1980-05-13 第91回国会 衆議院 本会議 第24号
そして、この道を守るために淺沼委員長を失うほどの犠牲を払ってまいったのであります。それゆえに、社会党は身をもって平和を守る伝統を持った唯一の政党としての誇りを持っております。もし、大平内閣が依然としてこの危険な道を進もうとするなら、われわれは、新たな決意を持って断固として反対するであろうことを表明して、私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大臣大平正芳君登壇〕
そして、この道を守るために淺沼委員長を失うほどの犠牲を払ってまいったのであります。それゆえに、社会党は身をもって平和を守る伝統を持った唯一の政党としての誇りを持っております。もし、大平内閣が依然としてこの危険な道を進もうとするなら、われわれは、新たな決意を持って断固として反対するであろうことを表明して、私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大臣大平正芳君登壇〕
私は、この条約の締結に当たって、わが党の故淺沼委員長を初め多くの先輩各位が、それぞれの立場を超えて長い年月にわたって尽力をされたことと、園田外務大臣を初め関係者が一字一句に至るまで並み並みならぬ配慮をされた御苦労に対しては深く敬意を表明するものであります。
社会党の淺沼委員長の刺殺事件がございます。河上丈太郎社会党委員長の刺傷事件があります。ライシャワー駐日米大使刺傷事件があります。これはいずれも防止されずにそのまま既遂になっている。未然に防げたのは池田首相の福島遊説の際だとされている。共産党の宮本委員長も熊本空港で暗殺未遂事件の危険に瀕しられた。
国民が今度の事件を見てはなはだ警察の警護の点で疑問を持ちますのは、犯人の筆保というのは、社会党の淺沼委員長の暗殺事件その他を起こした狂暴な前歴をもっておる大日本愛国党の書記長であって、本人自身も暴力行為などで検挙歴六十一回とかいう男でありますが、これをなぜ発見できなかったかという点であります。
淺沼委員長を右翼のテロで失ったわが党として、このことを強く総理に警告をいたします。今後、このような事件の再発を防ぐ最善の道は、政府が憲法を守り、平和に徹する姿勢を明確に示すことであります。 国連創設二十五周年記念総会で、あなたは、日本は軍事大国の道へ進まないと演説をされましたが、日本国民に対し、世界の各国に対して、あなたの演説がうそでないことを、行動によって示す責任があります。
(拍手)統一後も、顧問の要職にあって、鈴木委員長、淺沼委員長を助け、名実ともに党の重鎮として、かけがえのない存在でありました。 昭和三十五年十月、淺沼委員長が凶刃に倒れるや、翌年三月、君は、党大会で満場一致、日本社会党中央執行委員長に選ばれました。自来、全党員の信望を一身に集め、四年余にわたって激職に当たり、党の団結強化と、大衆の生活向上とに全精魂を注がれたのであります。
しかるに、ずっといきさつがございましたが、かつては社会党の淺沼委員長が共同声明を北京で出された。鈴木前委員長がまた行ってこれを再確認をされた。鈴木さんはその後これを取り消されるというようなことがございましたが、去年の秋に行かれた使節団の諸君、これはまた中共ぺースのもとに同じようなことを再確認して帰っておられる。どうもこの辺が私には理解に苦しむところなんでございます。
現実の問題としてそういうことになるから、重要な点で一つ聞いておきたいと思うことは、たとえば淺沼委員長を刺した山口二矢のおやじさんは、あれはたしか自衛隊に関係のあった人でしょう。自衛隊の階級はたしか二佐というのですか、昔の中佐くらいの階級だった。あの人のうちにあった刀ですね。
○安井国務大臣 私は、淺沼委員長を刺殺いたしました山口少年というのは、最近連続して起こっております政治的テロ犯というものの中では一番純右翼的な思想に近いのじゃないかという感じがいたしております。
○安井国務大臣 私は今回の事件が淺沼委員長の事件より軽いとか重いとか、そういうような比重を別に考えておるわけではございません。今回の事件も非常に重要な事件であると考えております。
今回、それから前回の淺沼委員長事件のときにおける本会議の総理の答弁等によって、あるいはこの間うちからの連合審査のときの答弁によりますと、総理は明らかに、法的責任はない、しかしながら政治責任はある、こういうように御答弁なさっております。
それで今度警視総監並びに石岡公安部長を中心にしてお聞きしたいと思いますが、先般山口二矢の慰霊祭が日比谷の公会堂で行なわれた際に、警視庁の左翼担当の警部三名が喪章をつけて参列をした、こういう問題について、先般警察庁にはお聞きいたしたのでありますが、これはわれわれ社会党といたしましては、淺沼委員長があの立会演説の最中に刺し殺されている、そしてその涙のかわかないうちに、同じ場所でこの慰霊祭が持たれて、全国
