1952-05-07 第13回国会 参議院 農林委員会 第29号
それから價格関係でもう一つ質問いたしたい点は、消費者價格の第四条の三の規定で、先ほど補給金とマル公制度との関係を御質問いたしましたけれども、消費者價格をきめる場合には、第四条の二項の規定を準用しておりまして、家計費、物價、その他の経済事情を参酌してこれを定めるということになつておりますが、ところが私の記憶によると、第四条の二項の家計米價というものは、何といいまするか、家計費の中で占めておる娯楽費であるとか
それから價格関係でもう一つ質問いたしたい点は、消費者價格の第四条の三の規定で、先ほど補給金とマル公制度との関係を御質問いたしましたけれども、消費者價格をきめる場合には、第四条の二項の規定を準用しておりまして、家計費、物價、その他の経済事情を参酌してこれを定めるということになつておりますが、ところが私の記憶によると、第四条の二項の家計米價というものは、何といいまするか、家計費の中で占めておる娯楽費であるとか
○中田吉雄君 この辺まあ非常に公共団体の数、性格、内容等がまちまちで非常に面倒だと思うのですが、何かもう少しこの例えば率勢米價というような米の計算についてやつたようなああいうような方法でですね、何か出る方法はないのですか。そういう研究はやつておられるのですか。大体荻田局長と奥野課長の独裁で(笑声)大体こういうふうになつているのですか。そういうふうに公共団体では大体とつておるようですがね。
ことに米價を早急にきめなければならないところに來ております。その米價も各方面の代表者によつてなされておりまして、米價審議会の答申と政府の考えとの間には、相当の開きがあるやに仄聞しております。
実は米價をすみやかにきめればならない段階に至つているときに、米価審議会の答申と、政府のただいまお考えになつておいでになるであろう、その價格との開きが、あまりあるやに私は聞いている。そこでその政府の立場を有利にするために、かくのごとき発表をされたのではないかということについてのお答えを願いたい。
しかしながら、今一番問題になつておりますのは、この米價の問題であります。米價がいまだに決定していない、まことに矛盾きわまる話であります。こういうことを意識しておらないといたしましても、農民としては、実に不愉快千万である。とる方の数字だけはきちきちにきめて來るが、農民に拂うべき米價は少しも決定していない、こういうことに対しても、農林省に十分なる反省を私は求めたい。
○國務大臣(増田甲子七君) 予算の編成の仕方につきましては、米價は若干消費者價格は明年は多少上るであろうということは考慮に入れてあります。というのは、生産者價格も、農民の熾烈な要望もございますし、パリティー計算も多少上昇しておりまするから……その生産者價格の上つた比率だけは消費者價格は上げたくない。
○兼岩傳一君 それから簡單で結構ですが、予算のあの減税は、シャウプの勧告通りかそれ以上にされるかということと、それから二、三質問を連続して申上げますが、補給金を廃止すると物價値上りをどう見ておられるかということと、賃金ベースは六千三百七円で組んでおられるのか、賃金ベースはどういうふうにして組んでおられるのか、貨物運賃の値上げをされるのかされないのか、米價はどういうふうに組んでおられるかというような点
○國務大臣(増田甲子七君) 兼岩さんの御質問は、價格補給の調整金のことと賃金のことと運賃のことと米價のことと、もう一つ何ですか。
米價等の引上げのありますときには、大抵必ずといつていいくらい引上げております。この点の努力は今後といえども一番大事な点でございますのでぜひやつて参りたい、かように考えております。 それから増床の点は、実は大体三箇年間で八万床にしたいというような計画でございまして、今年度はその年度計画によりまして大体一万五千床の要求をいたしております。
非常に強いところへもつて來て昨年度は幸い豊作のところへ早場米の奬励があつたのでありますから、農民はそのために今おつしやつた総計で一千二百万石という米を出して、相当の恩惠を受けて米價の安いところも非常に救われて、今年はさらに早場米の恩惠を受けて、ささやかな自分たちの農家経営を営もう、そのためには準備が大切だということから零細農家諸君もむりをして、どうも共同経営では部落に持つている動力一つではつい混み合
○小林(進)委員 今の早場米のことで、前の話を聞いてなかつたのでちよつと伺いますが、中間経費の中に早場米と超過供出の價格が入つて何か高くなるというような御説明だつたらしく想像するのでありますが、昨年度あたりの米でいうと、十一月だけで石三千五百九十三円でございますが、それに七月の最終に決定した米價で五十一円ばかり上つて三千六百四十四円になつたというので、それに早場米の報奬金、超過供出の奬励金を入れて平均米價
