1952-12-17 第15回国会 参議院 予算委員会 第12号
この争議の解決に当りましてとりました政府の措置は、炭鉱労働者側に対してはそういう方法を用いていながら、経営者に対しては何ら解決の圧力を加えていないということは何事か、こういうことをお伺いしておるのですが、緒方氏はこれに対しましては、一言もお答えになつておらん。私は経営者側に対して官房長官は政府を代表して、如何なる措置をとるかをお伺いしたいのであります。
この争議の解決に当りましてとりました政府の措置は、炭鉱労働者側に対してはそういう方法を用いていながら、経営者に対しては何ら解決の圧力を加えていないということは何事か、こういうことをお伺いしておるのですが、緒方氏はこれに対しましては、一言もお答えになつておらん。私は経営者側に対して官房長官は政府を代表して、如何なる措置をとるかをお伺いしたいのであります。
○国務大臣(横尾龍君) 只今の御質問、これは炭鉱労働者側の御要望のあることは御尤もであります。併し何と申しましても現在におきましては、炭価も自由価格であります。ただ賃金を如何にきめるかということは、これはやつぱり労働組合と経営者とのお話であつて、それでおきめになることが至当だと思います。
これに対しまして炭鉱労働者側、日本炭坑労働組合連合会におきましては、標準賃金ではなくて全國統一賃金、これは昨年乃至はこの三ケ年間、労働組合と資金家側との間に結ばれました協定によりまして統一賃金が行われておつたのでありますが、今回もやはり全國統一賃金を要求すべきであるとして、坑外夫につきましては日額三百円、坑内夫は五百五十七円、坑外夫は從つて一ケ月七千五百円、坑内夫は一万二千二百五十四円、この統一賃金