1974-04-23 第72回国会 衆議院 農林水産委員会 第32号
したがいまして、将来いかなる事態においていかなる結果が出るかということになりますと、ここで非常に明確なことは申し上げかねるわけでございますけれども、かりにそういう凶作というようなものにつきましては、たとえばこれは水の計算の場合なんかで申しましても、異常渇水年とか異常豊水年というのははずしてものを考えるというようなことによる推計の方法もあろうかと思います。
したがいまして、将来いかなる事態においていかなる結果が出るかということになりますと、ここで非常に明確なことは申し上げかねるわけでございますけれども、かりにそういう凶作というようなものにつきましては、たとえばこれは水の計算の場合なんかで申しましても、異常渇水年とか異常豊水年というのははずしてものを考えるというようなことによる推計の方法もあろうかと思います。
○政府委員(樋詰誠明君) それから三十三年でございますが、異常豊水等ございましたために、電力の使いました石炭は九百五十万トン程度でございました。それから油が百八万でございますから、これを〇・六で割りまして百五十万トン、合計いたしまして約千百万ちょっとという数字になると考えております。
これはもちろんそのうちには、三百五十万トン程度というものは、いわゆる異常豊水ということで、石炭の消費量が減ったというためでございますが、それ以外の部門につきまして考えますと、原単位の向上といった問題があるにかかわらず、ほかの電力あるいは石油といった競争エネルギーが必ずしも減っておらない、むしろ少しずつふえているという中で、石炭だけが減っているということは、結局これらの競争エネルギーに対する競争力において
それが不幸にして、異常豊水とか、あるいは鉱工業の伸びが、ことにエネルギー多消費産業において不十分であったというようなことから、今のような非常に異常な貯炭を生じましたために、今年度は実績といたしまして四千八百万トン、まだ三月の集計ができていませんが、大体四千八百五十万程度の数字に結局落ちつくのじゃないかというようなことで、これは五百万トンばかり計画より減ったわけでございます。
さらにその三は、渇水期における異常豊水による電力用炭量の四百万トンに及ぶ減少等々でございます。御承知のごとく、中小炭鉱は、鉱区の条件がまことに不良でございまして、これに加うるに資金量もまた乏しく、金融信用度も貧弱で、売炭のルートにおきましても、大部分が商社売りでございます。
これは冒頭に申し上げましたように、鉱工業の伸びが四、五%程度であると思っておりましたのが、実際には一%足らずになったということで、しかもその中でエネルギーをよく使う産業の伸びがはかばかしくいかなかったということ、これが約半分の原因で、あとの半分の原因がことしの二月の一六五%といったような異常豊水を筆頭に、昭和三十三年度に非常に雨が降りまして、電力関係だけで四百万トン以上の見通しが食い違った、そういう
ただここで一書だけ言いわけめいたことをお許しいただけますならば、今回の狂いましたうちの約半分と申しますか、当初の計画に対しまして四百万トン近い狂いというのは、これは三十三年度の異常豊水、特に十月以降の下期あたりにおきましてすら、すでに二百万トン以上当初の計画に比べて電力の石炭消費が減っている、言いかえれば雨がよけい降ったということで、二月のごときは平年度に比べて一六五%といったような大きな雨が降ったわけでございます
この夏場も炭価は一応低調をたどるといたしましても、現在の石炭不況は、昨年来の異常豊水と景気反動による一時的の現象と考えまするので、この短期間の不況をどう切り抜けるかということが、当面の石炭対策であろうと思います。もちろん合理化を進めまして、生産費を切り下げて、経営基盤の強化に努めるという必要があることは申すまでもございません。
これは全く異常豊水のためでありました。これがことしどうなるか、これは天候次第でわかりませんけれども、もうそう三年も豊水が続くかどうか、あるいは正常に戻りゃせんだろうかという点から、来年度は、三十三年度は、三十二年度よりも消費は少くともふえるというふうに考えております。 それから、なお、この上期の問題でありますが、上期はおっしゃいますように、貯炭は現在よりもふえましょう。
それから今年の今年の見通しは大体四千二百万トン前後じやないかというふうに我々考えておるのでありますが、そういうふうになりました原因の一つは、これももう従来申上げておりますが、上期の異常豊水によりまして、電力用炭が百五十万トン程度消費が減つたということが大きな原因の一つでございます。御存じのように電源開発計画が進行しておりまして、それに併せましてその計画の中には火力の増強も相当入つております。
○河野謙三君 それならばこの非常にデフレ政策を遂行しておるときに昨年に続く本年の超異常豊水ということで、現実の問題として今月あと十日もたてば決算になるのです。決算して見ればわかるのです。なぜ現状の日本の産業界の窮状と睨み合せてこれを私は崩さないかと思うのです。これは大臣の答弁によるものと思うが、ここで局長からも、あなたたち直接の担当の局としてどういうふうにお考えになりますか。
○河野謙三君 ところで現実の問題として昨年の豊水に続く本年の超異常豊水、こういうものを眺めて百八十億というものは大体現実の問題ですよ。観念的な計算の問題ではなくて、現実の電力会社の姿として百八十億の赤字はあなたがた予想されますか。
