2008-04-08 第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
生産カルテルのところに書いてある文章ですが、「いわゆる純粋な原子状競争の市場においては企業間の協定の可能性」、つまり生産カルテルの協定のことです、「協定の可能性はきわめて小さく、」「少なくとも協定推進の核となりうる大企業が現われることが、カルテル形成の基本的前提である」。
生産カルテルのところに書いてある文章ですが、「いわゆる純粋な原子状競争の市場においては企業間の協定の可能性」、つまり生産カルテルの協定のことです、「協定の可能性はきわめて小さく、」「少なくとも協定推進の核となりうる大企業が現われることが、カルテル形成の基本的前提である」。
明治学院大学の神門先生によりますと、戦後の農業政策のゆがみの典型として、政府主導の生産カルテルである減反政策、そしてまた農地の転用規制、加えて農協政策、この三つを挙げておるところであります。 小泉総理は、農業も構造改革、これを聖域にしないということであります。
私、先生のマクロ的なとらえ方のほかに、一つだけ、過剰設備と私が申しましたのは、過剰設備は、過剰債務を発生させているという点において過剰設備を整理しなければならないということで、過去やりましたような生産カルテル的な設備廃棄というのは、現時点では我々、考え方としてとっておりませんし、ましてや独禁法上それが許されているわけでもありません。
昔ですと、不況になりますと生産カルテルというのを結んで、半ば強制的に生産調整をやったのですが、そういうことも許されない時代でございますので、やはり各企業が自主的に判断をして過剰設備を廃棄していく。
本日の高裁の判決は、まず五回の価格カルテルと四回の生産カルテルのすべてにつき、原告らの主張どおり、また公正取引委員会の認定どおり、その存在を認定し、これらが独禁法に違反する不法行為であると認めた。判決は、価格カルテルと、原告らの損害との因果関係及び損害額の算定につき、消費者に不可能を強いる一審判決をくつがえし、一部を除き認めた。 判決はまた、生産カルテルの事実もすべて認めた。
すなわち、製糸業界では昨年十一月から二五%の不況生産カルテルに加え、本年二月には二五%の設備廃棄あるいは全国の機業地における操短の繰り返し、さらに農水省は五十九生糸年度の産繭量について三〇%の減産を計画するなどの状況にあります。にもかかわらず、蚕糸砂糖類価格安定事業団の生糸在庫は十七万五千俵を突破し、うち輸入糸が六〇%を超えております。
私も昨年の当委員会で、この月別のウォッチについては生産カルテル、価格カルテルを誘発するということで非常に問題である、やるべきではないという主張をしたわけでありますけれども、一体そういう事実があるのかどうか、その点伺いたいと思います。
カルテルでやればもっと外圧が、輸入がふえる、シェアがダウンするという問題がございますから、生産カルテルはできない。よほど世界の情勢がタイトで、そういう外圧のないとき以外にはできない。そういうふうにいつでもできる体制にはあるんですが、そういうことをやっても、おっしゃるとおり意味がないということでやっておりません。
○岩佐委員 その判決の中でこれも指摘されていることですが、公取が生産カルテルについて警告、調整等の措置をとらなかった怠慢、そして石油の生産調整は石油業法によるもので容認されるとの誤った解釈があった、このことが指摘されているわけですが、これについて公正取引委員会がどう認識をされているか、お答えをいただきたいと思います。
OPECのやり方が変わったというのは、生産カルテルになって量を少なくして値段を上げるということだけでなくて、多重価格の市場の構造に変わったということ自身の方が私はこれからの石油政策を先進国、消費国がやる場合に一番重要なポイントで、どうやってつき合っていくのか、その辺がないと石油の量が——ここでおもしろいのは、六五年と七〇年度でパーセンテージは違うけれども、量がほとんど横並びになっています。
それは石油の埋蔵量の問題ではなくて、石油が政治的に、あるいはそういうOPECという生産カルテル的なものから量や価格を規定されているために出てきている問題だというように解釈しています。
それから生産面でございますけれども、OPEC諸国は生産の減少、すなわち減産によって需要の停滞に対応するということを言っているわけでありますけれども、本来OPECという組織は、これは非常に力の弱い価格カルテルでございまして、生産カルテルではございません。
○森山(信)政府委員 OPECの機能が先生も御指摘のように、販売カルテル的なものからだんだんと生産カルテル的なものにシフトしておることは事実でございまして、昨年暮れにカラカスで行われました総会におきまして、そういう考え方で議論がされたのだろう、こう想像しているわけでございます。
一般的に言えますことは、価格の問題と生産調整の問題と両方あるんではないかということでございまして、御承知のとおりに最近OPECの機能が、いわゆる価格カルテルの面から生産カルテル的な面も出てまいっておりますので、この次の十二月十七日のカラカス総会でそういった二つの考え方、二つの観点からの議論が行われるんではあるまいか、こういう考え方をいたしております。
それから、もう一つの観点から申し上げますと、十二月十七日にOPECの総会があるわけでございますが、御承知のとおり、最近のOPECの動きを見てまいりますと、価格カルテルのような動きと並行いたしまして生産カルテル的な動きが出てまいっておりますから、この動きがどうなるかということがこれはまだアンノーンファクターでございますから、そのアンノーンファクターが強いときに来年のOPECの生産見通しをすることはいかがかな
ですから、いままでは価格カルテルだったものが、生産カルテルまで進んでおるのですよ。いままでは価格カルテル。今度は消費国側が、IEAが対抗して節約をするという方針を出せば、それだけ供給するパイプを縮めるというそういう方針を実質的にとってくるのですね。
たとえば酒団法の四十二条の五号では小売りの価格カルテル、それから五号でやはり生産者の価格カルテル、清酒の生産カルテル、それから再販売価格維持契約、これは酒団法の八十六条の三にございます。そのほか不公正な取引方法の特殊指定という規定もございます。
幸いにして、最近の状態では、いわゆる生産カルテルの方はこれを解消しても差し支えないという事態になったわけでございますから、一方におきまして構造不況法に基づく設備の制限カルテルというものが存在して、少しも差し支えないというふうに考えておるわけでございます。
設備が保障されれば生産カルテルにもつながっていくし、価格の安定にもつながるというのがきわめて常識的だろう、こう思うわけです。
ただ、それでは企業別に問題がなぜ出ないかということなんですが、幸いなことにコンベヤーベルトの専業メーカーというのでなくて、Vベルトであるとか特殊ホースであるとか、あるところはタイヤと一緒にやっているとかいうことがございますので、まだ特に人員問題にかかわるようなところまでいっておりませんけれども、コンベヤーベルトだけ見ると、私はこれはもう合理化カルテル、生産カルテルでもやらなきゃいかぬのじゃないかというふうな
それで、その中に段ボール、板紙の関係がございますが、これは過去十年ぐらい設備過剰だと言われておりまして、生産カルテルなども指導されておったようでありますが、最近どうもこれら段ボールなどは、アメリカからどんどん輸入をする、ますますこちらはだめになる、こういう傾向もあります。これはどのくらいの設備廃棄を考えておられるか。
それから第二に、清酒につきましては、長期間にわたりまして相当生産カルテルが行われてきたこともございまして、これに安住いたしまして必ずしも御努力が足りなかった、また、他の酒類に比べまして需要開発努力もいささか劣っておったのではないかということも一つあろうかと思います。