1967-09-08 第56回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
特殊な、低金利でやっておるような、まず本来政府がやるべきものを肩がわりしておる面について補給金で充てていくというようなこと、他のものは一応採算をとっていけるというようなことを聞きますと、なるほど大蔵省が事務的にいろいろ検討した結果、十年も据え置いてきておるのにも何かやはり理由があったのだろうと思うのでございますが、しかし、考えますと、国民金融公庫は、ほんとうの意味での設立の目的からいいましても、漁民金融
特殊な、低金利でやっておるような、まず本来政府がやるべきものを肩がわりしておる面について補給金で充てていくというようなこと、他のものは一応採算をとっていけるというようなことを聞きますと、なるほど大蔵省が事務的にいろいろ検討した結果、十年も据え置いてきておるのにも何かやはり理由があったのだろうと思うのでございますが、しかし、考えますと、国民金融公庫は、ほんとうの意味での設立の目的からいいましても、漁民金融
○小高委員 ただいまの答弁で、漁業手形を冷遇しておらないということでありますが、冷遇しておらなければ、もつとこの漁業手形制度をたくましく、活発に働かせないと、漁民金融がつかないじやなかろうか、かように思うのでございますが、これを画一的に、いい漁手も悪い漁手も一緒に見るようなことなく、いいものはいいように扱つていただきたいのであります。
殊に金融問題等におきましても、漁民金融、漁村金融というこういうものは、これは又林業より遅れておるのでありますが、これが昔から言い伝えられておるように、宵越しの金は持たんというような貯蓄の根本精神、というと語弊がございますけれども、そういうことから非常に遅れておる。
一般に貯蓄の精神が薄いから、資金の自己循環が困難でありまして、從つて國家的な援助なしには、漁民金融を完備することができません。この点から、漁民金融における根本的施策が定められなければならないのでありまして、資金面からする國家的援助は、庶民階級としての漁民に向けられなければなりません。この部面においても、民主主義の原則が徹底されなければなりません。