1953-11-07 第17回国会 参議院 予算委員会 第5号
ただ特需方面のものは、政府が直接でないので、御承知のように、民間の会社と連合国の間の私契約に基くものでありますので、政府としてはその間の問題につきましては、外務省、調達庁、労働省或いは通産省との間に連絡協議会を設けまして、その間の摩擦をできるだけ少なくいたしたい、かように考えておるのであります。
ただ特需方面のものは、政府が直接でないので、御承知のように、民間の会社と連合国の間の私契約に基くものでありますので、政府としてはその間の問題につきましては、外務省、調達庁、労働省或いは通産省との間に連絡協議会を設けまして、その間の摩擦をできるだけ少なくいたしたい、かように考えておるのであります。
そこで今おつしやつたような、特需方面によつて不況を打開しろということは、私もあまり望みをかけておりません。世上で往々にしてそういうことは申しますけれども、これはいつまで続くものか、またそれが業者にとつて有利な仕事であるかないか、よく研究を要します。特需によつて行くということは、たよりにすべきものではない。
かりに朝鮮動乱が今後急速に平静に帰するようなことがありといたしますならば、いかにアメリカの軍事予算の動きが今後とも緩慢ながらあろうとも、かなりこの特需方面における影響は大きいことになつて来ます。
従つて今お話のように特需方面への業種の転換が不可能だとすると、差当つて東南アジアヘの価格の安定対策を考えての輸出、それから中共輸出の再開ということによつてこの展望を開いて行かなければならぬと思うのですが、先ほどの御説明によると、従来までの輸出方針というものを余り変化させないように維持して行くことが望まれておる、こういう御説明でありましたが、辛いにバトル法によつても繊維機械というものは、輸出制限品目の
いにおいて賛成して来ておるのでありますが、これは国内の国民生活の安定、その他国内の産業再建に面接役立つところの面の物資も、この特別会計において輸入されることが当然予定されておりましたから、われわれはこれに賛意を表して参つたわけでありまするが、現実の運用の過税を見ますと、なかなかそういう面まで手がまわらないような態勢に進みつつあるように察知できるのでありますが、具体的に特別会計の運用にあたりましては、特需方面
のみならず、その他の方面の資金が忙しくて、今申上げた特需方面に対する資金については、船の場合のごとく特別なる斡旋がなければ目的を達しない、こういうことであります。
○首藤説明員 正確な数字はちよつと申し上げかねますけれども、大体七月以降今日まで特需方面の発注は金額にいたしまして百億ないし百十億程度になつていると思います。その内容は鉄、繊維その他雑品であります。
それらの現在計画されておりますものが一応順序よく運びますれば、特需方面の需要が相当増大いたしましても、供給には遺憾ないであろうというように考えておりますが、ただ政府のあずかり知らぬ間に寡少物資が大量に吸收されるということになりますと、その方面から相当の波乱をここで呼び起す、同時にまた率直に申し上げれば、現在のところ特需というものに対して針小棒大に考えておりはせぬか。
砂利等に関する價格調整の今の行き方はお話のような点がありまして、欠点もありますが、特需方面の需要を満たすために、ただちにこれを廃止することは困難であります。ただ今日におきましても、官職なり公共團体の直営事業等に関しましては、特に債務調整公團の手を経ずにやることを許しております。この範囲等を拡張することによつて、できるだけ実際に合せるように処置いたしたいと考えております。