2020-12-08 第203回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
○紙智子君 令和元年、二〇一九年の牛乳生産費が公表されましたが、搾乳牛一頭当たりの全算入生産費は前年度よりも増加しています。現行水準以上の設定を求めたいと思います。 次に、新型コロナで生乳は保存の利く乳製品に仕向けました。そのために、バターや脱粉、脱脂粉乳共に在庫量も増加していると思うんです。
○紙智子君 令和元年、二〇一九年の牛乳生産費が公表されましたが、搾乳牛一頭当たりの全算入生産費は前年度よりも増加しています。現行水準以上の設定を求めたいと思います。 次に、新型コロナで生乳は保存の利く乳製品に仕向けました。そのために、バターや脱粉、脱脂粉乳共に在庫量も増加していると思うんです。
二〇一五年産米は、全算入生産費六十キロ当たり一万五千三百九十円で、全銘柄の平均価格は一万三千百七十八円となっています。価格とコストの関係なんですけれども、この価格には出荷団体の保管、運送、手数料などの経費や消費税も乗っています。 そこでお尋ねします。 政府備蓄米の入札予定価格というのは、主食用米の農家手取りと遜色ない価格に設定されるというふうに伺っています。
全算入生産費と比べたら五千円違うわけなんです。こんな米価では、大規模経営だって赤字になりかねませんよ。 十アール七千五百円の戸別所得補償というのは、赤字を補填する確実な収入でありました。一七年産米では七百十四億円の予算が組まれましたけれども、これがそっくり失われる勘定になります。岩手県一関市の意見書では、市内の農家収入が合計で約三億円減少するとも言われています。
昨年の一俵当たりの全算入生産費は一万四千五百八十四円と前年比の五・二%減少していますが、どのようにして九千六百円まで生産コストを下げるのか、お伺いしたいと思います。
生産費は、実搾乳、これ百キログラム当たりの全算入生産費ということですけれども、北海道は、二〇〇五年、平成十七年ですけど、七千五百八十円、二〇一五年、平成二十七年は七千七百四円ですから、十年間で百二十四円増えていると。都府県はということで見ると、八千九百四十七円が九千七百八十九円になって八百四十二円増えているということなんです。
米の生産費を見ると、相対取引価格が生産費をカバーできないという状態にあるということでありまして、二十七年の米生産費についてでありますけれども、六十キロ当たりの全算入生産費は全国平均で一万五千三百九十円となっていますけれども、取引価格の平均価格というのは一万三千百七十五円です。
それから、作付面積十五ヘクタール以上層の米の全算入生産費につきましては、それぞれ十万一千五百二十二円、一万一千三百九十四円となっているところでございます。
二〇一三年の十アール当たり及び六十キログラム当たりの米の全算入生産費につきましては、全農家平均で見ますと、それぞれ十三万四千四十一円、六十キロ当たりが一万五千二百二十九円、それから、作付面積規模が十五ヘクタール以上層におきましては、それぞれ十万一千九百一円、一万一千四百二十四円となっているところでございます。
この生産費のところについては、一つは副産物のことなんですけれども、生産コストについて、これは制度創設当時から、副産物に係る経費を含む生産費総額から副産物収入を除いた全算入生産費を算定に用いてきている、こういうふうになっています。
このことを踏まえた上で質問をさせていただきたいと思うんですけれども、農林水産省がことしの十一月二十四日に公表した平成二十六年度の牛乳生産費調査によりますと、飼料費が増加したこと等によりまして、搾乳牛の通年換算の一頭当たりの全算入生産費は前年度に比べて約一・六%増加しているということ。
私どもで実施をしておりますてん菜生産費調査で最近十年間の北海道のてん菜農家の収支状況を概観いたしますと、まず、全ての規模階層平均の物財費、労働費、資本利子、地代を含めました十アール当たり全算入生産費は、平成二十年前後に肥料費等が高騰した後、十万円台で推移をしているという状況でございます。
農水省のデータで見ると、平成二十五年産の米の全算入生産費、生産コストというのは一万五千二百二十九円です。今、米の値段は一万を切っているんですよ。もう既にコスト割れして、再生産可能な価格じゃないんです。
米の生産費の調査を見ますと、これはいろんな定義があるんですが、全額算入生産費というもので見ますと、これは一万五千円ということになります。一万五千円が本来のあるべき価格ということなんですけれども、農家の平均手取りは九千円まで下がっているということです。
平成二十六年産のところを見ていただきたいと思いますが、全算入生産費を大きく割り込んでいます。紫のところがナラシ、緑が米の直接払い交付金、そして赤が網下の収入なんですね。これ全部足しても赤字であります。改めてこうして見てみますと、やっぱり戸別所得補償制度の米の直接払い交付金はいかに大事だったかということがよく分かっていただけるんではないかというふうに思います。
