2017-12-21 第195回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
しかし、その後もパキスタンから濃縮ウラニウムをつくる技術を導入して核開発を続けたのでありますが、そのことが発覚したのが、テロとの戦争の真っただ中のブッシュ政権のときでありました。このときが二回目のチャンスです。そのとき、有名なブッシュ大統領の悪の枢軸演説があり、北朝鮮の核開発を戦争をしてでもやめさせるとブッシュ大統領が言ったとき、小泉総理が平壌に呼ばれました。
しかし、その後もパキスタンから濃縮ウラニウムをつくる技術を導入して核開発を続けたのでありますが、そのことが発覚したのが、テロとの戦争の真っただ中のブッシュ政権のときでありました。このときが二回目のチャンスです。そのとき、有名なブッシュ大統領の悪の枢軸演説があり、北朝鮮の核開発を戦争をしてでもやめさせるとブッシュ大統領が言ったとき、小泉総理が平壌に呼ばれました。
その背景には、先ほど申し上げたように金日成が出てきて原子炉は止めましたが、しかし、パキスタンから原子炉を使わなくても爆弾を作ることができる濃縮ウラニウムを作る技術を秘密に導入して核開発を続けていたということをアメリカが察知したからです。 アメリカは、同時多発テロに対する軍事行動で、アフガニスタンに攻撃を掛けました。そのとき、パキスタンが米軍の基地を提供しました。
だから、今、不思議なことに、元々今回の核危機というのは北朝鮮が高濃縮ウラニウムによる核開発をやっているから生じた危機なのにもかかわらず、今国際社会はどこもこの北朝鮮の高濃縮ウランについては問題にしないですよ。 なぜか。恐らくまだたまってないからですね。時間があったという話ですね。だったら、やはりプルトニウムを止めておくことが重要だったという話ですよ。
○田中政府参考人 当面、今問題になっておりますのは濃縮ウラニウムの問題でございますけれども、これは日米韓で議論をしているときもそうでございますけれども、検証が可能な形で廃棄がされるということが大事であると。要するに、検証の仕方はいろいろあり得ると思いますけれども、具体的に検証がされる形で廃棄がされるということが重要であるということについては認識の一致がございます。
全体として見て、エネルギー供給の整合性が非常にうまくいってないように私は見受けるのですけれども、そうなると原子力発電、これは現在わずか一・七%しかないものを、昭和六十年には、七、八年後にはもう七・四%に引き上げたい、五倍程度に引き上げたいというわけでございますが、そういう非常に積極的な原子力発電の計画を立てておられるようですけれども、これについて燃料であるウラニウムまたは濃縮ウラニウムの確保をどういうふうに
濃縮ウラニウムの安定供給源を確保することはわが国の外交政策の大きな主題でありますが、本議定書の審議において、その国民的願望に逆行する欠陥が数多くあることが露呈いたしました。たとえば濃縮ウランの安定供給のために必要な公正の原則、融通の原則、先着者順の原則などがいずれも交渉の不成功というか不備というか、きわめてあいまいなものであることが明らかになりました。
それは日米安保の経済版みたいなものあるいは日米安保の濃縮ウラニウム版みたいなものとしか考えられない、原則でこんな弱い交渉をしているのでは。しかもこれは何もアメリカ側が当初からめちゃくちゃに押しまくった原則でなくて、交渉すれば交渉の余地がある言い方あるいは詰められてない問題がこのままなまで並んでいます。
○曽祢委員 本件二つの協定の趣旨につきましては、われわれ考えまして、昭和五十年に稼働するわが国の軽水炉型の発電炉を耐用年数二十五年と計算いたしまして、大体その所要量の濃縮ウラニウムをウラン二三五の換算で計算して百五十四トン、これを確保する、その他若干の研究用の低濃縮以上の濃縮ウラン並びにこれまた研究用のプルトニウムを当面必要な量を確保する、こういう趣旨でつくった。
これは私ども勉強不十分でございまして、まことに恐縮ですが、この原子力発電における濃縮ウラニウムの値段の電気エネルギー単価におけるパーセント、それからウラニウム鉱をカナダから買いましたときの値段とその加工料、それから発電炉及び濃縮炉建設費の原価に占めるパーセント、これはははんそういう程度か——私どもは科学者でございませんで、政治家でありますから、きわめて常識的な数字を御教示願いたい。
この中で問題になりましたのは、濃縮ウラニウム金属とアルミニウムの合金の中に介在物が入っておる。この介在物が何であるかというのは、中を切ってみなければわかりませんが、現在の推定ではウラン・カーバイドだろう、こういう推定でございますが、大きさは非常に小さいのでございます。たとえば一番大きいもので二ミリメートル程度でございますが、そういうものが入っておるということが問題になったのであります。
憲法とこの第二条との関係、がどうありましょうとも、この第三条の基本方針というものは、大体民主的に、自主的に、そしてまた公開という三原則にのっとって、そして原子兵器をめぐる秘密主義を排除して、それからあの当時の考え方からしますると、日米原子力協定による濃縮ウラニウムや原子炉の管理上の必要からくる外国の不当な介入を取りのける。