しかし警視庁としては、これは屋外の場合ではありますけれども、集会なんかする場合は、あすこはいけない、ここに変更したらどうか、あすこ以外のことを考えろというようなことを十分指導して、そうして屋外集会なんかをやる場合に、出た場合、やはり公安条例をたてにとって、もうなんぼわれわれがあとから頼みに行っても全然許可しない、こういうようなことがあるから、そういうことを考えたならば、あの場所で、淺沼委員長が刺殺されたあの
新聞なんかもそういう報道が出ておるわけでありますから、そこをわれわれは考えるときに、あの淺沼委員長が刺殺されたあの場所で、しかも涙のかわかないうちにあの慰霊祭を許可して、そうしてそこに喪章をつけて香典を持って行く、ふだんのいろいろな関係があるから行ったのじゃないか、こういうふうな疑惑が出ておるのであります。
からいきますると、手数料を引き上げた場合においては、少なくともこの簡易郵便局法というものを個人に請け負わす必要はなくなる、これを個人に引き受けさせる理由はない、こういう格好になるのでありまして、そういう点については、これは実は大きな問題でありまして、ずっと前から社会党は絶対反対を唱えてきまして、一度は党と党との国会対策委員長同士の話し合いにもなっておりますし、それからまた、なくなられましたわが党の淺沼委員長
○坂本委員 そこで、一番問題は、もちろん慰霊祭をやるのはこれは自由でありましょうが、淺沼委員長が刺殺をされたその場所で行なわれた。そうしてさらに、当日は右翼関係の警備としては、新聞によれば、五十人以上の方がそこに入っておる、こういうことになるから、その警備においては、やはりその右翼関係担当の者でいいじゃないか。
われわれは善良なる団体行動はやらなければならないのでありますが、あの淺沼委員長が刺殺された当時のごとき、ことに政界、財界から資金が出て右翼団体が跳梁するというようなことは絶対撲滅をしなければならない、民主主義を守る上からもやらなければならぬし、そのためにはやはり山口二矢の刺殺事件については、徹底的な究明をしなければならないと考えるわけであります。
そこでこの重大な問題の、社会党の淺沼委員長がしかも三党首立会演説の席上で刺殺されたその場所に、涙もかわかぬうちに許可をする、許可を拒否するあれがないからやったと言っても、私は今公安条例の規定を覚えておりませんが、ほかには幾らも以前にやっているじゃありませんか。たとえば宮城前でやりたいという場合には、ここは厚生省の許可がなければできないとかなんとか、なんのかんの言ってできなくなる。今度は神宮外苑だ。
選挙の前に、十月の十二日に淺沼委員長が日比谷の公会堂でなさった最後の演説というのは、いろいろな意味で重大な歴史的な演説でございますが、その最後の言葉が議会政治の擁護であり、しかもその絶句となったのが、金の選挙によっては議会政治自身が破壊されるということ、これに触れようとして浅沼さんは凶刃に倒れたのであります。
○辻原委員 特に過ぐる十月の十二日に、わが社会党の淺沼委員長が日比谷の公会堂におきまして、山口二矢なる少年の心ない暴力によって刺殺をせられたのであります。当時このことはわれわれのみならず、社会全般に対して大きな衝撃を与えました。国会は直ちにこの問題を取り上げて、暴力の絶滅に関する決議を行なって、政府に対して今後再びかかる事態の起こらないような具体的措置を要求いたしておるのであります。
現実の問題といたしまして、先ほど法務省から提出いたしました淺沼委員長暗殺事件資料の中の吉村法俊というものをごらんになりましても、ここに被疑者としての容疑の点は何か、東京蓄電器株式会社より現金七千円及び額面合計八万八千八百四十二円の約手三通を預かって取り立てすると称して着服してしまったというような、あるいはその他のいろいろなそういうような多少の性質を帯びたものがあるのじゃないか、それがほとんど資金源になっているのじゃないか
○説明員(竹内壽平君) 淺沼委員長暗殺事件は、あまりにも有名な事件でございまして、新聞等でもかなり詳細に報道されておりますので、事実の内容等につきましては、大方委員の皆様御承知のことであろうと存じます。それにいたしましても、事案のごく概要につきましては、私どもの方で承知いたしております事実関係を、事件資料といたしまして、書き上げまして御配付いたしたわけでございます。
今度の淺沼委員長暗殺事件のあとに来たる多くの検討すべき問題があろうと考えております。そのうちの一つとして、少年法の再検討、年令低下に関する問題を検討されなければなりませんし、山口少年の自殺に関連して少年鑑別所のあり方ということも検討すべきだと考えます。
