1953-07-01 第16回国会 参議院 電気通信委員会 第5号
本来ならばこういう独立採算制になつておるのでありますから、当然災害に対してあらかじめ準備金を持つて、そうしてすぐ処置ができるようにしなければならないわけでありますが、現在の予算の内容におきましては、減價償却それ自身でさえ相当な不足を来たしておる。今年度の料金値上案に書いてあります通りに、償却が本年度におきまして約五十億不足になつております。
本来ならばこういう独立採算制になつておるのでありますから、当然災害に対してあらかじめ準備金を持つて、そうしてすぐ処置ができるようにしなければならないわけでありますが、現在の予算の内容におきましては、減價償却それ自身でさえ相当な不足を来たしておる。今年度の料金値上案に書いてあります通りに、償却が本年度におきまして約五十億不足になつております。
シヤウプ勧告の線は例えば減價償却の問題にしろ棚卸し資産の問題にしろ、そういうところから見ましてむしろ現金主義がいいようなふうにも考えられますけれども、やはり実際の評價に当りまして、帳簿との関連等を考えますると、発生主義によらざるを得ないのではないかと考えております。
(3) 個人業者が大藏省の定める様式に從つて帳簿をつけているときは「青色申告申紙」で申告することが認められ、その申告をした者だけが帳簿を檢査しないで更正決定されず、再評價額を應ずるだけの減價償却を認められ、ある年度に生じた欠損を翌年以降の損益計算に繰り越して相殺することができる等の特典にあずかれる旨勧告されている。
それから一番大きな問題は、最初の本文の発表では明らかになつておりませんでしたどころの、いわる陳腐化といいますか、訳語はなかなかいいのが見つかりませんがつまり資産自体が古臭くなつたとか或いは経済情勢の変化によつて余り役立ち方が少くなつた、そういう、いわゆるオプソリエートした資産については、取得價格から減價償却を引いた残りに対して、課税率を一律に乗じて出しました第一基準價格から相当の低減を認めてもよろしい
その基礎にはこの再評價の問題が非常に大きな問題になりますことと、それから鉄道企業というものが非常に大きな部分を固定資産に投資いたしますので、これの減價償却というものが非常に問題になりまして、その今後の税金と、それから減價償却がどういうふうになるかという問題とが絡んで、私設鉄道の企業としての今後の存立に対して、非常に大きな影響がある、こういうまあ見方をいたしておるわけでございます。
ただ問題は程度にあるのでありまして、その程度はここに書いてありますように、一應実際の取得額から減價償却額を引いた残りの額に対しまして、その資産を取得したときから現在の物價水準がどれだけ高くなつたか、その倍率を乘じましてそれに出て來たものを原則にする、併しそれを常に貫ぬくというわけではありませんが、勿論設備が古くさくなつて、或いはいろいろな諸般の情勢で今後も稼働の見込みがないとか、或いは稼働になつても
そうしますと、ある企業につきましては減價償却ということが事実上できておる。それにまた再評價する。これは非常におかしな話ではないかと思うのです。またもしそれができておらないということになりますと、今まで修理費等の名目でやつておつたことが、これが一つの脱税的な内容を持つていやしないか、そういうふうな問題がまた今後出て來ると思います。
課税対象が変りまして土地と家屋だけではなくて、減價償却をなし得る事業資産、事業財産でありまして、それが直ぐそのまま短期間で消耗するというものではなくして相当年度使う年間普通減價償却の計算をする、こういうものを課税対象とする、機械設備等であろうと思いますが、課税標準につきましては大きな変革がありまして、これは貸賃價格じやなくて資本價格、時價で計算する、これを用いることになります。
従いまして、従来課税されておりました超過所得を除く、それから資産再事評價によりまして再評價された申告額を基礎にして減價償却を認めることによりまして、法人税の負担は相当軽減される。それでこの程度の負担でありますれば、外資導入が行われまして、法人の企業が内地に起るその場合において外資について特に考慮をする必要はないと思う。こういう結論にうかがわれます。
これ以外は減價償却や補充取替費を含めて、すべて事業收入でまかなうことになつております。すなわち御承知のように九原則に從いまして完全な收支均衡、独立採算制を、しかも郵便事業のように料金値上げを行わずに強行することになつておりまして、本年度予算は事業復興上相当窮屈な内容となつております。
○小澤國務大臣 この百九十二億の内訳を申し上げますと、見返り資金から百二十億、終戦処理費から二十一億、減價償却の方から四十八億、合計百九十二億になつておりまするこれはもちろん戦災の復旧も含んでおりますが、新設も両方をひつくるめて、建設勘定として出しておりますから、両方に併用されております。
それから次に地租、家屋税の問題でありますが、これは第一に課税の対象を拡げまして、土地家屋の外に減價償却をなし得る営業資産というものを課税標準に入れます。でこの減價償却をなし得る資産と言いますのは、結局機械、施設というような固定資産と申しまするか、單なる普通の道具、備品、消耗品的なものでなくて、少し年数に耐える、從つて毎年減價償却をなし得るようものをこれはすべて入れるわけであります。
