1986-05-14 第104回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
さらに、遺伝資源の保存の現状でございますけれども、遺伝資源の保存はなかなか大変な仕事でございまして、先ほど申し上げましたような非常に莫大な点数について、種子繁殖性の植物の種子の保存は主として筑波にあります農業生物資源研究所の種子貯蔵施設を中心に保存をしてございますが、例えば芋類だとかコンニャクのたぐいといった栄養系の作物あるいはその野生種、木本性の果樹でありますとかお茶あるいは桑、こういったたぐいのものは
さらに、遺伝資源の保存の現状でございますけれども、遺伝資源の保存はなかなか大変な仕事でございまして、先ほど申し上げましたような非常に莫大な点数について、種子繁殖性の植物の種子の保存は主として筑波にあります農業生物資源研究所の種子貯蔵施設を中心に保存をしてございますが、例えば芋類だとかコンニャクのたぐいといった栄養系の作物あるいはその野生種、木本性の果樹でありますとかお茶あるいは桑、こういったたぐいのものは
そういうことでございまして、さらには我が国として、これはJICAの事業の中で既にタイ国あるいはバングラデシュ、こういうところでは日本の供与によりましてかなり立派な種子貯蔵施設を供与してございます。
その点、米国政府は種子貯蔵施設について中国と技術協力協定を結ぶとか、あるいはきょうは羽田農林大臣はお留守でございますが、何年か前にフィリピンの国際稲研究所にも二晩泊まり込みで低温種子貯蔵を見て回ったそうでありますが、ロックフェラーが大口出資者としてこういうものに参加してアメリカは国際的にも大きな手を打ってきておる。
アメリカやソ連で実際にどのくらいかというのは、なかなか正確な数字はわからないのでございますが、私どもが八万と言っておりますのがアメリカあたりでは一つの研究所の種子貯蔵施設でもって十二万五千点を保存しておるというようなこともございますし、またソ連で、ある植物生産研究所というところで十六万九千点というようなデータも手元にしておりますので、多分それらの大きな国ではトータルといたしますともっと相当大きなものを