○小林(進)委員 そういたしますと、基本米價の結局一升に見積りますと三十六円四十四銭に、その超過報奬の分が五%の二倍の一割で、大体一割と見まして三円五十銭、それに今の八十七億が一升に行きます場合にどの程度になるか、数字が今出ませんが、そうするとやはり今の消費者價格の五十八円から見ますと、米價それ自身というものは四十円まで行かないことははつきりいたしますね。
さらに米價決定に対しては農民の意思を反映せしめ、米價は生産費を償う額において決定されたきことが、農民の切実なる要求であります。ことに食糧確保臨時措置法一部改正案に対しては強い反対意見が見られ、その成立には再生産に対する具体的な裏づけの確立が必要であることを明らかにしております。
それから米券の発行、米價パリティー計算におけるところの農民への不当に安い米價の押しつけ、本年度米價決定に際しての都道府縣会館における非公開でやられたくらやみ会議、これに長官が出ておられる。やみ取締における不公平、物資配給に際しての納得しがたいやり方、見返り資金計画に対しての恥さらし、常に大藏省の長官からやつつけられて引込んでしまう。実際なつていない。見ていても私ははずかしい。
○安孫子説明員 米價審議会を非公開でやることになつたことについて、農林省はどう考えておるかという御意見だと思います。実は公開でやりますか、非公開でやりますか、いろいろ論議いたしまして、議長から議員に諮られまして、非公開ということにきまつたわけであります。御了承願いたいと思います。
まず第一点といたしましては、米價審議委員会の件につきまして御質問を申し上げたいと思うのであります。先ほど社会党の委員に対して、米價審議委員会というものは公開しない、これは委員に諮つてきめたのだと言われましたが、五日の朝私が安孫子長官に電話をかけて聞いたところによると、これは非公開でやるのだと言われておりまして、この点において非常に食い違いがある。
○足鹿委員 私は米價審議会の問題について最初にお尋ねいたしたいと思います。今月の五、六両日にわたつて開かれた米價審議会に対して、政府は当初絶対これを非公開によつて開催をする、こういう方針であつたようであります。いろいろ委員会において審議の結果、制限つきというようなことで、委員の秘書として來た者については入場を認める。
先ほど大藏大臣の御説明中に、肥料等の重大なる物資についても補給金の削減について考慮を拂つておるという趣旨の御説明がありましたが、肥料等につきましては、その対象になるところの米價はバリテイー計算によつて改訂いたすのでありまして、当然肥料に対する補給金の打切りによる部分は、米價においてこれを吸收して農家を救済する道があるでありまするけれども、今日の主食に次ぐところの重大な、國民生活に関連を持つところのこの
○深澤委員 第四にお伺いいたしますが、米價審議会の構成にあたつて、私はこの前坂本政務次官に対して、この構成は新聞に発表せられるように、共産党やあるいは産別、日農統一派、こういうものを除外することはまことに不公平な処置ではないかという追究をしたのであります。坂本政務次官は十分了承して公平にやるという御答弁があつたのでありますが、しかし事実はそれらの團体政党を除外して米價審議会を構成されておる。
○井上(良)委員 さらにもう一点米價審議会の問題について伺いたいのです。いよいよ米價審議会が設立されまして、本年度産米及びかんしよ等の價格を、民主的に廣く生産者及び消費者一般、学識経驗者等を集めて審議されておりますが、これは農林大臣と安本長官との依嘱によつてできておる審議会であります。
○井上(良)委員 一番大事な問題は農林省の態度でありますが、米價決定の問題は物價廰が大体責任の所管廰であるから、農林省としては、一応生産廰と言いますか、食糧を確保し、増産をはからなければならぬ責任のある立場において、米價の算定はこういうことにしなければだめだという強い要求をいたす立場にあるのでありまして、それに対して物價廳の方では、この米價がわが國の賃金、指数にどう響くか、物價にどう響くかということからそろばんをはじき
しかもその物價はたとえば米價審議会に現われておりますように、國際物價へのさや寄せという観点からも考えられておるようなことを、われわれは聞いておるのであります。そういうことになりますれば、現に自由價格というものがマル公のあるものすら、それを割つておるような実情にある。
これは至急に米價の改訂に対應しますところの切りかえをしなければならなかつた関係上、折衝の途中において第十次の改訂を行いましたので、十次の改訂が低いものになつておりますが、なお今後も引続きまして財務当局の方とは折衝を続けたい、かように考えております。
上りますならば農家の收入は多いようになりますけれども、支出の面でそれだけ税金その他で多いので、結局米價の問題が只今審議会等にかかつて來月は決定の域に入ろうと思うのですが、現在の農家としては米の高いことを望んでおりません。むしろこの税金の面で非常に苦しんでおる。
米價の点でなくてそういう場合における、肥料が高くなつた場合にそういう零細農家が犠牲になる。その点についての何か対象をお考になつておるかどうか、それをお伺いしたわけであります。
