1990-03-27 第118回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
農水省の方は、それはもう内外価格差があるのだからそこを抑えるしかないのだというふうに言っていますけれども、その辺の工夫は私は、本当にこの調製品が今後ふえてくる、このことが国内の甘味対策として非常に重要だ、動向を決めるということになるならば、もう少し工夫の余地があってしかるべきだと思うのです。
農水省の方は、それはもう内外価格差があるのだからそこを抑えるしかないのだというふうに言っていますけれども、その辺の工夫は私は、本当にこの調製品が今後ふえてくる、このことが国内の甘味対策として非常に重要だ、動向を決めるということになるならば、もう少し工夫の余地があってしかるべきだと思うのです。
せんだって十六日に私たち社会党の農水部会、甘味対策委員会で、十七日にも畑作物の価格が決まるということでいろいろ申し入れをいたしました。そのときは大変景気のいいことをおっしゃっていたので、まさか生産者価格を下げるような無謀というかやぼなことはしないと期待をしていたのですが、十七日に決まった畑作四品というか、てん菜初め大豆その他は軒並み前年度価格より引き下げられております。
そこで、私は一つの例を挙げて具体的に労働省の対策をお伺いしていきたいと思うのでありますが、この間も衆議院と参議院で通過いたしました総合甘味対策の法案、砂糖の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律というのが成立をいたしましたね。
三、総合的な甘味対策を講ずるに当たっては、糖化業界が国産でん粉の円滑な消化に寄与していること等にも留意し、同業界の秩序ある健全な発展を図るとともに、本法の施行までの経過期間を含め、適切な指導を行うこと。 四、本法の施行に並行して、精糖業界の体質改善が円滑に行われるよう、経営の多角化等に対する各般の措置を講じ、関係商社も含め指導を強めること。
しかし反面、今回のように異性化糖を糖安法の対象にしていただき、総合的な視点での甘味対策を行っていくということ、そういう新しい意味において総合的な観点から全体の需給の見通しというものが必要ではないかという気も十分しておるわけでありまして、具体的には私今後の問題として十分本件を検討さしていただきたいと思っておるわけであります。
○下田京子君 総合的な甘味対策という観点からそういう機構を考えたいということですね。 大臣にこれはお答えいただきたいんですけれども、いままでの需給協議会、これはどういう構成がといいますと、十四名おります、この中には砂糖製造メーカー関係者が国産糖含めて四人おります。
次に、甘味対策の問題で、時間ありませんから、農林大臣にお伺いしたいのですが、総合甘味対策、いろいろ最近問題が多いわけですが、これについてどういうふうに対策を講じておられるか、それをお伺いしたいと思うのです。
こういう状況というのは、やはりこれまでのメカニズムを完全に変化さしているわけでございますから、この際、私たちは総合的な甘味対策を立てることによって糖価の安定を図ろうということで、今回この法律をお願いしているわけでございますが、その背景には、やはり国内産糖の保護育成というものを私たちは常に考えていかなければならないわけでございますから、そういう点、ただいま島田委員御指摘のような点は十分配慮しながら私たちは
○田澤国務大臣 先ほど申し上げましたように、甘味全体のメカニズムが一つ変化したわけでございますので、しかも売戻し特例が三月三十一日で期限が切れるという現状で、新たに糖価安定のために総合対策、甘味対策のためのこの法律をお願いしているわけでございますので、これを基本にしながら、今後糖価安定のために、また国内産糖の維持のために私たちは最善を尽くしてまいりたい、かように考えます。
したがって、総合甘味対策として毎年各国内産糖、砂糖、異性化糖、この需給をよく適正に決めていただきたいというのが私たちのお願いでございます。
これはやはりこれまでのメカニズムがある程度崩れているということでございますから、そういう折にいわゆる特例法の期限が来たのでございまして、しかし私たちとしては、国産糖をあくまでも農林水産省としては守りながら、他のユーザー等のいろいろな考え方等も入れ、また異性化糖の進出をも配慮しながら、何としても糖価の安定ということを配慮しながら、今後総合的な甘味対策を考えなければいかぬ、こう考えておりまして、いま検討
○上原分科員 総合甘味対策をどうするかは相当これまで議論されてきております。確かにいまおっしゃったように、消費の停滞といいますか減退というもの、国民の砂糖離れ、いろいろあろうかと思うのです。また、一方においては、政府の農業政策とも密接にかかわっていると思うのですが、ビートの増産なども当初予定されておったよりも大変多くなっておる。そういう面で、輸入粗糖の停滞というものもある。
○田澤国務大臣 国民の甘味離れ、さらに輸入糖の減少、異性化糖が進出したということで、これまでのメカニズムがちょっと崩れてきている現状において、私たちは何としても国産糖を奨励することが私たちの基本でございますので、したがいまして、そういう点では非常に新しい総合的な甘味対策というものを考えてそれに対応したい、こう考えているわけでございます。
○川本分科員 私は、総合甘味対策の問題についてお聞きをいたしたいと思うのです。 まず最初にお聞きいたしたいことは、砂糖の売り戻し臨時特例法がこの三月末切れるわけですよね。この特例法は延長するという政府の腹なのか、それとも延長しないのか、その点についてまずお聞きいたしたいと思います。
○川本分科員 ちょっと時間があるようですので、最後にちょっと局長にお聞きしたいのですが、今度そういう総合甘味対策の中でいわゆる輸入糖にかけておった調整金を異性化糖にも何ぼか背負ってもらおうというのが基本のようですが、大体どのぐらいの割合になるわけですか。
