1975-06-17 第75回国会 参議院 地方行政委員会 第12号
今日までも、御承知のように右翼によって岸総理の刺傷事件、それから淺沼社会党委員長の刺殺事件、河上丈太郎社会党委員長の刺傷事件、ライシャワー駐日米大使の刺傷事件、これらも、いずれもこれは防止されずにそのままやられました。未然に防止できたのは池田首相の福島遊説のときだけだと言われております。
今日までも、御承知のように右翼によって岸総理の刺傷事件、それから淺沼社会党委員長の刺殺事件、河上丈太郎社会党委員長の刺傷事件、ライシャワー駐日米大使の刺傷事件、これらも、いずれもこれは防止されずにそのままやられました。未然に防止できたのは池田首相の福島遊説のときだけだと言われております。
そしてなおかつ、あの日比谷の公会堂で数平方メートルの演壇を守ることができずに、淺沼社会党委員長は生命を落としたわけですね。これらの厳粛なる、また遺憾な事実等から見る場合ですね、あなた方の予算の執行等については若干へんぱな点があって、適正正ではないのではないか。予算の使い方から、人員の配置からいってですね。こういう点についてあなたはどういう見解を持たれるか。
○小倉説明員 淺沼社会党委員長が不慮の死を遂げられましたことにつきましては、直接首都治安の責任にある者としてまことに遺憾に存じております。つつしんで哀悼の意を表する次第であります。 本事案の概要につきましては、ただいま国家公安委員長の御説明の通りでありますが、私から若干の点について補足説明をいたしたいと存じます。
○周東国務大臣 淺沼社会党委員長が去る十が十二日、日比谷公会堂における自民党、社会党及び民主社会党の三党首立会演説会におきまして演説中、右翼の一少年の凶刃により不慮の死を遂げられましたことにつきましては、私どもはまことに遺憾に存じておるところであり、ここにつつしんで哀悼の意を表する次第であります。
〔拍手〕 去る十月十二日、淺沼社会党委員長が三党首の立会演説において演説中、一少年の手によって刺され、不慮の最期を遂げられましたことは、痛恨のきわみであります。(拍手) さきには社会党顧問河上丈太郎君が、また、相次いで岸前首相が難にあわれました。
私は、それより先に、去る十二日、日比谷公会堂におきまして三党首立会演説会の席上、凶刃に倒れられました淺沼社会党委員長の霊に対しまして、参議院同志会一同を代表して、深く哀悼の意を表する次第であります。
それに対して淺沼社会党委員長は何らの反省に意を用いておりません。私は心から嘆くものであります。いたずらに社会党を私は誹謗するものではありません。しかし、ともども国政を負託されておる国会議員として、かような行動に出られる、それを委員長である淺沼君が反省もせずにこれを弁護するがごとき言を弄せられるということは、私はまことに残念しごくであります。