2018-03-22 第196回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
資源エネルギー庁では、平成二十九年度より、鉱石中のヒ素について、海外鉱山の採掘現場において、現地の環境基準を満たしつつ、分離、処分することを可能とする選鉱プロセスの開発を進めているところでございます。 したがいまして、委員御指摘の海底熱水鉱床に含まれる不用鉱物の処理につきましても、この陸上鉱山用の技術開発の成果を踏まえつつ研究を進めてまいりたいというふうに考えております。
資源エネルギー庁では、平成二十九年度より、鉱石中のヒ素について、海外鉱山の採掘現場において、現地の環境基準を満たしつつ、分離、処分することを可能とする選鉱プロセスの開発を進めているところでございます。 したがいまして、委員御指摘の海底熱水鉱床に含まれる不用鉱物の処理につきましても、この陸上鉱山用の技術開発の成果を踏まえつつ研究を進めてまいりたいというふうに考えております。
政府としては当然中国以外の国にも資源を求める、こういうことで、海外鉱山の開発を進めているというふうに先ほどもちょっとお伺いしました。一体全体、今どういう国にどういった開発を進めているのか、我が国の進捗状況、また権益確保の状況について手短によろしくお願いいたします。
このことに関しましては、経済産業省といたしましては、引き続き、レアメタルリサイクル対策とともに戦略的な資源外交も大切だと痛感をいたしておるところでございまして、海外鉱山開発の推進、代替材料の開発整備等に取り組んでまいりまして、レアメタル資源の安定供給確保にも努めてまいりたいと存じております。
それはなぜそう申し上げるかといいますと、これからは海外鉱山の確保、開発あるいは技術指導等が必要になってくるわけで、現に行われているわけでありますけれども、やはり国内鉱山というのはそのための技術者の学校でありますし、それからまた優良な鉱山を開発するためには国内鉱山は大切な一つの場所でありますから、このことを申し上げるわけであります。これに対するお答えをいただきたいのが一つ。
例えば銅鉱石で見ますと、九七%がもう既に海外鉱山に依存をしているわけであります。ちなみに鉛は八二・五%、それから亜鉛は六二%、こういうような海外への依存になってきている。そのことは二つの問題があると思うのですね。 一つは、これからも海外鉱山を開発していかなければならない。そのための財政的な、資金的な確保というものは一体どのように考えられていくのか。
○村田国務大臣 海外鉱山の開発の問題は、後藤委員御指摘のように非常に重要な問題でございます。特に、日本は資源その他で国内に賦存するものが非常に少ないのでありますから、したがって、これは今後前向きに対処していかなければならぬ。現在も融資制度その他いろいろそういった海外鉱山開発についての制度がございますが、そうした制度をひとつ有効に使いまして、委員御指摘のような方向で努力をいたしたいと存じます。
そのために、金属価格というのは国際商品でありますから非常に乱高下をするわけでありますけれども、にもかかわらず長期低迷を続けておりますために、海外鉱山等でも、仄聞するところによると、大分休山あるいは閉山の現象を見ておる。国内においても同様であります。単に鉱山だけではなくて、製錬関係におきましても非常に操業率が低くなってきているわけであります。
○小松政府委員 いま先生お話しのように、確かに国内の資源開発というのは、国内資源の有効活用という意味で非常に大事でございますが、同時に、今後日本の場合は、海外鉱山の開発に協力していく場合に、その技術を温存していく、こういう観点からも非常に意味があるわけでございまして、私ども、鉱業政策に対するあらゆる面での助成を考える場合にも、先生御指摘のような点を常に配慮しているわけでございます。
探鉱の重要性あるいは価格安定政策、あるいはナショナルセキュリティーからの備蓄の問題、あるいは鉱害防止に対する対策あるいは海外鉱山の開発の問題、いずれもまことに御同感だと思います。
○後藤委員 時間があとわずかになってまいりましたので、あと二点ばかりお伺いをしたいわけですが、一つは、先ほどの海外鉱山の開発、これはカントリーリスクが大変高い問題を持っているわけですけれども、これに対しての積極的な対策をぜひひとつ政府も考えていくべきではないか。
ただ、この国内資源の開発、国内だけではなくて、海外非鉄金属の開発、安定的な確保というものは大変重要なこれからの課題だと思いますので、最初に大臣から、最近の情勢も踏まえまして、国内鉱山と海外鉱山の開発、あるいは景気が思わしくなくなってまいっておりまして、昨年は大変な価格上昇を見せましたけれども、ことしからかげりが出てまいっております。
海外鉱山を見てみますと、先ほど課長から御説明がございましたように、また私も指摘いたしましたように非常に低品位である、ただ採掘条件が比較的いいのでコストに見合っているわけですけれども、わが国の例を見てみますと、一・五%から二・二%程度の幅での出鉱品位じゃないかと承知をいたしております。つまり一%をちょっと超える程度のものまでも鉱石ではなくて岩石に指定されてしまっているわけです。