尚次のお尋ねといたしまして、米價の向上に対する零細農家に対しての問題でありますが、これは私の常に憂えるところであるのであります。三反五反と小さい耕地しか所有し得なくて、自分の作つたものは家族の多いために殆んど消費して少しも供出いたしておらないという農家、これは三千円の米を食いましても六千円の米を食いましても結局腹の膨れるところは一つであります。
それに今度中央できめられた、四月から六月までの賃金のうち加配米の米價のはね上り金が一人手取り百二十円、これも支給されておりません。こういうような状態において非常に生活は苦しくなつております。
しかもさらに米價の審議会を設けるにあたつて、國会代表を入れるという話がある。議会は休会中であります。從つて、國会代表を入れる場合は、議会が開会になつて、その承認を求めて後ということにならなければならぬのでありまして、そうすると、やはり第三十九條の規定を蹂躪する結果になつて来はしないか、こういう憂えを持つのであります。
○安孫子説明員 私どものただいま考えております点は、いろいろ米價の決定に関しまする基本的な方針については、一案を提示いたしたいと考えております。それから本年度の米價に関しまする具体案につきましても、会議の途上におきまして、適当なる機会に提示をいたしまして御審議を願いたいと考えております。
○深澤委員 米價の決定は単にこれは政党政派の問題ではないとわれわれは考えます。全日本の農民の生産意欲を高揚させ、日本の食糧問題を解決する重大なかぎであります。從つていかなる党派、いかなる組合の意見といえども、これを取入れて、そこに一つの結論を見出すというところに、真の民主主義的な運営があると思うのです。
○長谷川説明員 従來から農林委員会においても、米價審議会について御要請がありましたので、本年度の米價から一応民間の有力なる各位の御参集を得た審議会というものをつくりまして、その御意見をできるだけ取入れて米價を決定することにいたしたいという考え方から、審議会をつくることをきめていただいたのでありますが、具体的に米價をいかにして算定するかということにつきましては、ただいま食糧廳長官からもお話がありましたように
第二には、農民には生産費を割る米價と、天くだり的はだか供出、重税が來る。第三に、中小商工業者には資金、資材の大資本家による独占、重税の賦課、大資本、外國資本と競爭の結果倒産の続出。第四に、結局彼らの目指すところは、日本経済の破滅と日本民族独立の喪失である。わが郡山を考えて見るとき、その階級構成は工場労働者、会社、諸官廳勤務者が大部分であり、次は中小商工業者と農民である。
○井上(良)委員 私の聞いておりますのは、農林大臣として少くとも二十四年度産米の價格決定はパリティー方式を採用しようとするか、そうではなしに生産費を基礎としてきめたがいいと考えるか、それとも國際的な農産物價格との均衡においてきめようとするか、これは農林大臣として責任を持つておる立場から、他の各省等に対する一つの、交渉の上からもまた全國の農民の協力を得る上からも、農林大臣は米價はこうきめようとするのが
○森國務大臣 米價の査定方針についてお尋ねがありましたので、一應お答えをいたしたのであります。何だか御不満足のようでありますが、私はこういう式できめますというのできめますれば、たとえばパリティー式が一番完全だからパリティー式でやるというのなら、審議会も何もいらぬのであります。こういう方式が完全であるということを私として考えておりましても、責任の位置としてこれは申し上げる時期ではない。
次に米價の問題であります。大藏大臣は東北地方におきまして、補給金を廃して國際價格にさやよせするという根拠に基いて、五千円という米價の問題が発表せられております。今大臣は、井上君の質問に対しまして、價格形成方式については、今発表の時期ではないと言われたのでありますが、この大藏大臣が発表せられた五千円の、この價格の方式に対しては、農林大臣はどういう考えを持つておられますか。
目下新聞紙等に出ておりますのは、いずれも具体的に研究しておりますものがちらほら出ているという税の段階でございまして、勿論政府としまして方針を決めまして向うに出す段階にまでは参つておらないのでございますが、何と申しましても食糧の輸入補給金を來年あたりはどうするか、それから國内におきましても鉄鋼、肥料、それから石炭、これらの補給金が大部分を占めますが、肥料の補給金なんかは例えば補給金を出して米價を安くする
○西郷吉之助君 私は平田主税局長に希望的意見を申上げて置きたいのですが、極く最近の新聞を見ますと、大藏大臣は米價の問題で、米價を引上げなければならんと発表されておる。私はその実際は知りませんが、新聞紙上だけの知識なんですが、併し一方の主務官廳たる農林省の農林大臣は、これは反対だというようなことを新聞で言われておる。どうもそういうものを見ると、非常に大藏大臣は独断的だと思うのです。