それから次は、地租家屋税の課税対象を拡げまして、土地、家屋その他減價償却し得るところの資産として、課税標準はこれまでのような賃貸價格でありませんで、これを時價とする、但し農地は、現在の公定價格に調整係数二十五倍を越えない程度のものを乘じたものとする。それから三には事業税の課税対象より農業を除き、その課税標準を附加價値とする。附加價値とは総收入金額から、他の企業から購入したものを控除する。
それから尚從來の建設改良の工事等をいたしております工事勘定の予算が、例の見返資金から百五十億と、それから部内の減價償却の金、そういつたものを合せまして百六十五億を以て、いろいろなそうした改良、或いは車輛の新造、その他の諸般の仕事に当てる。こうした数字は昨年の予算に比べましても非常に窮屈な数字でございます。
又一方工事勘定の百六十五億を賄うためには、その大部分の百五十億は見返勘定から融通を仰ぐ、あとの十五億のうち十三億は減價償却、これは帳薄價格による減價消却でありますが、その帳薄價格による減價償却費を、損益勘定に計上いたすことによつて内部に留保いたしました資金で賄う。あとの二億は雜收入で賄うとこういうことで予算を編成いたしまして、國会の御承認を得まして、四月から実行に移つたわけであります。
残りの約十五億というものは、うち約十三億は減價償却で内部に留保いたしました資金でまかなう。あとの二億は諸收入でまかなう。かようなことになつております。
つまり一つは減價償却が非常に帳簿價格を元にしておりますので、実際の資産を取換える場合に價格としいようなものに比べますと、非常に過小になつておるので、これをやはり是正する必要があるといつたような問題、それに関連しまして超過所得税の計算の基礎になつておりますところの資本金の計算が非常に不合理になつておる。これを是正する必要がある。
○神山委員 減價償却なんかは、前でしたらよいでしようけれども、あなたが総務課長であつたころですと、時價なんか何も機材課できめなくてもいいじやないか、きまつておるじやないか。きめるとすればほんとうの時價を機材課できめるんじやないか、こう解釈せざるを得ないのです。
○中村證人 機材課で新品として幾らという値段をきめまして、それを賣りますときにも、たとえば減價償却の計算は、やはり総務課でやるわけでありますから、そういう計算率を適用してきめます。
そうすると漁業の方はそういう変動の場合があるから、少くともこれは七十万円にして呉れ、三十万円だけは準備金というような形にして置いても、これも亦準備金も課税の対象とされては困るから、何かそういう方法を講じて貰つて、或いは減價償却の場合に、うんと獲れた場合に、さつき申上げだように何年ということじやなく、うんと獲れたときには、その利益金から返すということにして貰えば助かると思うのです。
○小川友三君 そうすると、固定資産の減價償却という面で、あなたのお説は償却は非常に少いと、こう言われましたが、その固定資産の償却は少いという見方は、昭和五年から九年までの償却のパーセントと價格で算定した場合であつて、現在の物價から算定した場合には、償却は少いというのは、現在の状態から見た場合は正しいのじやないかと思いますが、この点一つどういう工合に解釈なされますか。
そこで特に問題は、固定資産の減價償却の問題だと思うのですが、帳簿價格の問題も勿論ありましようけれども、これはもうそう大したもんじやないのです。実際は減價償却の問題が中心である。である以上は、將來の物價の見通しというものに関連して、この再評價の問題を取上げて考えればいいのであつて、全体の再評價というようなことまでもやるべきであるかどうかという点について経済團体の間にどんなように意見があるでしようか。
○説明員(内山徳次君) おつしやる意味は、減價償却の方で認めてやるならば、再評價しなくともいいのじやないかという、その意見はまあ最初からございまして、今も勿論ある意見でございますが、併しこの減價償却を認めるためには、資産評價を幾らに見るかということを少くも税務署が認めて呉れなくてはできないわけでございます。
そういうふうな理由あるいは減價償却の状況とかいうふうな問題から案を練りまして、そういうふうなラインでひとつ別の観点から、價格改訂のことを司令部と相談をいたしつつあります。それらに関しまする数字的の内容はまだ申し上げるまでになつておりませんけれども、相当なるこまかい資料をもちまして司令部と折衝をしております。
それから減價償却をよけいとらなければなりませんし。それからそのほかいろいろ通りそうなりくつを並べまして、しきりと詰め寄つております。すでにやつておりますが、強さが幾らか弱いかもしれません。
ちよつと先ほども申し上げましたように、第二次案といたしまして、今の探鉱費の増加とか、品質低下による生産原價の上昇とか、あるいは減價償却費の上昇とかいう問題を実は並べまして、これを何とかその面で解決いたしたい。こういうふうに努力しております。ただ関係方面では初めは物價改訂によつて、この不足を増産によつて補なおうという意思を相当持つておられたようであります。