言うなれば異性化糖だけを抑えるということになると菓子業界も問題がある、こういうことでありますから、総合的な甘味対策が必要だ、こういうふうに思うわけであります。
第八点、総合甘味対策の確立について。 こういったいま柱を申し上げましたが、一を申し上げれば十を理解なさる賢明な皆さんでありますので、時間の節約上、以上八つの柱を申し上げまして、ひとつそれぞれのお立場からお答え願って、私の質問を終わります。
○政府委員(渡邉文雄君) ただいま先生御指摘の総合的な視点での甘味対策を検討せい、するようにというお話でございますが、御案内のように一番大きな最近におきます砂糖の需給をめぐります変化は、御指摘の異性化糖の増加の問題であります。
四 砂糖の需給調整を図り、かつ価格安定を図るため、異性化糖を含む総合的な甘味対策を早急に検討するとともに、製糖関連対策をも十分講ずること。 五 コーンスターチ製造用とうもろこし等については、秩序ある輸入が行われるよう処置すること。 右決議する。 以上の決議案の趣旨につきましては、質疑の過程等を通じて各位の十分御承知のところと思いますので、説明は省略させていただきます。
したがって、総合甘味対策の中で異性化糖を位置づけしなければいけないという主張がそこに生まれるわけです。いま程度で、大したことはないよということになれば、総合甘味対策ということの場合の異性化糖は、あくまでもアウトサイダーで置いておくという考え方にしか立たないわけですから。私は、そうではない、やはりその辺のところは十分検討をしていかなければならない異性化糖ではないか、こう思っているのです。
そこで、先ほど大臣から総合的な甘味対策が必要だということが述べられました。私もまさに同感であります。そういう総合的な甘味対策ということになれば、異性化糖をアウトサイダーに置くわけにはいかないという認識では一致しますね。
そういったことで、精糖、特に精製糖業界を中心にいたしまして、単に砂糖だけでなくて、異性化糖その他の代替甘味料等も含めました総合的な甘味対策を考える時期に来たのではないかという御指摘があることも事実でございますが、先ほど申しましたように、消費の動向あるいは異性化糖の需要の動向等々、まだかなり流動的な分野もございます。
粗糖化をすることによっていわゆる精製糖工場とのかかわりとか、全体の甘味対策とのかかわりというのは、新しく一つの問題が、これは糖種の関係いろいろ問題が複雑だろうと思うんですが、少し開ける対策にはならないんでしょうか。その辺の検討はどんなものでしょうね。
いずれやはり総合的な甘味対策として将来は考えていただかなければならないと考えております。
○島田委員 ことしは冷害の年になりまして、東北、北海道におきます大事な水稲作は大変残念な結果に終わりそうな気配の中で、畑作の主力になっておりますてん菜がいま御報告のような状況でほぼ収穫ができるというのは大変慶賀にたえないところでありまして、政府自身も閣議で七万七千ヘクタール、おおよそ三〇%の自給率を目標にして進めております甘味対策の立場からいって大変喜んでいい、こういうふうに考えておるわけであります
そういう実例もあるわけですから、ことしの秋の、糖安法に基づく砂糖価格の上限価格と下限価格の引き上げを行った結果、大体砂糖の輸入関税は年間に一千億以上収益が出るということが見込まれておるわけですから、その全部を国内の甘味対策や国産糖の振興対策に使う――それほど膨大な金は要らぬですけれども、少なくとも三百億程度は、砂糖関税の三〇%程度は、これに関する特別会計というものを設置して、そうして糖価安定事業団の
○美濃委員 私の質問時間は非常に短い時間でございますので、農林大臣に、さっき芳賀委員から質疑が行われておりましたが、甘味対策につきまして五点ほどお尋ねいたしたいと思います。 第一点は、糖価の安定というよりも適正価格の維持対策と私は考えておるのです。
それで、農林政策上もう甘味対策の自給は放棄したのか。農協の組合長も町村長も北海道では手を挙げてしまいました。これでは所得にならないから、農民にビートをつくれということは言えない、もうつくる、つくらぬは自由だ。同時に、困ったことには、やはりこれは寒地の畑作農業の基幹作物でありますから、つくらなかった場合に、しからばビートをやめてしまって他の作物をつくれば安定するかという問題が出るわけですね。
そういうことがあれば、また農家も安心してまきつけ前に――具体的な価格は秋決めるというのですから秋決まるとしても、政策の方向がはっきりしてくればまた安心して耕作意欲もつくと思うのですけれども、このままの条件であれば、もう甘味対策、二割自給率を保ちたいといってもそれは泡沫のごとくになってしまって、同時に畑作農業が崩壊していくと思うのです。
甘味対策はやれて、畜産対策はやれないのですか。そうなると、局長の手腕が悪いのか、どこが悪いのか。片一方はとにかく改定をやったじゃないですか。 〔中川(一)委員長代理退席、委員長着席〕 いずれにしようと、三月にきめたのと、今日時点の経済的なその格差は非常に食い違っておる。しかし、畜産のほうは依然としてやる必要がないという考えだ。この点、どうですか。
そうすると、甘味対策とかあるいは国内農産物の需給の向上とかと言ったって、そういう政策のアイデアとうらはらに、どんどん国内生産は減退して、そうして優良農地が荒廃していく。これは現実に現象が起きておるのですな。われわれ現場を見てきたわけで、ない話を言っているわけじゃないのです。私一人じゃございません。当時の委員長以下、各党数名の委員が行って確認してきておる事項であります。そういう現実が起きますよ。
そういう要素を考えるということであれば、これはもう国内甘味対策とは言えないと思うのです。その点、もう一回答弁を願いたい。
この問題と将来の甘味対策等を勘案して、ブドウ糖工場を再生するかしないかは考えなければならないと思います。いずれにしましても、この問題自身が経営の不備あるいは経営者の必ずしも正確な方向ではなかったことは事実でありますので、まず経営陣をかえる。