この協定がこの六月二十九日には改訂をされて、米国はウラニウム二三五を十二キログラムまでに増加することになり、同時に、「ウラニウム二三三、高濃縮ウラニウム二三五」とありますから、おそらくは委員会が御希望の九〇%程度のものを含むものと思いますが、——あわせてまた委員会の御希望の「プルトニウムを研究グラム量で」ということも、これは貸与ではなく「売却」をするという協定が研究協定の改訂で結ばれておるわけです。
早急に全力をあげて国内を捜査して、この濃縮ウラニウムについての研究をいたすことについて、できないのであるならば技術者を向うから学者を雇ってきたらいい。そうして高い金を払ってでもいいから、この国内のウラニウムというものを濃縮ウランにどの程度できるかと、いうことに力をお注ぎになる方がほんとうじゃないか。でき上ったものをそっくり買うのはそれは便利です。
そこで今日までの経過を見てみますと、たとえばこの学術会議は濃縮ウラニウム受け入れにつきましても、あの協定とは幾らか違った意見をお述べになっておりましたが、結局政府の方はその通りの学術会議の意見をそのまま受け入れてはいないようでした。
その次に、同じような感じになりますけれども、私は先ほどから繰り返しておりますように、このアメリカの意図なるものと、その方法でありますところの、燃料の一つのサイドである濃縮ウラニウム重点主義というものと、この二つに対しまして不安が去らないわけなんです。ですから、それを繰り返して言っておるわけであります。
それ以来、アメリカは、濃縮ウラニウム協定の個別協定を進めようという意図で、最近に至ってそれを実施したわけであります。そして、国際機関を作ろうという努力は、その後、米ソの間に努力が積み重ねられまして、一挙に国際機関を作るところまで参りませんでしたが、専門家の会議を開こうという点について、昨年の暮れに妥協が成立いたしまして、そして本年の八月八日のジュネーヴ会議になったわけであります。
それと同じことで、この濃縮ウラニウムというのは、御存じのように非常に貴重品です。この貴重品を借りた人間が、貸してくれた人に黙って転々とほかのところへ貸すということは、これは民法上の貸借から見ても適当ではないでありましょう。国際的にも同じでありまして、日本が借りた以上は、もちろん日本が自主性を持ってやるのであります。
従って、日米濃縮ウラニウム協定におきましても、非軍事的利用というタイトルすらつけてあり、また秘密は渡さないという条項も念入りに入っておるわけであります。
○齋藤政府委員 濃縮ウラニウムは、アメリカの原子力委員会の所有になっておりまして、これは絶対に売却しないことになっています。
それは結局濃縮ウラニウム関係がある。濃縮ウラニウムがなければ出力もなければ燃焼の過程もわからない。ですから、濃縮ウランというのは貸与物資です。それを中心として一つの研究原子炉というものができ上るのです。
○齋藤政府委員 何べんも申し上げます通りに、この原子炉というものは、御承知の通り濃縮ウラニウムを中心として築造されるものでありまして、濃縮ウラニウムがなければ原子炉はできないのであります。従いまして、炉は買いましても完全な所有物というわけにはいかない。
でありますから、この濃縮ウラニウム等の受け入れ等に対しましても、われわれは、国民のこの気持を反映いたしまして、最もあやまちのない態勢においてこれを受け入れるなり何なりいたきなければならないのであります。こういう意味におきまして、私は二、三の質問を試みたいと思うのであります。
○花村国務大臣 私もこの方面の専門家でありませんので、知識はきわめて薄いのでありますが、しかし聞くところによれば、今日の濃縮ウラニウムの受け入れに対しては秘密はない、こういうお話でございます。
今岡田春夫君の質問は、原子力、濃縮ウラニウムに対する継続の質問であります。もし終りますれば、国際情勢に関する質疑を外務大臣にする場合には、あなたが通告順の第一だから、あなたにお許しいたします。
吉田内閣当時考えられた軍人のシヴィル・コントロールという観念も放擲し、本格化した軍隊が出動し、戦争を可能にする国防会議の設置をみずから積極的に提議するのも、ジュネーヴ会議を待たず、アメリカの原子力国際管理体制の強化のため、急ぎ濃縮ウラニウム受け入れ協定を締結するのも、アメリカに対する鳩山内閣の媚態であり、自主独立の完遂とは逆の、従属の強化であります。
○国務大臣(重光葵君) 濃縮ウラニウムの交渉は決して特に急いだわけではございません。これはすでに発表いたしました通りに、協定そのものとしてはきわめて簡単でございます。九カ条しかない協定でございます。そうして五月の上旬にこの協定にいる決定をいたしまして、そうして六月に協定が成立したのでございます。
○吉田法晴君 外務大臣は濃縮ウラニウムの受入れは急がないと私の質問に答えられました。ところがとの答弁にもかかわらず二十一日仮協定を結ばれたわけでありますが、この前の私の質問に対する答弁からいたしまするねらばこれは食言だと思うのでありますが、これについてどういう工合に考えておられますか、あるいは責任を感じておられますかどうか、承わりたい。