1959-07-09 第32回国会 衆議院 商工委員会 第3号
先般の百万トン買い上げ、この増大に伴った合理化法の改正に当っては、私ども炭鉱労働組合側からは買い上げ額の増大については、まず雇用対策について政府が責任ある対策を講ずるべきであるということを条件にして提出いたしました。しかしながら、これらについてはわずかに移動資金、平均賃金の一カ月分の限度でこれを支給するというようなことでもってごまかされてしまったわけであります。
先般の百万トン買い上げ、この増大に伴った合理化法の改正に当っては、私ども炭鉱労働組合側からは買い上げ額の増大については、まず雇用対策について政府が責任ある対策を講ずるべきであるということを条件にして提出いたしました。しかしながら、これらについてはわずかに移動資金、平均賃金の一カ月分の限度でこれを支給するというようなことでもってごまかされてしまったわけであります。
かように炭鉱労働組合側に対しましては政府は強圧をし、手足を縛することをやつております。然るに一方炭鉱経営者側に対しましては、政府は如何なる措置をとつたか、私は争議が始まりましてから今日の間まで聞いてはおりません。代表を招致いたしまして何事か話されたことはあるようです。