而も昭和二十九年度の五月以降の状況はどうかというと異常豊水期になつておる。こういうようなことを我々見ましたときに、政府が電気料金を実質的に引上げられるということが炭鉱に影響し、鉄鋼に影響し、化学肥料に影響し、日本のいわゆる基礎産業という産業は勿論、国民生活自体にも大きな反響を捲き起しておるわけであります。
電気会社の方ではこれを異常豊水だと言つておりますけれども、数年間にわたつて毎年々々異常豊水があるということは考えられないのでございまして、全体の水力の発電量を三百三、四十万キロワット・アワーと考えましても、これの一割といえば相当大きなものでございまして、それだけは石炭をたかないで電力会社の方としては収入になるのでございまして、それをもう少したくさん見積つてもいいのではないかと考えるのでございます。
これを異常豊水と称しておりますが、そう毎年異常豊水が続くものとも考えられないのであります。いま少し多くとつて計算して差支えないものと思われます。又二十九年度収入計算において電力需用合計は三百四億九百万キロワツト・アワーとなつておりますが、このうち二段料金分は僅かに二、三%となつております。
若しマイナスの渇水準備金制度を設けて、そしてこの天災的な渇水が本当に電気経理を混乱させておるとするならば、来年或いは再来年、更に将来に亘つて異常豊水が来たときを期待しながら、今年度の渇水準備金がプラスのものでないわけでありますから、国庫にお願いをせられて、そうして国庫からさようなるマイナス準備金を、電気事業の会計の中に特別に紐付き勘定として設定せられて、それによつて石炭の手当を私はせらるべきものと思
わが国の鉱工業生産は、終戦時の壊滅状態から立ち直り、急速な回復を見せ、ことに本年に入つてからは、春以来の異常豊水に助けられて順調な伸張を示し、去る七月には、昭和七年ないし十一年の平均に対して一四二という高い水準を示したのであります。
それから逆に異常豊水が参りましたときにはこの標準分の枠だけで参りまするとこれは事業者に非常な収入増を来たすわけであります。従いましてそういうものをどういう工合にして処理される御予定でありますか。
それから更に異常豊水があつたとき、異常豊水があつたときには、この標準割当と追加割当の関係は相当に乱れて来るわけでありますが、そういう異常豊水になつたときには標準割当の枠を殖やされるか殖やされないかということ。それから異常渇水があつたときにその枠を狭められるか、そのままにして置かれるか。
この前の委員会におきまして、私の永年の希望でありまする非常に不安定な電力用の川の水の量を、年間において年次的に調整をいたしまするためにはどうしても渇水準備金制度を置かなければならない、そうして異常豊水のありましたときは、それによつて上げられた収入をば挙げて渇水準備金として社内保留をいたしまして、これには税金もかげない、又会社の収入にもしない、すべて需用家に還元をする、渇水期になりましたときに石炭に充
割当制度が存置されるということになりますると、水力を標準にして火力で送電いたしました分が超過料金として請求されることになるわけでありますが、その際に従来の例を見ておりますると、異常豊水のありました際でも割当を変更することなく、高い火力料金で以て一方的に電力会社のほうから請求をいたしておりまして、需用家のほうからは何ら意見を述べる機関もありませんし、意見を聞いてもらうこともできなかつたように承知いたしております
ところがいろいろ異常豊水その他の関係、石炭も相当焚いたというような関係で、実際の総括原価は一キロワツト当りにいたしまして一・五九%の値上げであつた。いわゆる五九%の値上げであつたということが明らかになるのであります。三二・二%の予定でありましたのが五九%の値上りになつておつた、こういうことであります。
丁度二十四年の十二月の料金改訂のときに私が国会において一番最初に発言をいたしましたのは、一たび期初めにおいて割当を決定したときには異常豊水があつた場合には、その異常豊水によつて発電された電力量というものは増加割当をしてはいかんということを力説したのであります。そしてそれによつて得られた収入は全部渇水期に備えますために、渇水準備金というものを別途に積立をいたします。
○栗山良夫君 そうすると、それを更に演繹して申上げますと、昨年の実績を、とにかくまあ異常豊水の実績を計画されたものと同じにまあ認めるということが前提になるように思います。
○参考人(加藤博見君) 昨年の異常豊水ということをおつしやいますけれども、異常豊水だつたのは一昨年でございまして、この一、二、三月は相当渇水でございました。この二十五年で我々想定いたしておりますのは、四月から三月の線で想定いたしておりますので、大体まあ一カ年では多少豊水でございましたけれども、そう一昨年みたいなことはないというふうに考えます。
○栗山良夫君 それは先ほど宮川社長が異常豊水があつたので、三十五億円の含み資産などが出たのだという御説明がありましたけれども、それはここに細かい資料がございますけれども、二十五年度の異常豊水によつて生れた収入というのは三百十一億円です、総額において……。決して三十五億というのじやございません。従つてキロワツト当りの単価というのは二円三十八銭ということになつております。