そこでお伺いをしたいのですけれども、海外鉱山の品位、たとえば銅等におきましては大体どのくらいの品位を持っているのか。日本の場合に比べまして、いろいろな採掘条件なり経済性等は別にして、鉱石は日本よりも相当高品位なのかそれとも低品位なのか、皆さん方はどういうように判断されておりますか。私、調べたのを見てみますと、たとえばパプアニューギニアのブーゲンビル銅は品位〇・四八%なんです。
細かくは後で長官の方にただしていきますので、お聞きだけいただきたいと思うのですけれども、海外鉱山の開発にいたしましても、ただ大学で鉱山技術を学んだだけでは海外鉱山の開発もできないのです。
そこに書いてございますように、新しい海外鉱山を開発したら一体どのくらいかかるのだということを挙げてあります。 まず、アとして銅ですが、われわれは数年間、ペルー北部のミチキジャイ鉱山というのを計画いたしました。調査は十分済んで、さて建設に入るというところまで参って、いま中断をいたしております。
これは加工貿易国であるところの日本の原料確保という面において海外鉱山を開発するという事業にも、国内にそうした技術習得の場所がなくなるということになりますと、将来に禍根を残すことになるのでございます。 したがいまして、この円高というものが起きたがゆえに、この非鉄金属業界というものが大変な苦衷に追い込まれているわけでございます。私どもは円高問題に対して重大な関心を昨年の春以来抱いてまいりました。
○政府委員(増田実君) 国内鉱山の重要性につきましては、ただいま沢田先生のおっしゃられるとおりでございまして、私どもも国内資源が最も安定した供給源であるということ、また、海外における鉱山を開発するに当たりましても、国内鉱山というものを持っているということが、人的にも技術的にも一つの海外鉱山開発の基盤になっている。
○政府委員(増田実君) 国内鉱山とそれから海外鉱山との鉱石の価格比較につきまして、ただいま先生がおっしゃられましたように、だんだん縮まってきてはおりますが、しかし、やはり国内鉱石の割り高というものは、これはなかなか解消できないと私どもも思っております。
ただ、これも午前中申し上げましたように、国内鉱山に対する私どもの見方というのは、まず第一に、国内鉱山が国産の最も安定した資源の供給者であるということ、それから第二には、現在製錬業界は相当大きな比率で海外の鉱石に依存しておりますが、この海外の鉱石を買い入れる場合、また、海外の鉱山を開発する場合にも、国内に鉱山があることが、この海外鉱山の開発あるいは海外鉱山からの鉱石買い入れにとりましていろんな意味でプラス
○増田政府委員 先ほど、国内鉱山から海外鉱山にどうしても依存度が移らざるを得なかったということを申し上げました。今度は海外の鉱石につきまして、従来単純にこれを買鉱しておったのを、融資買鉱という形で、融資をするのと引きかえに長期契約をいたしましてそれを確保するという形になっております。
したがいまして、問題のないような形であるのみならず、現地の発展に寄与するような形で海外開発を進めるという冒頭の岡田先生の御指摘を前提にいたしますと、どうしても危害の防止と鉱害の防除に万全の措置を講じながら海外鉱山開発を進めていかなければならぬわけでございます。
そこで、現実にこういう方向でどういう形で海外鉱山開発をやる際にこれを実行に移していくかということでございますが、一般的には、御案内のように、昨年六月経団連等五団体が自主的に発展途上国に対する投資行動の指針を発表しておりまして、その中で受け入れ国の環境保全に十分つとめるという方針を明示いたしておりますし、私どもといたしましても当然のこととして評価しております。
実は、参考人が昨年、海外鉱山開発の問題について新聞などに発表された中に出ておる問題についてお伺いするわけですが、現地製錬ということをやることは、発展途上国の期待している鉱業化促進にも一役買うことになるということで、河合参考人は、現地製錬のメリットというものを高く評価されておるように私、承知しておるのですが、これに間違いないかどうか。
○外山政府委員 地金の需給の関係でございますが、これは四十七年度の数字で申しますと、国内鉱山から出たのが十一万四千トン、それから海外鉱山から出ているのが六十三万五千トン、それからブリスターで出ているのがそのうちの十二万一千トン、その他七万五千トンで、生産としての供給が八十二万四千トン、それから地金で輸入されたかっこうが十五万二千トン、合わせまして供給が百五万三千トンでございます。
それからまた、先ほど来森嶋参考人も申されましたように、国内鉱山というのは、何といっても海外鉱山開発の母体でありますので、これがなくなりますれば、何をもって海外鉱山の開発ができるかということになるわけであります。したがいまして、そういう意味におきまして、国内鉱山は海外開発の母体とわれわれ考えております。何としてもこれを維持しなければならない、こう考えております。