2021-05-27 第204回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
国際的な競争はますますすさまじく、諸外国においては米国、中国、EUなどが科学技術関係投資を大幅に引き上げている中で、日本が後れを取ることは許されません。世界情勢の変化に対応した、戦略的で大胆かつ迅速な研究費の配分などが求められています。 ソサエティー五・〇を真の意味で実現するとともに、経済安全保障の考え方の下、戦略的不可欠性を確保するための研究開発なども強化すべきです。
国際的な競争はますますすさまじく、諸外国においては米国、中国、EUなどが科学技術関係投資を大幅に引き上げている中で、日本が後れを取ることは許されません。世界情勢の変化に対応した、戦略的で大胆かつ迅速な研究費の配分などが求められています。 ソサエティー五・〇を真の意味で実現するとともに、経済安全保障の考え方の下、戦略的不可欠性を確保するための研究開発なども強化すべきです。
ネイチャー誌におきましては、その要因といたしまして、人口減少やそれに伴う研究者の減少でございますとか、科学技術関係投資の伸び悩み、こういった点が要因として考えられるというコメントが紹介されているところでございます。
ネーチャー誌においては、日本は二〇〇〇年以降十七個のノーベル賞を受賞するなど優れた研究成果を出してきているが、一方で科学技術関係投資の伸び悩みなどが悪影響を与えているというコメントが紹介をされていると承知をしております。文部科学省といたしまして、世界全体で国際共著文が大きく増えている中で我が国の共著論文の伸びが相対的に低いことなどが要因の一つだというふうに分析をしております。
また、科学技術関係予算と一言で申し上げても、民間投資が約八割を占める中でありますから、この民間の資金を、潤沢な資金をいかに科学技術関係投資として呼び込んでいくかということが喫緊の課題だろうというふうに思います。
政府全体の科学技術関係投資のうちの四〇%余りが文部省関係でございまして、そのゆえに大学の研究ポテンシャルというものにやはり期待が大きくなされているわけでございます。この大学の研究ポテンシャルというものをどう高めていくかということによって、今回の法案で御提示申し上げているようなすぐれた発明というものがどの程度生み出されるかというのも左右されるわけでございます。