1962-09-02 第41回国会 衆議院 外務委員会 第5号
拿捕を特殊保険事故にした漁船保険がございまして、昭和二十六年からやっておりますが、これで国が支払いました保険金額が約六億六千万ぐらいになります。これは当時のものからずっと通算したものであります。ところが、これは、国が払いますのは九割ですから、あと一割は組合が払うということで、九割の金が六億六千万ぐらいでございます。そのほかに、実は保険に入りませんで拿捕された船がございます。
拿捕を特殊保険事故にした漁船保険がございまして、昭和二十六年からやっておりますが、これで国が支払いました保険金額が約六億六千万ぐらいになります。これは当時のものからずっと通算したものであります。ところが、これは、国が払いますのは九割ですから、あと一割は組合が払うということで、九割の金が六億六千万ぐらいでございます。そのほかに、実は保険に入りませんで拿捕された船がございます。
然るところ、その後におきましても、かかる特殊保険事故及び給与保険事故が依然発生し、特殊保険勘定におきましては本年三月三十一日までに約九千四百万円、給与保険勘定におきましては本年十月十五日までに約千五百万円の損失を生ずるに至つたのであります。
特殊保険と申しますのは、すでに御承知と存じますが、漁船損害補償法におきまして特殊保険事故というのを定めてございます。それは戦争、兵乱その他これに準ずるものといたしまして、襲撃、拿捕、抑留、或いは水中の爆発物による損害を保険事故としておるものでございますが、これにつきましては、昨年非常に拿捕、抑留事件が発生いたしまして、保険金の不足を生じたわけでございます。
なお特殊保険事故、いわゆる拿捕事故がずつと殖えております。そのためにすでに本年度におきましては赤字でございまして、こういつた赤字を来年度の一般会計から繰入れてもらう、そのための料金もこの中に入つております関係上、前年度に比べまして著しく大きなものと思われるのであります。
然るところ、昭和二十八年度におきましても、特殊保険事故及び漁船乗組員給与保険法の規定による漁船乗組員の抑留を保険事故とする給与保険の事故が異常に発生いたしましたために、漁船再保険特別会計における再保険金の支払が著しく増加し、その支払財源に不足を生ずることになりまするので、本案は、この補てんのため、その事故の性質に鑑みまして、昭和二十八年度において、一般会計から特殊保険勘定に一億七千七百万円、給与保険勘定
本案は、第十三国会で成立をいたしました漁船乗組員給与保険法が施行されるに伴いまして、同保険にかかわる政府の再保険事業の経理について、その保険事故の性質が漁船損害補償法に規定する特殊保険事故と関連性を持つておりまする関係上、当分の間、漁船再保険特別会計をして取扱わせることができることといたしまして、同会計に給与保険勘定を設けて経理を行わしめると共に、併せてその経理に必要な諸規定を整備しようとするものであります
この法律案は、第十三国会において成立した漁船乗組員給与保険法が施行されることとなるのに伴いまして、漁船乗組員給与保険にかかる政府の再保険事業の経理を、その保険事故の性質が漁船損害補償法の規定による特殊保険事故と相互に関連性を持つております関係上、当分の間、特殊保険にかかる政府の再保険事業に関する経理を取扱つている漁船再保険特別会計をして取扱わせることができることといたしまして、同特別会計に、従来の普通保険
第十三回国会において成立した漁船乗組員給与保険法が施行されることとなるのに伴いまして、漁船乗組員給与保険にかかる政府の再保険事業の経理を、その保険事故の性質が、漁船損害補償法の規定による特殊保険事故と相互に関連性を有しております関係上、特殊保険にかかる政府の再保険事業に関する経理を取扱つている漁船再保険特別会計をして取扱わせることができることとしようとするものであります。
第十三回国会において成立した漁船乗組員給与保険法が施行されることとなるのに伴いまして、漁船乗組員給与保険にかかる政府の再保険事業の経理を、その保険事故の性質が、漁船損害補償法の規定による特殊保険事故と相互に関連性を有しております関係上、特殊保険にかかる政府の再保険事業に関する経理を取扱つている漁船再保険特別会計をして取扱わせることができることとしようとするものであります。