そもそも、戦後、米が不足していた時代に食管法に基づいて米の増産意欲を喚起するために機会費用を入れた全算入生産費というものが採用されて、ずっとそれがいろんな場面で活用されてきたと、こういう経緯があるわけでございます。
それは、この恒常的なコスト割れというのを計算するときに、私は何度も申し上げていますけれども、全算入生産費というところが一つ基準になっていて、米の場合は、実は、労働費を考えない場合には、販売価格から純粋な物財費等々を引いた額が、多少利益がというんですか、余りが出る、ただし、労働費を考えると、それはコスト割れしてしまうということでございました。
だからこそ、私はあんなにしつこく、全算入生産費というのでコストを考えていいのかということをお伺いしてきたところもあるんです。
ほかの、ゲタ対策なんかも基準にはこの全算入生産費を置いているわけですよね。 計算の仕方としては、むしろ米の戸別所得補償の方が、労働費を割り引いて考えていますので、ある種、少しコンサバといったらいいんでしょうか、少な目に見積もっているという事実はあると思います。
一方で、いやいや、そうではなくて、全算入生産費として、自作地地代とそれから自己資本利子といったようなものも入れて計算するべきだというからには、何かそこには合理的な理由があるべきだと私は思っているんですが、大臣は、そこについては御見解はおありでしょうか。
もう一つ、本会議では、これもまた聞くのかと言われたら、大変申しわけないんですけれども、本会議でも全算入生産費の方を聞かせていただきました。それは、その前の農林水産委員会でも聞かせていただいた件なんですけれども、そのときに、大臣の方からの御答弁で、この全算入生産費を生産に要したコストとして考える、これについては大変合理的な方法の一つであるというような御答弁がありました。
○林国務大臣 この全算入生産費ということでございますが、これは前も御答弁したように、この自作地地代等も含めたものを使ってきたということでございます。
ところで、今回の法案にある、生産条件不利補正交付金、いわゆるゲタ対策は、生産に要したコストと販売額との差に相当する額を交付するものですが、その金額の算定に際し、生産に要したコストとして使う全額算入生産費には、実際に経費としての支払いは一円も発生していないもの、例えば、自作地地代といって、もし自分の土地を他人に貸したら入ってくるはずのお金という、架空の金額も含まれています。
生産費については、これまでの価格政策、所得政策の経緯もあって、再生産を確保するのに必要な補填単価を算定する観点から、自作地地代なども含めた全算入生産費を用いてきたところであります。 単価の算定方法については幾つかの考え方があると思いますが、自作地地代は、自分の土地を他の用途に使った場合の機会費用でありまして、これらを考慮することも合理的な方法の一つであると考えております。
ただ、一つだけ、先ほどの全算入生産費の中で、これは入れて計算しちゃいけないんじゃないのかなという要素が私は二つあると思っているんです。それが、自作地地代と自己資本利子です。 これは、言ってみれば、水田で考えましょうか、自分の田んぼを人に貸していたらこのぐらいの収入があるだろうとか、そういう意味で算入されている費用なんです。だからこそ、投入した経済価値だと私は申し上げているんです。
そうすると、農家というか農業においては、基本的に、コストというと、いわゆる全額算入生産費というものをその一つの考え方にしているということなんです。 まずお伺いしたいのは、農業においてコスト、費用というのはどういうものなんですかと聞いたら、基本的に全て全額算入生産費ということで考えるということでよろしいんでしょうか。お答えをお願いします。
このときの政府の買い入れ米価ですけれども、終戦直後から米が足らない状況でありましたので、米を増産する、それから再生産を確保するといったことを旨として政府の買い入れ米価が決められておりまして、当初は、前の年の価格に物価の変動率を掛けるというやり方をとっておりましたが、その後、昭和三十五年から食管法がなくなります平成七年までの間は、いわゆる全算入生産費というものをとって政府の買い入れ米価を決定しております
生産費が幾らで、全算入生産費がこれだけ、コストがこれだけと、全部数字を出しているじゃないですか。それと、作物についても、明確に、畑作でやるのはこれとこれとこれだとはっきりさせているわけですね。そういうものに注文をつけられて、これからの過程の中で交渉するとは、どうやってやるんですか。 要するに、見直せということは、作物の数を減らせということ、単価を下げろということ以外ないわけですよね。
それを私も、これは農林水産省からいただいたんですけれども、二十年産の米のブロック別生産費、十アール当たり、これで、資本利子・地代全額算入生産費、ここまでを見ますと、一番高いところは私の比例の選挙区の四国なんですね。これが十九万四千六百九十九円。北海道は十一万二千六百六十五円。これは、今にわかに割り算できないんですけれども、一・七倍から八倍違うんじゃないか。