○江田委員 では、今回の改正案では、今申されましたように、経営改善を行う漁業者に対して、農林漁業金融公庫から経営改善に伴い必要な資金を貸し付けができるようになるということでございますが、一方、農林漁業金融公庫資金の漁業関係資金の貸付実績というのは、漁業をめぐるこの厳しい状況の中で減少傾向にある。
これは農林漁業関係資金におきましては、農業関係あるいは林業関係につきましては、農地取得でございますとか林地取得でございますとか、あるいはまた土地改良資金でございますとか、こういう非常に長期に回収を必要とし、そして同時に一番基盤的なものの融資がかなり高い比率を占めておりますので、先ほど申しましたように、平均の金利がやや低くなっているわけでございますが、漁業関係はそういった、例えば農地等取得資金でございますとか
それで、実はそういうことに対する対策といたしまして漁協の転貸資金については、転貸をする漁協に対する漁業者の債務について基金協会が債務保証をするという道を今度新しく開いたわけでございまして、そういうことが先生御指摘のような公庫の漁業関係資金が円滑に流れないということに対する対策として、私どもとしては相当効果が出るだろうというふうに期待をしておるわけです。
なお農林漁業関係資金の金利の問題は金融その他制度関係から全面的に再検討の時期がきておるではないかと考えますので、これは調査会ができましたとき調査会の中で議論をされると考えますが、もう一点伺っておきたいと思うのであります。それは農業保護政策の一環として、輸入農産物に対する関税の問題であります。 政府は今国会において、砂糖の輸入関税引き上げの措置をとられました。
それから農林漁業資金融通特別会計でありますが、これは一般会計から二十億円、見返資金から四十億円、合計六十億円の資金で緊要なる農林漁業関係資金を供給するものでありますが、主としてこれは農林中金で扱うことに相成ります。期間は十五カ年程度、利子は最低四分五厘、最高一割、平均六分程度に相成るかと思つております。