておれば、制御棒が全部入ったはずが、入り切らないものがあったりして部分的に臨界状態があったかもしれないという評価はできる場合があろうかと思うんですが、しかし、大体一〇〇%挿入されておったというふうにみなしていい状態かと思われるんです。
PWRとBWRの違いは、PWRは、蓄圧タンクから硼酸水の注入というのが絶対条件で、それができないと臨界状態になってしまう、まさしくチェルノブイリ事故のようになってしまう。
地震等で途中でとまっていますと、一応はとまった形になっているんだけれども、部分的には臨界状態があって中性子が出てくるとかあり得るわけですね。そういう基礎的なデータというものが、地震の後、班目委員長のもとにちゃんと届けられたのかどうか。それから、現在、これらについて、そういうデータはきちんと届いているのかどうか、これを伺っておきます。
この帯水層と呼ばれる層にCO2を注入する理由ですが、要は、非常に高圧で一定の温度を気体ないし液体に対して掛けますと気体だか液体だか分からないような状態になる、これを超臨界と言っているそうでありまして、この超臨界状態になった炭酸ガス、CO2を水を含んだ地層に目掛けて注入すると。そこの水分にCO2を吸収させることによって地下に閉じ込めると。簡単に言うとこういうことであります。
保安院の報告書によりますと、臨界事故発生時に、「日立製作所の現場の試験関係者は、中央制御室からの指示により、臨界状態を収束させるため、全閉した挿入元弁及び引抜元弁を開に戻す作業を行った。」と書いてありますね。臨界を収束させる作業を行った日立の社員というのは、当然、日立本社に作業報告しますから、メーカーも知っていたわけです。
このことが制御棒引き抜けを防止する適切な対策が取られず、さらに制御棒が引き抜けることはあり得ないという先入観をもたらして臨界状態になっていることに思いが至らず、結果として臨界が長時間続くことになった原因の一つであったと推測いたしております。 次に、安全上の危惧についてお答えいたします。
制御棒の引き抜けについては、軽微なものから臨界状態に達したものまで多数の事例がありました。 最も古い制御棒の引き抜けは、一九七八年十一月に東京電力福島第一・三号機で発生した事象ですが、当時、当該案件をきちんと情報公開、情報共有していれば、その後の問題発生が防げたかもしれず、結果として広く皆様に御心配と御不安を与えてしまったことは、まことに遺憾のきわみでございます。
三本抜けて、弁の操作を誤ったというのに気づくために十五分ぐらいかかっておりまして、十五分間の間臨界状態が出現したということでございます。
そのうち、昭和五十三年十一月の東京電力福島第一・三号機と平成十一年六月の北陸電力志賀一号機では、原子炉が臨界状態に至っていたと報告されております。しかも、この二件は、運転日誌などを改ざんし、かつ、国に報告がなされなかった、いわゆる改ざん、隠ぺいという、特に重大な事案であります。
○吉井委員 これは臨界状態の発生どころか、臨界状態を停止しなきゃいけないのに、これがとまらないという事態が起こってくるんですね、きっちり入らなかったら。
それで、北陸志賀、東京電力福島第一、東北の女川、中部の浜岡で制御棒駆動系での事故が次々と見つかってきておりますが、実際に臨界状態が発生していたというのは中性子束のデータなどでうかがわれるわけです。データ隠しも問題なんですが、定期点検中でなければ、緊急事態発生でスクラムがかかったときに、普通だったら全制御棒が直ちに入らなきゃいけないんですね。
○吉井委員 この出てきたチャートとシークエンスを照らし合わせながら、どういう事象がどう発展していったのかというのは、私は一番聞きたいところですから、保安院にもそれから北陸電力にも聞いておりますが、その詳細等は、おっしゃるように、さらに何か北陸電力でなくなっている資料もあるというから、とりあえずのものを三十日にお出しになるにしても、少なくとも中性子束がこれだけ出てしまって臨界状態になっていた、原子炉で
事業者におきましては、この指示を受けた調査を進めておりまして、今先生御指摘のございました北陸電力の方からは、志賀原子力発電所の一号機において、平成十一年に、定期検査期間中に、三本の制御棒が部分的に引き抜けて、原子炉が臨界状態になった事故が発生していたこと、そしてそれを報告していなかったということが報告されました。
原子力安全委員会といたしましては、電気事業者による一連のデータ改ざん等の不正の中でも、北陸電力による臨界に係る事故の隠ぺいは、定期検査中の機能確認試験の準備のときに原子炉で臨界状態が発生し、それが一定時間持続したという、極めて重要な事象であるということと同時に、事故の原因を究明し、それに対応した対策を講じ、そこから得られた教訓を広く共有する、こういう安全確保の基本からも逸脱するものであることから、まことに
だから、十五分間も臨界状態が続いている、その間、原子炉を覆う格納容器とか圧力容器の上ぶたはあけられたままだということですから、まさに原子炉が暴走しかねない、暴走に発展しかねない大事故だというふうに思うんですね。 それで、問題は、事故の報告は所長まで届いたけれども、所長は国へは報告をしない、運転日誌にも事故は記載されていないというふうに聞いています。
その下なんですけど、原子炉が臨界状態となり原子炉自動停止信号が発生したが、F101弁が閉まっていたこと、及びなんですよ、及び水圧制御アキュムレーターに圧力が充てんされていなかったため、直ちに制御棒が挿入されなかったってこれ説明を受けたんですね。 これ、実は二重に起こってはいけないことが起こっているんですよ。
での臨界の事故でございますけれども、昨年十一月三十日に、全電力会社に対しましてデータ改ざんなどがないかという点検を指示していた中で明らかになった事柄でございまして、今御紹介ございましたように、平成十一年六月十八日に北陸電力の志賀原子力発電所一号機で、原子炉の停止機能の強化工事において機能の確認試験の準備として制御棒関連の弁を操作していたところ、三本の制御棒が部分的に引き抜き状態になったということで臨界状態
切迫性のある地震としての東海地震は、駿河トラフ沿いのプレート境界で起きるマグニチュード八クラスの巨大地震でございますが、ひずみが既に臨界状態に達していると考えられ、いつ起きるかわからない、非常に切迫した状態であるということで、気象庁は二十四時間の観測体制をとって監視を続けております。