2019-02-27 第198回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
私が行ったときに目についたのは大隈重信先生でありまして、この大隈重信先生は、明治維新からわずか十三年後の一八八一年の五月三十日に統計院を設立いたしました。 そのときの発言が非常に私は重要だと思っておりますので、あえて申し上げると、「現在ノ国勢ヲ詳明セザレバ政府則チ施政ノ便ヲ失フ 過去施政ノ結果ヲ鑑照セザレバ政府其政策ノ利弊ヲ知ルニ由ナシ」。
私が行ったときに目についたのは大隈重信先生でありまして、この大隈重信先生は、明治維新からわずか十三年後の一八八一年の五月三十日に統計院を設立いたしました。 そのときの発言が非常に私は重要だと思っておりますので、あえて申し上げると、「現在ノ国勢ヲ詳明セザレバ政府則チ施政ノ便ヲ失フ 過去施政ノ結果ヲ鑑照セザレバ政府其政策ノ利弊ヲ知ルニ由ナシ」。
また、大隈重信も、日本の政治が根拠となる数字に基づいた議論によって行わなければならないんだ、だから統計が重要だということで統計院をつくられました。
ちょっともう時間がなくなってきましたけれども、一つ提言ということにはなりますけれども、もし、今回のこの話、厚労省の中のガバナンスの問題であったり、あとは職員の専門性の、知識の問題、認識の問題ということであれば、やはりそういう人たちが集まった形の、昔の大隈重信の統計院ではありませんけれども、統計をやはり一括して扱う、そうした部局をつくるということも考え方の一つとしてあるのではないかなというふうに思いますが
統計院の調査に從事する者は、單に事務ができる者でなくて、一定の國家試驗をやつて、必要な有資格者の中から選ぶようにしなければならぬということが第二。それから第三は、作物報告機關の仕事は、食糧を集めたりする仕事とも、あるいはその他の統制、あるいは調整の機關の仕事とも全然離れてやらなければならぬ。離れた機構をもつてつくらなければいかぬ、それが第三。