だからこの間の淺沼委員長の刺殺事件でも起きれば、日本は全く明治時代と変わらぬじゃないかと、こういうことになってしまうと思う。ですから、これはまあ局長にはぜひ運輸省の担当局として、今後一つ運輸大臣にはいいものを作ってもらって、民主日本の、明るい日本を紹介をするように、一つ各省にこの審議会のメンバーになる人に要望してもらう。
前にも申し上げました通り、その左翼の方の指導的な者を一人一殺でやらなければならないというような考えをついに抱くことになったのでございまするが、特に淺沼委員長をどうしてねらったかという理由として、本人が申しておりますのは、これは故人に対しましてはなはだ失礼になるのでございまするが、本人の自供によりますると、淺沼委員長は社会党の中でも右に行ったり左に行ったりして政治的に信念のない、時代便乗のひより見主義者
○池田国務大臣 私は淺沼委員長から一間半、二間ぐらい斜め後方におって、淺沼委員長の演説を、淺沼君を見ながら聞いておったのであります。しかるところ、こちらの私の左手の方からすっと淺沼君のところに人が行って、なぐりに行ったのかくらいな瞬間しか私は見なかった。
○坂本委員 この治安確立同志会は、徳田球一氏を襲撃した古賀一郎氏が副会長であり、さらに淺沼委員長が山口ニ矢に殺害をされまして、その後この治安確立同志会と同じところに山口ニ矢救援会本部、こういう看板がかかっておるわけでございます。従いまして献金は昨年の七月四日ですが、引き続いてこの治安確立同志会が暗躍をしまして、そうしてさらに今度の山口の救援会木部を作っておる。
そして、ついに今回淺沼委員長の不幸を見ましたことは、わが国民主政治の未熟を現わしたものとして、国民に大きな衝撃を与えましたと同時に、外国に対してもわが国の信用を失墜せしめた憎むべき不祥事件であります。(拍手) いやしくも、自由な言論によって運ばるべき民主政治のもとにおいて、その動機、理由、名目のいかんを問わず、凶器をもって政治家の生命を奪うがごときテロリズムは、断じて許されないところであります。
淺沼委員長と同じ名前の東京地方裁判所の浅沼武というあの人情豊かな、ヒューマニズムに富んだ裁判官が何という裁判を下しましたか。今の生活保護法というものはだめだ、憲法二十五条違反だという判決を下しておる。これがあなたの政治のもとにおける日本の大衆の姿です。こういうものに対して、あなたは幾ら上げるということは言えない。幾らにするということも言えない。まずどうですか、二割六分ほんとうに上げますか。
(拍手) 周東国家公安委員長は、北條島八議員が、社会党党首淺沼委員長に加えられた憎むべきテロに関連して、右翼の取り締まりを徹底的に行なうよう政府に要望したのに対し、「右翼暴力の対象となるおそれのある人々に対しても身辺の警戒を強化いたします。ことに、それは御当人がお断わりになれば別のことでありますが、総評その他の方々は大体お望みでありますようでありまして、これらに対しても警戒をやります。」
知は、弱冠のころ、社会運動に関係ある仕事をいたしておりました立場から、淺沼委員長とは日本労農党創立当初より接触をいたしており、従いまして、同君の辺幅を飾らず、しかも富貴を求めず、ただただ一途に社会運動に没頭されてきましたことに対しまして、限りなき敬意を表しておるものであります。
わが党淺沼委員長は、去る十月十二日、三党首立会演説会の壇上におきまして、右翼テロによって刺殺されました。池田さん、あなたの目の前で殺されたのであります。淺沼委員長は、死の瞬間まで、憲法を守り、議会政治と民主主義、平和を守るため、また来たるべき総選挙にはあくまで公明選挙をと、声を大にして叫び続けながら倒れたのであります。
去る十二日、三党首公開演説会場において淺沼委員長が凶刃に倒れましたことは、党派に対する感情をこえて、国民あげての怒りであり一大痛恨事であります。たび重なるテロ事件の横行に対し、政府並びに取り締まり当局に対して、強くその責任を追及するものでございます。
映画や芝居ならいざ知らず、淺沼委員長刺殺の、あの身の毛もよだつような場面が写真にとられ、またテレビで実況放送されるなどということは、近代社会においてあり得べからざることであります。事実、世界において例のないことであります。まさに主権在民の民主政治はおそるべき最大の危機に陥れられたのであります。このことは、国内のみでなく、海外に与えたショックもまた想像を絶するものがあります。
そうして淺沼委員長に対しては、特に丸の内署員一名をもってその身辺警戒に当たらせたのであります。こういう準備をしたのであります。ちょうど、当日二時四十五分ごろに淺沼委員長の演説が始まりますると、場内の愛国党員は盛んにやじったり、あるいはビラをまいたりいたしました。特に二時五十分ごろに愛国党の一員が向かって右側から演壇にかけ上がって、淺沼氏に向かってビラを投げつけたというようなことが起こりました。